チャラン・ポ・ランタンもも、ソロツアー完走「歌以外は何もできないけど歌が歌えてよかった」

7

71

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 17 46
  • 8 シェア

もも(チャラン・ポ・ランタン)のソロツアー「ひとりでもはろりツアー」のファイナル公演が、2月22日に東京・青山 月見ル君想フにて開催された。

もも(チャラン・ポ・ランタン)(Photo by Masayo)

もも(チャラン・ポ・ランタン)(Photo by Masayo)

大きなサイズで見る(全32件)

はろりとは?

左から松下ぱなお、Rihwa、もも、中村大史(tricolor)。

左から松下ぱなお、Rihwa、もも、中村大史(tricolor)。[拡大]

普段はアコーディオンを担当する姉・小春とともにチャラン・ポ・ランタンのボーカルとしてステージに立っているもも。昨年末は椎名林檎と共演という形で「NHK紅白歌合戦」に初出場を果たし、椎名林檎ともも名義のデュエット曲「ほぼ水の泡」を歌って華やかに2024年を締めくくった。

今回のソロツアーには“アニー”こと音楽家の中村大史(tricolor)が帯同し、小春に代わってアコーディオンを担当。東京公演には彼に加えて、ももと親交の深いシンガーソングライターのRihwa、パーカッショニストの松下ぱなおも出演し、もものステージをサポートした。最終公演は配信も行われ、ファンのみならず、相方の小春も自宅で妹のライブを見守った。なおツアータイトルにある「はろり」とはももが生み出したオリジナルワード。自身のことも、友人のことも、大好物の納豆のことも、ももはハッピーなことやもののすべてを「はろり」と呼んでいる。

【記事】小春が結婚&第1子出産を報告

小春ちゃん、おめでとう!

もも(チャラン・ポ・ランタン)(Photo by Masayo)

もも(チャラン・ポ・ランタン)(Photo by Masayo)[拡大]

立体的な花が咲き乱れる衣装に「紅白歌合戦」で着用したウィッグを装備して気合い充分なもも。哀愁漂うアコーディオンの音色に乗せて「空が晴れたら」でしっとりとライブをスタートさせた。グッズの「はろり旗」を取り出すと、「ひとりでもはろりツアーへようこそ!」とオーディエンスを歓迎し、それを振りながら「ぽかぽか」をはつらつと歌った。

「はろり、おばさんになりまして。小春ちゃんがママになりました。おめでとう!」と、ももは小春が出産・育児という“ビッグプロジェクト”を遂行中であることからソロツアーになったことを改めて説明。そして小春やバンドメンバーのオカピこと岡村トモ子の薦めで、このツアーの相方としてアニーにオファーしたことを明かした。

左からもも、中村大史(tricolor)(Photo by Masayo)

左からもも、中村大史(tricolor)(Photo by Masayo)[拡大]

アニーがアコーディオンからアコースティックギターに持ち替えると、ももは「夢ばっかり」「ゆううつなデイ」を艶っぽく歌う。チャラン・ポ・ランタンのライブでは聴けない男声コーラスの「春の青」、浮遊感のあるアルペジオが彩る「ハッピーマイサマーダーリン」と、このツアーならではのアレンジに乗せて、ももは自身が作詞した楽曲を次々と歌唱していった。

Rihwaと大熱唱、そして大笑い

Rihwa(Photo by Masayo)

Rihwa(Photo by Masayo)[拡大]

松下ぱなお(Photo by Masayo)

松下ぱなお(Photo by Masayo)[拡大]

MCの度にももは配信で見守る姉に「小春ちゃーん!」と呼びかけ、ライブを進行。新曲「くもりのちくもり」をお披露目したあと、ももはRihwaと松下をステージに招き入れてアップテンポな楽曲で会場を盛り上げていく。2本のアコースティックギターと松下の鳴らす軽快なパーカッションのリズムに乗せて、ももとRihwaはチャラン・ポ・ランタンの「ストロベリームーン」、Rihwaの「Primary」を熱唱。Rihwaらしいカントリーテイスト全開な楽曲「Hey Ho Hey」では、ツインボーカルに観客の「Hey! Ho! Hey!」の掛け声が合わさり、会場がとびきりハッピーなムードに包まれる。ももとRihwaの大きな笑い声も、その空気を後押ししていた。

