ムックが5月4日にニコニコ生放送にて、9:00から21:00まで12時間にわたる特別密着番組「ムックの生でダラダラみませて(SATOち命名)」を配信した。
5月4日は今から15年前の1997年、ムックが地元・茨城県水戸市で初めてのライブを行ったバンド結成記念日。結成15周年のアニバーサリーデーに密着した貴重な番組は朝、東京・恵比寿の路上で逹瑯(Vo)が車に乗り込むところからスタート。そして各メンバーを東京都内でピックアップするが、ミヤ(G)は予定の集合場所に現れず、YUKKE(B)は車中の逹瑯から「武道館アーティスト、ムックのYUKKEさんですよね!」と大声で呼ばれ通行人の注目を集める。SATOち(Dr)は人通りの激しい原宿の路上に、おなじみの80年代アイドル風衣装で現れてメンバーとニコ生視聴者を爆笑させるなど、冒頭から波乱の展開となった。
車はその後、常磐道を使って関東地方を北上。その途中には視聴者からのコメント数が増えるたびにレア音源を流したり、メンバーがくじ引きで決定した「3分以内で1000円ぴったりの買い物をする」「Twitterで変顔を披露する」といった指令に従うなどの企画も行われた。そして車が結成の地である茨城県水戸市内に入った13:00頃、この日のメイン企画を発表。彼らが初めてライブを行った島村楽器水戸マイム店のスタジオにて、17:00より40名限定のライブを行うことを告知すると、視聴者からは驚きや喜びのコメントが殺到した。
水戸市に到着したメンバー一同はライブ会場へ直行。楽屋でひと息、と思いきや早速ライブに向けてリハーサルを開始する。入念にサウンドチェックを行う4人の表情からは、ライブにかける意気込みが感じられた。しかしライブを目前に控えていても1時間ごとに行われているくじ引きによる指令ゲームは続行。到着早々のゲームではYUKKEが当たりを引き、ビル内のショップへポスターを貼りに行かされることに。さらに指令ゲームの最終回ではミヤが当たりを引き、防音完備のスタジオ内で母親への感謝を叫んでみせた。ちなみにメンバーがゲームやリハーサルを繰り広げている一方、店舗周辺にはファンが続々と集結。厳選な抽選の上、40名がプレミアムライブに参加する運びとなった。
いよいよ17:00を迎え、この日のメインイベントであるライブがスタート。オープニングナンバー「蘭鋳」から異様な盛り上がりをみせ、続いての「絶望」ではハードなリフにあわせて観客がヘッドバンギングを繰り返す。あまりの熱気にスタジオのガラスドアが結露してしまい、逹瑯は「ちょっとリーダー激しい曲続けてやりすぎ! 酸素薄いよ!」とうそぶく。しかしそんな逹瑯の言葉を無視するかのように、この日は激しいレアナンバーの連続に。会場に集まったコアなファンですらもライブで初めて聴くという「翼をください」、逹瑯の「それやる? やっちゃうの?」という意味深な言葉から始まった超初期ナンバー「クランケ」、タイトなアンサンブルが魅力の「家路」などが届けられた。
地元ライブということでMCではメンバーが結成時の思い出を告白。初ライブの際サポートとして参加していたSATOちがあまりの楽しさに「俺、ムックに加入する!」と宣言した逸話や、YUKKEがビル内にあるメガネ屋で青いコンタクトレンズを購入したこと、当時ミヤが書いていた歌詞の特徴など、ムッカー垂涎の貴重なトークが続出。ユニークなエピソードが披露されるたび笑い声が室内に響きわたった。40人のoiコールがスタジオ内がひとつになった「謡声」を経て、最後に届けられたのは「ニルヴァーナ」。レーザーが飛び交う室内でメンバーも観客ももみくちゃになりながら大暴れする。4人は感無量の表情で40人の拍手と笑顔に見送られて楽屋へと戻っていった。
しかしライブが終わっても配信は終わらない。近くの居酒屋に移動したメンバーは、続いて反省会と称して飲み始める。大仕事を完了させた4人は、肩の荷が下りたのか和らいだ雰囲気に。ゲームをしたり、料理に舌鼓を打ったりしながら思い出話や地元トークに花を咲かせる中で夜は更けていった。
なおムックは6月9日に千葉・幕張メッセ国際展示場ホール1~3にて、結成15周年ライブ「
さらに結成記念日の様子は、5月18日(金)26:30~27:00にテレビ東京「ロック兄弟」にてオンエアされる。メンバーコメントも紹介予定なので、視聴環境がある人はお観逃しなく。
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音楽ナタリー @natalie_mu
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