The Whoops半年ぶり新曲は「バラード」、しかし全然バラードではない

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埼玉・北浦和発ロックバンドThe Whoopsが半年ぶりとなる新曲「バラード feat.みちる」を本日12月17日に配信リリースした。

The Whoops

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「バラード」はみちる(ex.グミ、みなみ)をゲストボーカルに迎えた、バンドを始めた頃の青さや、エモーショナルな感情を詰め込んだ楽曲。曲名に反し、まったくバラード調ではない点にも注目だ。この曲についてミヤタ(Gt, Vo)は「どうか沢山聞いてください。いつかまた思い出して聞いてください。今見えている何気ない人生の名場面たちを、この曲が呼び起こしてくれますように!」とコメントしている。

The Whoops「バラード feat.みちる」ジャケット

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ミヤタ(Gt, Vo)コメント

うだつの上がらない10代の記憶の中にも
キラキラした思い出がある。

それを記録したわずかな写真たちは
上京してすぐ、ポケットに携帯を突っ込んだまま
無邪気に飛び込んだ新潟の潮水によって帰らぬものとなった。

季節が変わる度に感じる街の匂いの変化があって
ふと胸を掴まれたようにぼんやりとあの頃の名場面を思い出す。
でも思い出す力はあまりに頼りない。なんだか輪郭を掴めない。僕らは「写メ」を撮れる世代だったのに
なぜかあまり写真を撮らなかった。撮っておけばよかったな。
もっといえば海になんて飛び込まなければよかったな。

そんなことを思いながら部屋でギターを爪弾いていたら
そのまま一筆書きのように生まれた曲です。

胸に沈み込むような、そんな名曲を見つけた時、
もしあの日に聞いていたらどんな気持ちになったんだろうか
と思うことがある。
何もない実家の畳の6畳間。レコードでも聞いていたら
少しはカッコついたのかな、あの子も一目置いてくれたのかな、なんて情けない妄想をする。
たくさんの捻くれを経て、この曲にはその頃の気持ちや、バンドを始める頃の青さみたいなものをもう一度込められるようになった。
でも、そのまま歌うのはちょっと恥ずかしいから
一緒に歌ってよ、って声をかけたのがゲストボーカル みちるです(ex.グミ、みなみ)。
温かい透明感のある声は、この曲にいつもと違った色をつけてくれました。作った時から頭の中で歌ってくれていたので、本当にこの人しかいなかった。おかげで素晴らしい曲になりました。

どうか沢山聞いてください。いつかまた思い出して聞いてください。今見えている何気ない人生の名場面たちを、この曲が呼び起こしてくれますように!

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The Whoops @thewhoops

ほんまにそう https://t.co/m8D9kgb1bw

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