「ばけばけ」は、島根県で生まれ育った主人公・松野トキが、世界を転々とした末に日本にたどり着いた外国人の英語教師と出会い、怪しい話好きという共通点から次第に心を通わせるさまを描いた物語。
連続テレビ小説「まんぷく」にも出演したさとうは、農家の家に生まれ、8人兄弟の長女として貧しい暮らしを支えてきた“なみ”役。なみは借金を背負った家族を養うために天国遊郭の遊女となる。境遇に沈まない、明るくたくましい女性で、近くに引っ越してきたトキを何かと気にかける。
さとうを起用したことについて、制作統括の橋爪國臣氏は「これまでドラマや舞台などで拝見して、いつかは出演していただきたいと思っていました。なみは、もしかするとこのドラマの中で一番つらい境遇にあるかもしれません。でも、明るくたくましく生きています。さとうほなみさんは、その明るさの中に、背負った業や、秘めた悲しみも表現できる方です。なみが深く愛せるキャラクターになると思います」とコメント。このタイミングで、さとうのほか、トキのお見合い相手・山根銀二郎役で
なみ役 さとうほなみ コメント
脚本のふじきさんが「何も起きない物語を書いています」とコメントされていて、わたしはこのチームの中に入った途端、「いやそんなことない、めちゃめちゃ起きてる!!!」と思いました。でも実際、自分自身に起きた大きいように感じる出来事って、案外ハタから見たらそうでもないことだったりするものです。それが今回のキャラクターたちがドタバタと問題を起こすことで、愛らしく見える作品なんだなぁ、すごいや。「ばけばけ」に出演させていただくことは、ひとつの夢でありました。ありがたく楽しませていただきます!
松野トキ役 高石あかり コメント
キャストの皆さんのお名前を拝見した時に驚きました。いつかご一緒出来たらとひそかに思っていた方々だったので、まさかこのような形で「ばけばけ」の世界を一緒に生きていけるなんて夢にも思っていませんでした。不思議で特別なご縁を感じています。トキを支える身近な人たちがこのような方々で、トキとしても私としても本当に心強く、何より撮影が楽しみです!!
山根銀二郎役 寛一郎 コメント
個人的には、これまで時代劇に携わる機会が多かったのですが、明治時代を舞台にした作品は今回が初めてで、とても新鮮な気持ちで臨んでいます。急速な近代化によって社会が混乱し、旧来の価値観を持つ人々との対立が際立った明治初期。そんな時代の変化を見つめながら、主人公・トキが懸命に生き抜く姿が、楽しくもどこか切なさを秘めた、時代の空気を感じさせる物語となっており、脚本を大変楽しく読ませていただきました。私が演じる役は、武士階級の没落によって貧しい家に生まれ、お見合い相手として主人公・トキに出会う人物です。彼は誠意にあふれ、洞察力があり、周りへの配慮を忘れない澄んだ心の持ち主です。作品の一部になれるよう、頑張ります。
野津サワ役 円井わん コメント
トキの幼なじみ、サワを演じさせていただくことになりました。誰かを思い、信念を背負い、トキともまっすぐに向かい合うたくましい人だと思います。夢を追う中でその夢が時に仇(あだ)となる部分も我々には少なからずあるはずで、その希望さえも絶望を生み、恨んでしまう日もある。「ばけばけ」を通して、サワを通して、特別になんてなろうとしなくて良い。あなたはあなたで、もうとっくにすばらしいのだからと伝えていきたいと思っています。
江藤役 佐野史郎 コメント
島根県知事役をとお声がけいただきワクワクするのと同時に、松江出身の俳優として責任の重さを感じています。松江では“ヘルンさん”と親しまれている小泉八雲とセツの二人を引き合わせた水先案内人でもあるのですから。当時の知事であった籠手田安定は、前任が彦根の知事にあたる役職で彦根城を解体から守った人物。朝ドラ出演は初めてですが、大河ドラマ「西郷どん」で彦根藩主、井伊直弼を務めたことも思い返され、浅からぬ因縁を感じています。
※高石あかりの「高」ははしご高が正式表記。
Yumi|海辺のカフェ巡り @VielkaGisell
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