ミセスが初めて見せた“曲が生まれる瞬間”、その覚悟を明かす「本来は人に見せるものではない」

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Mrs. GREEN APPLEのライブフィルム「MGA MAGICAL 10 YEARS ANNIVERSARY LIVE ~FJORD~ ON SCREEN」とドキュメンタリー映画「MGA MAGICAL 10 YEARS DOCUMENTARY FILM ~THE ORIGIN~」の公開を記念して、本日11月29日に2作連続上映イベントが東京・TOHOシネマズ 日比谷で開催された。イベント内では舞台挨拶も行われ、Mrs. GREEN APPLEのメンバーが登壇した。

Mrs. GREEN APPLEとは?

2013年結成。2015年EMI Recordsからミニアルバム「Variety」でメジャーデビュー。「青と夏」「僕のこと」「ロマンチシズム」といったヒット曲を生み出すも、メジャーデビュー5周年となる2020年7月8日に“フェーズ1完結”を宣言して活動休止期間に入る。約1年8カ月の活動休止期間を経て、2022年3月に“フェーズ2開幕”を告げて活動を再開した。2023年にリリースした楽曲「ケセラセラ」で「日本レコード大賞」を受賞。同年に「第74回NHK紅白歌合戦」初出場を果たす。2024年4月に発表した楽曲「ライラック」はリリースから1年を経ても配信チャートで独走し、ストリーミングの累計再生回数は6億回を突破している。同年7月に日本のバンド史上最年少となるスタジアムツアーを開催。年末にはバンド史上初の「日本レコード大賞」連覇を果たした。2025年5月に音楽アワード「MUSIC AWARDS JAPAN 2025」で最優秀アーティスト賞を受賞。6月には神奈川・Kアリーナ横浜でエンタテインメントショー「Mrs. GREEN APPLE presents 『CEREMONY』」を開催した。7月から東京ディズニーリゾートのスペシャルイベント「サマー・クールオフ at Tokyo Disney Resort」にて、日本人アーティスト初となるコラボレーションを実施。同月にデビュー10周年ベストアルバム「10」をリリースし、アニバーサリーライブ「MGA MAGICAL 10 YEARS ANNIVERSARY LIVE ~FJORD~」を神奈川県・山下ふ頭を行う。10月から12月にかけて5大ドームツアー「Mrs. GREEN APPLE DOME TOUR 2025 “BABEL no TOH”」を開催する。国内の楽曲ストリーミング総再生は100億回を達成。

Mrs. GREEN APPLE

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Mrs. GREEN APPLEのライブを、世界で唯一お客さんとして観れない3人

昨日11月28日に2作同時公開されたライブフィルムとドキュメンタリー映画。ライブフィルムは7月26、27日に神奈川・山下ふ頭特設会場で行われたアニバーサリーライブ「MGA MAGICAL 10 YEARS ANNIVERSARY LIVE ~FJORD~」の模様を収めたもので、ドキュメンタリーでは映画の主題歌「Variety」を書き下ろして観客に届けるまでの300日間に密着している。

イベントではライブフィルム、ドキュメンタリーの順に映画が公開され、メンバーは2作品の上映の間に登場。大森元貴(Vo, G)はライブフィルム公開に至った理由について「メジャーデビュー10周年というアニバーサリーの大事ライブですので、多くの人に観てもらいたい。ライブ当日に配信もしたんですけど、観ることができなかった人もいると聞いたので、改めて作品として届けるべきだなと思いました」と語った。ライブフィルムを観た若井滉斗(G)は「映画ならではの発見がたくさんありました。こんなところでこんな表情をしていたんだって。ライブが始まる直前の僕の顔見ました? いい表情だったよね」とアピール。藤澤涼架(Key)が「Mrs. GREEN APPLEのライブを自分たちがお客さんとして体感できることってないよねってメンバーで話してたんです」と話すと、大森も「Mrs. GREEN APPLEのライブを世界で唯一お客さんとして観れない3人です」と頷いた。

「ライブが始まる直前の僕の顔見ました?」とアピールする若井滉斗(G)。

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藤澤涼架(Key)

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「この人たちも生き物なんだな」ということが伝わる機会になるといい

続いて、これから上映されるドキュメンタリー映画の話になると、大森は「(ネタバレを)全部言っちゃおうかな」と茶目っ気たっぷりに話す。「全部は言い切れないよ!」と若井が横からさえぎると、大森が「ツッコミ入れるところはそこじゃない(笑)。ネタバレ言っちゃダメだよ!」とツッコミ返すというほほえましい場面もあった。

「コロンブス」演奏シーンを再現する大森元貴(Vo, G)と若井滉斗(G)。

「コロンブス」演奏シーンを再現する大森元貴(Vo, G)と若井滉斗(G)。 [拡大]

