昨年3月、グループの念願としていた埼玉・さいたまスーパーアリーナでの3回目のワンマンライブを成功裏に終え、新たに「アリーナツアー開催」を目標に掲げたえびちゅう。今回のライブはそのアリーナツアーに向けた第一歩として行われ、代表曲からレア曲まで多彩なセットリストで集まったえびちゅうファミリー(私立恵比寿中学ファンの呼称)を楽しませた。
桜木心菜20歳「立派な大人になりたい」
ライブのオープニング映像では制服姿のメンバー8人が公園に集まり、笑顔を交わしながらタイムカプセルを埋める様子が映し出される。自分たちの未来に思いを馳せるような映像に続き、ステージに登場した8人は「大人はわかってくれない」でライブの口火を切った。ナポレオンジャケットに和柄のスカートを組み合わせたおめでたさ満載の衣装に、ファミリーからは大歓声が起こる。スカートの中央を飾る「寿」の金刺繍の上には、小さく「恵比」の文字があしらわれるという小粋な演出も。その後8人はアリーナに降り立ち、センターステージへ移動しながら「フォーエバー中坊」「エビ中一週間」など、えびちゅうの“中学生”らしさにフォーカスした楽曲を連投。「えびぞりダイヤモンド!!」ではスパークラーの輝きに照らされながら華やかな笑顔を見せた。
冒頭の自己紹介ではメンバー内で唯一の20歳である桜木心菜が「ようやくハタチになりまして……」と成人式を迎えたことを報告し、小久保柚乃のリードで会場内にいる20歳のファミリーと桜木を全員でお祝いする。桜木は祝福の声に「立派な大人になりたいです!」と改めて決意を述べた。
えびちゅうの四季を表現、ユニットパフォーマンスも
ここからはえびちゅうのさまざまな楽曲が、春夏秋冬の4つのパートに分けて披露されていく。春のパートの1曲目に披露されたのは、長らくライブで歌われていなかった「サクラ・ゴーラウンド」で、イントロからすさまじい大歓声が起こった。さらに8人は「梅」「春の嵐」と、えびちゅうのライブに欠かせない“春曲”を連投する。一転、場内に雨音が鳴り響く中、メンバーそれぞれの切ない表情と歌声でファミリーを魅了したのは「どしゃぶりリグレット」。濡れたガラス越しに撮影したメンバーの姿をスクリーンに投影するという映像演出が、ドラマチックな楽曲を一層引き立てた。ここから季節は夏へと移り変わり「23回目のサマーナイト」「ラブリースマイリーベイビー」が軽やかにパフォーマンスされた。
秋のパートが始まる前にはメンバーが2人ずつのユニットに分かれ、それぞれの秋を満喫する映像が流れる。真山りかと小久保は貸本屋で“読書の秋”を、中山莉子と風見和香は焼肉店で“食欲の秋”を堪能。安本彩花と仲村悠菜はダンススタジオで汗を流し“スポーツの秋”を、桜木と桜井えまはカラオケボックスで“音楽の秋”を楽しむ。その流れのまま、4組によるユニットでのパフォーマンスが繰り広げられた。
トップバッターの桜木と桜井は「BLUE DIZINESS」を、この日のための新たな振付でクールにパフォーマンス。安本と仲村は「PANDORA」をロックシンガーさながらにアグレッシブに熱唱し、中山と風見は「参枚目のタフガキ」をセンターステージで歌ったのちにメインステージまで猛ダッシュする。ラストを飾った真山と小久保はスタンドマイクに向かい「愛のレンタル」を甘く歌い上げた。
直後のMCでは8人が各ユニットのパフォーマンスを振り返る。「PANDORA」について安本は「2人で歌えるか不安だった」と告白し、仲村は「呼吸の大切さを学びました(笑)」としみじみ。中山は各スポーツ番組で大活躍する風見と並んでアリーナを全力疾走させられたことに「私を道連れにしないで! “エビ中のエンジン”だけど走るとは言ってない!」と不満を漏らし、メンバーやファミリーの笑いを誘った。そして全員が白いコート姿にチェンジし、冬パートの楽曲として「Crystal Drop」を披露。この季節にぴったりの凛とした空気感がアリーナに満ちた。
新曲のテーマは“ありのままの自分を愛す”
