昨日9月9日、
コブクロがワンマンライブを行うのは、昨年8月28日のツアー最終公演以来約1年ぶり。この日は厳しい残暑の中、約5万人のファンが2人の復活ライブを観ようと集まった。イントロの「交響曲第5296番」が流れ、いよいよライブがスタート。小渕健太郎は勢い良く走りながら、黒田俊介は観客からの声援に手を挙げて応えながら登場した。
1曲目は2001年に発売された2ndシングル「轍」。冒頭から2人はステージ上を全力で走り回り「潮騒ドライブ」へなだれ込む。そして「コブクロが、コブクロが帰ってきたぞ!! ただいま! 帰ってきましたコブクロです」とファンへ復帰の第一声を届けた。その後のMCでは「ストリートから始めたから、もう一度スタートするときもストリートから始めたくて。今日はストリートライブのように楽しんでいただきたいです!」と、復帰後初のワンマンライブがなぜ野外フリーライブになったのかを説明した。
「手紙」「流星」「To calling of love」とバラード曲が続くパートでは、静まり返った広場に風の音と2人の歌声だけが響く。しかし感動的なムードに浸った直後、黒田は「みんなを前に謝らなくちゃいけないことがあります!! さんざんリハーサルをして途中でマイクを変えるはずが、そのまま歌ってしまいました! ごめんなさい。17年目で初めて緊張したのかも!」と告白。思わぬ懺悔にオーディエンスからは笑いが起こった。
アンコールはファンの歌う「ストリートのテーマ」にあわせて、小渕が指笛を奏でながら登場。小渕はこの日のライブと休養期間を振り返り「本当にうれしかったです! 5万人のお客さんを前に、確かなことを感じました。自分を見直す時間をもらって見えてきたことがたくさんあって、マイナスに考えてもそこから光を見つけていくことも知りました」「休みに入って最初何もやる気が起こらなかったのですが、人伝いに黒田が待ってると言われたんです。そうなんだと思ったらどんどんお客さんの顔が見えてきて……そして今日ここにたどり着きました!」と語る。そして涙をこらえながらデビュー曲「YELL~エール~」を力の限り熱唱した。
ラストに披露されたのは、ファンによる人気楽曲アンケートで1位を獲得した「ココロの羽」。この曲はファン同士が手をつなぎコブクロとともに歌うのが恒例とあって、この日も場内には圧巻の風景が広がった。「♪こんなに会いたい 今すぐ会いたい」という歌詞のとおり、待っていたファンに少しでも近づこうと、2人は客席の後ろまで走り、会場を1周しながらパフォーマンス。どんなに大規模でもストリートライブ時代の姿勢を忘れない、コブクロらしい心温まるステージとなった。
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音楽ナタリー @natalie_mu
「コブクロが帰ってきたぞ!!」大阪5万人フリーライブ大成功 http://t.co/3rkEurta