「これは何の曲を弾いてるところ? 和音でわかる?」と若井滉斗(G)に尋ねられ、一生懸命思い出そうとする藤澤涼架(Key)。

「これは何の曲を弾いてるところ? 和音でわかる?」と若井滉斗(G)に尋ねられ、一生懸命思い出そうとする藤澤涼架(Key)。 [拡大]

ドキュメンタリー映画には貴重な大森の作曲シーンや、メンバーのソロインタビュー映像などが収録されている。大森は「映画の尺じゃないと表現できないことや、ディティールが伝わりにくいことってたくさんある。チームから我々の出来事を遜色なく届ける覚悟というか、愛情をすごく感じたので、これはもう映画として届けて間違いないだろうなと思いました。昨今、楽曲だったり、いろんな形で我々を知っていただける機会が増えたことに感謝してるんですけれども、同時にその奥行きをしっかり見せていかなくちゃいけない。『この人たちも生き物なんだな』ということが伝わる機会になるといいなって」とドキュメンタリー映画公開に踏み切った理由を説明した。

大森元貴(Vo, G)

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メンバーのインタビュー映像を観て、藤澤は「僕自身が話してる映像を観ると、小恥ずかしい。でも、若井がすごくミセスのこと、メンバーそれぞれのことをいい形で言い表してくれる瞬間もあったりしました」と照れながら話す。2人のインタビュー映像を観た大森も「なかなか面と向かっては言わないことを、カメラの前で言っているなという印象を受けました」と語った。

Mrs. GREEN APPLE

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2人がいなければ、今日に至るまで楽曲を作れていない

曲作りのシーンについて、大森が「初めに『曲作りのシーンを撮れませんか?』と(スタッフに)言われて。この件に関しては藤澤がキレてるんですよ」と話すと、藤澤は「キレてはない! ただ、やめたほうがいいというか、『なんで?』という話をしました。元貴は僕らメンバーにもゼロから曲を生み出す瞬間を見せたことはない。僕たちはフェーズ2に入ってから、いろんな方面で活動していますけど、何よりも元貴が作る楽曲を大切にして活動している。その根幹の部分を見せるのはどういうことなんだろうって、元貴の覚悟がわからなかった」と当初戸惑いがあったことを明かした。

若井滉斗(G)

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大森は「僕も人であって、魔法を使ってるわけでもないし、いろんなものをすり減らして、いろんなものを考えて曲を作っている。今回は『Variety』という楽曲ですけども、これまでの全曲それぞれに一概には言えないストーリーがあるんです。洋服もそうだけど、『こちらは手作業で職人が刺繍をしてます』と言われると、人が紡いでいて、いろんな思いが詰まっているんだなと感じることができる。楽曲にもちゃんと血が通っていると思うと、ちょっと違う聴こえ方もするかもしれない。これからの我々にとって、失うものもきっとあるけど、きっといいこともたくさんあるような決断なのかなと思ってOKを出しました」と曲作りのシーンを見せた背景を述べた。

ドキュメンタリー映画の印象的なシーンである“怒られ若井”を説明する若井滉斗(G)

ドキュメンタリー映画の印象的なシーンである“怒られ若井”を説明する若井滉斗(G) [拡大]

大森の曲作りのシーンを観た若井は「作曲の途中から見ることはあったけど、ゼロから曲が生まれる瞬間は見たことがなかった。本当に見せていいのかなって最初は思いましたけど、改めて見てみて、大森元貴ってすごいんだなと、メンバーとして思いました」としみじみと話し、「本当にこのスピード感で曲ができてるんだなって。でも、スピードを重視してるんじゃなくて、命を削って曲を生み出してるんだなと、映像を観てすごいなと感じました」と大森に尊敬の眼差しを向けた。大森は「これを見せてよかったのかなとかも思いますけど……本来見せちゃいけないものを見せてるので、どういう形であれ、語っていってほしいなと思います。物を作ることって本当はとてつもない聖域だと思うので。それを神格化したいわけではないんですけど、本来は人に見せるものではない。そこが旨みになってるこの映画のシステムが、僕としては不思議な感じだなと思いながら。好きに楽しんでいただけるとうれしいです」と述べた。

Mrs. GREEN APPLE

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最後に大森は「2人がいなければ、僕はこうして今日に至るまで楽曲を作れていないと思います。そういう、不器用にひねくれた部分と愛情が届くといいなと思っています」と話し、舞台挨拶を締めくくった。

退場の際、流れる「StaRt」に合わせて踊る陽気な若井滉斗(G)。

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©2025 UNIVERSAL MUSIC LLC ©2025 MGA Film Partners

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音楽ナタリー @natalie_mu

【舞台挨拶レポート】
ミセスが初めて見せた“曲が生まれる瞬間”
その覚悟を明かす
「本来は人に見せるものではない」

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#MrsGREENAPPLE https://t.co/wP0Df16vYE

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