8人のダンスパフォーマンスに続いては、各メンバーが1曲ずつセンターを務めるメドレーコーナーが始まった。安本が「ボイジャー」、桜木が「キャンディロッガー」、風見が「朝顔」、小久保が「Lon de Don」、仲村が「アンコールの恋」、中山が「CHAN-CHARA-CHAN」、桜井が「紅の詩」、真山が「響」をそれぞれ歌唱。個々のキャラクターにぴったりな選曲のイントロが始まるたびに、ファミリーたちは大いに沸き返った。和やかなメドレーのあとは4月22日にリリースされるニューシングル「えび♡バディLOVE」がファミリーの前で初披露された。真山が「『ありのままの自分を愛す』というテーマで作りました」と語ったこの曲は、前向きなメッセージを詰め込んだアッパーチューン。8人それぞれの個性を反映した歌詞でもファミリーを盛り上げた。
新曲披露による熱狂の余韻が残るアリーナが暗転し、ここで上映されたのはタイムカプセルを埋めたあとのメンバーたちの映像。公園のベンチにたたずむ仲村は見知らぬ年配の女性に「私もそんな制服を着てたのよ」と話しかけられるが、その様子を目にした桜井は「なんか、悠菜に似てるね?」とつぶやく。そこで場面は切り替わり、その女性を含む8人がタイムカプセルを掘り起こす光景が映し出された。仲村に話しかけていたのは未来の彼女自身だった──そんな想像をファミリーに与えつつ、ライブは最後のブロックへと突入する。
オーロラ色にきらめくセーラー服衣装に身を包んだ8人は「君のままで」「SCHOOL DAYS」「きっとインフィニティー」「Buzzer Beater」と、えびちゅうの“青春感”が印象的なエモーショナルなナンバーを立て続けに披露する。仲村の「ライブに来たら絶対後悔させないえびちゅうで待っているので、2026年もたくさん私たちに会いに来てください」、桜井の「今年も私たちらしく、皆さんらしく、ハッピーに一緒に過ごしていきましょう」という言葉に続く最後の楽曲は「YELL」。2026年に向けたエールをファミリーに送るような、はつらつとしたパフォーマンスが届けられた。
生誕ソロライブ、春ツアー、FAMIEN…2026年も止まらない
アンコールの「元気しかない!」「BangBangBeat」ではアリーナを隅々まで歩き回り、タイトル通り元気いっぱいにファミリーとコミュニケーションを取ったえびちゅう。メインステージに戻ったあとはメンバー8人が今年行う恒例の生誕ソロライブの日程、さらに4月18日からのホールツアー開催や恒例の野外ワンマンライブ「FAMIEN 2026」の日程を一挙に発表。2026年も積極的に活動していくことをアピールし、約2時間半におよんだライブを「Anytime, Anywhere」で締めくくった。
春ツアーのチケットは公式ファンクラブにて1月25日まで先行抽選予約を受付中。各メンバーの生誕ソロライブと「FAMIEN 2026」のチケット詳細は後日発表される。
セットリスト
「私立恵比寿中学 新春大学芸会2026~SEIJIN CHUGAKUSEI GT~」2026年1月12日 Kアリーナ横浜
01. 大人はわかってくれない
02. フォーエバー中坊
03. エビ中一週間
04. えびぞりダイアモンド!!
05. サクラ・ゴーラウンド
06. 梅
07. 春の嵐
08. どしゃぶりリグレット
09. 23回目のサマーナイト
10. ラブリースマイリーベイビー
11. BLUE DIZZINESS / 桜木心菜・桜井えま
12. PANDORA / 安本彩花・仲村悠菜
13. 参枚目のタフガキ / 中山莉子・風見和香
14. 愛のレンタル / 真山りか・小久保柚乃
15. CRYSTAL DROP
16. DANCE INTER
17. メドレー(ボイジャー / キャンディロッガー / 朝顔 / アンコールの恋 / CHAN-CHARA-CHAN / 紅の詩 / 響)
18. えび♡バディLOVE
19. 君のままで
20. SCHOOL DAYS
21. きっとインフィニティー!
22. BUZZER BEATER
23. YELL
<アンコール>
24. 元気しかない!
25. Bang Bang Beat
26. Anytime, Anywhere
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