the telephones、渋谷6DAYSで「ディスコの向こう側」へ

2012年5月8日 1:23 245 1 音楽ナタリー編集部

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the telephonesが、昨日5月7日に東京・渋谷CLUB QUATTROで全国ツアー「D.E.N.W.A KINGDOM TOUR」のファイナル公演を実施した。

the telephonesとは？

2005年に埼玉県北浦和にて結成されたロックバンド。現在は石毛輝（Vo, G, Syn）、岡本伸明（Syn, Cowbell, Shriek, Cho）、松本誠治（Dr, Cho）の3人で活動している。ポストパンク / ニューウェイブにも通じるダンスロックサウンドで各地のフェスを席巻し、2009年7月にアルバム「DANCE FLOOR MONSTERS」でメジャーデビューを果たした。その後もコンスタントに新作をリリースし、2013年9月にはPOLYSICSと合同で初のヨーロッパツアーを敢行するなど、ワールドワイドに活動を展開している。2024年11月に「LV99勇者」、12月に「Zan“讚”」と、台湾のポップパンクバンドPAPUN BANDとのコラボ曲をリリースした。2025年1月から2月にかけて対バンツアー「PAPUN BAND×the telephones Presents LV1 to LV99 Tour -GAME START-」を行う。

the telephones（撮影：古渓一道）

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the telephones（撮影：古渓一道）

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満員の観客がフロアを埋め尽くす中、メンバー4人がステージに登場し、石毛輝（Vo, G, Syn）が「ファイナル！渋谷！全力で踊ろうぜ！」と叫ぶと、ひときわ大きな歓声が起こる。バンドは1曲目「White Elephant」からライブをスタートさせ、フロアの熱気は一気に上昇。岡本伸明（Syn, Cowbell, Cho）は「天井に届くくらいジャンプしようぜ！」と煽り、4人は「A A U U O O O」「Yeah Yeah Yeah」「A.B.C.DISCO」と、スピード感あふれるナンバーを連発していく。

最初のMCを挟んで、続く「New York City」で石毛は歌詞を「Shibuya City」と変えて披露。その後も「I Am Me」「swim,swim,swim」などのナンバーを繰り出し、バンドはそのディープな一面を見せつつ、休まずにフロアを踊らせ続ける。

そして迎えた後半戦は「I Hate DISCOOOOOOO!!!」からスタート。その後もバンドはほぼノンストップで「DISCO AGE MONSTERS」「Urban Disco」といったアッパーチューンを畳みかけ、フロアは狂乱のディスコ状態に。長島涼平（B, Cho）と松本誠治（Dr）によるリズム隊は太くうねるビートを叩き出し、岡本はカウベル片手にステージ内を所狭しと駆け回る。石毛が「ディスコの向こう側に行こうぜ！もっとハッピーになろうぜ！」と叫んで始まった「HABANERO」では、石毛が曲間でギターを置いて側転を決める場面もあり、フロアはさらに熱狂の渦に包まれた。大盛り上がりの「Monkey Discooooooo」を経て迎えた本編ラストでは、最高潮のまま「D.E.N !」「W.A !」のコール＆レスポンスから最新曲「D.E.N.W.A」に突入。汗だくのフロアに石毛の操る電子音のフィードバックが響く中、メンバーはいったんステージをあとにした。

そして、アンコールを求める手拍子はいつしか「D.E.N.W.A」コールに変わり、再びメンバーが登場する。石毛は「お知らせがあります」と切り出し、秋に新たなツアーを行うこと、その開幕戦として9月21日に東京・SHIBUYA-AXで「KICK OFF DISCO!!!」と題したライブを開催することを発表した。さらにこのゴールデンウイーク公演に出演したゲストバンド5組の名前を挙げて「でっかい拍手を！」と感謝の気持ちを表現。そのままアンコールに応えて「WoNDeR WoMaN」「Can't Stop Loving You」を演奏した。

さらに石毛はフロアを見渡しながら「俺たちはきっと世界一幸せなバンドだと思います。なぜなら世界一のオーディエンス＝テレフォンズピープルがいるから。バンドを組んで8年、こういう光景を見るたびに音楽っていいな、人間っていいなと思います」と素直な言葉を口にし、ダブルアンコールの楽曲として「Love & DISCO」をプレゼント。ハッピーなキラーチューンで会場が一体となる中、約2時間のワンマンライブは大団円を迎えた。

なお、この日のライブは、ゴールデンウイークに計6日間にわたる渋谷CLUB QUATTRO公演のラストを飾る形で開催されたもの。最終日以外は全てゲストを迎えたツーマンライブとして企画され、4月29日には0.8秒と衝撃。、30日にはストレイテナー、5月3日にはDRUMS OF DEATH、4日には髭、6日にはCOMEBACK MY DAUGHTERSが登場した。6日間のチケットは全てソールドアウトを記録し、6日間あわせて5000人以上の観客が彼らのライブパフォーマンスに酔いしれた。

the telephones「KICK OFF DISCO!!!」

2012年9月21日（金）東京都 SHIBUYA-AX
OPEN 18:00 / START 19:00
※ゲストバンド後日発表

the telephones「D.E.N.W.A KINGDOM TOUR」2012年5月7日セットリスト

01. White Elephant
02. sick rocks
03. Punk Is Not Heavy Metal
04. A A U U O O O
05. Yeah Yeah Yeah
06. A.B.C.DISCO
07. New York City
08. Just One Victory
09. I Am Me
10. swim,swim,swim
11. I Hate DISCOOOOOOO!!!
12. DISCO AGE MONSTERS
13. Crash The TV
14. Urban Disco
15. D.A.N.C.E to the telephones!!!
16. HABANERO
17. Monkey Discooooooo
18. D.E.N.W.A
＜アンコール＞
19. WoNDeR WoMaN
20. Can’t Stop Loving You
＜ダブルアンコール＞
21. Love & DISCO