最後はとびきりの笑顔で

もも(チャラン・ポ・ランタン)「ひとりでもはろりツアー」青山 月見ル君想フ公演の様子。(Photo by Masayo)

もも(チャラン・ポ・ランタン)「ひとりでもはろりツアー」青山 月見ル君想フ公演の様子。(Photo by Masayo)[拡大]

ツインボーカルで「Country Roads」を歌い、Rihwaをステージから送り出したももは「私が1人いなくなったみたい。いやあ、楽しい。歌ってすごいね。私は楽器も弾けないし、歌以外は何もできないけど歌が歌えてよかった」と、歌でつながれる喜びを噛み締める。そして自転車のベルをチリンと鳴らして「フランスかぶれ」でライブを再開。続く「恋と呼ぶなら」では、パーカッションとアコースティックギターによるラテン調のアレンジが新鮮に響いた。

もも(チャラン・ポ・ランタン)(Photo by Masayo)

もも(チャラン・ポ・ランタン)(Photo by Masayo)[拡大]

その後、ももは全公演に帯同したアニーのバンド・tricolorの「気分(みんなで)」をカバー。アニーの爪弾くギターの音色に乗せ、彼と歌声を重ねた。その空気感を引き継ぐように「あの丘の向こう」を伸びやかに歌ったあとは、チャラン・ポ・ランタンの人気曲「進め、たまに逃げても」「ムスタファ」をメドレー形式で披露。アニーは小春の師匠から譲り受けたというアコーディオンを奏で、ももはパワフルな歌声を届けた。本編最後はRihwaと松下も再びステージに呼び込んで、4人編成で「Hi! Lonely」をパフォーマンス。にぎにぎしい雰囲気の中でライブはフィナーレを迎えた。

もも(チャラン・ポ・ランタン)「ひとりでもはろりツアー」青山 月見ル君想フ公演の様子。(Photo by Masayo)

もも(チャラン・ポ・ランタン)「ひとりでもはろりツアー」青山 月見ル君想フ公演の様子。(Photo by Masayo)[拡大]

アンコールに応えてステージに舞い戻ったももは、昨年7月に開催した結成15周年記念公演「RANTAN-CIRCUS~とおまわりしつつ、とおあまりいつつ」の模様が3月8日に配信されることを告知。最後に「ほしいもの」を歌い、とびきりの笑顔を見せてソロツアーを終えた。

チャラン・ポ・ランタンは3月7日に東京・東京キネマ倶楽部にてワンマンライブ「めでたいライブ!」を開催。4月5日からは7都市を巡る全国ツアー「めでたいツアー!」を開催する。

セットリスト

もも「ひとりでもはろりツアー」2025年2月22日 青山 月見ル君想フ

01. 空が晴れたら
02. ぽかぽか
03. 夢ばっかり
04. ゆううつなデイ
05. 春の青
06. ハッピーマイサマーダーリン
07. つぎ会ったら
08. くもりのちくもり
09. ストロベリームーン
10. Primary
11. Hey Ho Hey
12. Country Roads
13. フランスかぶれ
14. 恋と呼ぶなら
15. 気分
16. あの丘の向こう
17. 進め、たまに逃げても~ムスタファ
18. Hi! Lonely
<アンコール>
19. ほしいもの

チャラン・ポ・ランタン公演情報

めでたいライブ!

2025年3月7日(金)東京都 東京キネマ倶楽部

めでたいツアー!

2025年4月5日(土)秋田県 Club SWINDLE
2025年4月11日(金)大阪府 ユニバース
2025年4月19日(土)長野県 NAGANO CLUB JUNK BOX
2025年5月11日(日)北海道 cube garden
2025年6月7日(土)愛知県 伏見JAMMIN'
2025年6月14日(土)福岡県 BEAT STATION
2025年6月15日(日)広島県 LIVE VANQUISH

この記事の画像(全32件)

読者の反応

  • 7

チャラン・ポ・ランタンもも @momochan_

#ひとりでもはろりツアー
ライブレポート🥰✌️やったー!

https://t.co/2TyHem1qh3

配信ライブ3/1まで観られます❤️❤️ https://t.co/4DcNlwKIMA

コメントを読む(7件)

チャラン・ポ・ランタンの画像

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 チャラン・ポ・ランタン / Rihwa の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。