livetune feat.初音ミクの楽曲をフィーチャーしたGoogle ChromeのCMなどを手がける映像作家わかむらPが、人気ボーカロイドナンバーのPVを集めた映像作品集「at first sight - Best Selection of わかむらP feat.初音ミク」をリリース。これを記念して3月10日、東京・ソニービル8階コミュニケーションゾーンOPUSでトークイベントが開催された。
今回のイベントの目玉は200インチの4Kディスプレイ。4KとはBlu-rayなどに採用されるフルハイビジョンの約4倍の画素数を誇る映像フォーマットのこと。当日MCを務めた声優・井ノ上奈々の紹介で登場したわかむらは「at first sight」購入キャンペーンに当選した観客たちとともに大画面・超高精細ディスプレイで
映像鑑賞中、わかむらは曲ごとに制作裏話を披露。ボーカロイド動画制作最初期はボーカロイドキャラクターを操るソフトMMD(Miku Miku Dance)と背景映像の制作ソフトの同期機能がなかったため、1コマ1コマ目見当で人物と背景をリンクさせていたことや、女の子のブーツのたわみこそが自身の萌えポイントであり、そこにはこだわり抜いたことなどを明かした。
映像鑑賞後はざっくばらんな質疑応答に。カイリー・ミノーグ「Love At First Sight」のPVに影響を受けてボカロ動画の制作を始めたから作品集のタイトルを「at first sight」にしたことなどに加えて、制作予算やギャランティについても言及。「ボカロP個人からのオファーなら基本的に安価で制作するが、その裏にレコード会社の影が見えたらふっかけます!」と明言した上で「他社に出している見積りには『at first sight』のレーベルスタッフには絶対に見せられないような金額を書いている」と語り、会場の笑いを誘った。
なおわかむらは、今回のイベントのために「at first sight」にも収録されている八王子P feat.初音ミク「Baby Maniacs」PVを4K仕様にバージョンアップ。「仕事場のパソコンのスペックでは4K画質を満足に再生できなかったため妄想で動画を作った」「映像の編集ではなく、生成だけで丸2日かかった」「この画質が業界標準になったら今まで以上に手間や計算時間はかかるのに追加の制作費用をもらえなくなるから困る」などとユーモアを交えつつ披露されたその映像の圧倒的な画質に会場に詰めかけたファンは息を飲んでいた。
わかむらP「at first sight - Best Selection of わかむらP feat.初音ミク」収録曲
01. エレクトリック・ラブ / 八王子P feat.初音ミク
02. Sweet Devil / 八王子P feat.初音ミク
03. who am I? / ゆよゆっぺ feat.鏡音リン
04. いいわけLove Song / 2D M3NTiON feat.初音ミク
05. Melody line / SmileR feat.初音ミク
06. TRAP×TRAP / 八王子P feat.初音ミク
07. Baby Maniacs / 八王子P feat.初音ミク
08. To Dimension / 2D M3NTiON feat.初音ミク
09. "Call me" / ヒゲドライバー feat. 重音テト
10. Memories / SmileR feat.初音ミク
11. ジュリエッタとロミヲ / emon(Tes.) feat.鏡音リン
12. Birthday Song for ミク / Mitchie M feat.鏡音リン・レン、巡音ルカ、KAITO、MEIKO(ボーナストラック)
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音楽ナタリー @natalie_mu
わかむらP、映像集リリース記念イベントで4K映像を堪能 http://t.co/uioawb9pzV