テレビ朝日系ドラマ「
10月22日より放送される「民王R」は「半沢直樹」シリーズ、「下町ロケット」シリーズなどで知られる小説家・池井戸潤の小説「民王」からインスパイアされたドラマ。政界引退を考える総理大臣・武藤泰山に、再び総理の打診が舞い降りるところから物語が始まり、泰山が国民の誰かとランダムに入れ替わってしまうというストーリーが毎話展開される。遠藤が泰山、大橋が泰山の書生・田中丸一郎太、あのが泰山の公設第一秘書・冴島優佳を演じる。
会見は地下鉄の国会議事堂駅の地下4階にあると言われている幻の”対策本部”のセットで行われ、キャストは秘密の地下通路を通って登場した。会見の冒頭では遠藤が、前作の「民王」に出演した西田敏行が死去したことについて言及。「昨日訃報を聞いたばかりで……。8日の『ドクターX』の舞台挨拶でご一緒したばかりでした。そのときも話したんですけど、西田さんは俺自身も知らなかったコメディ部分やシリアス部分を引っ張り出してくれたこともあって、今回のような役をいただけるような俳優に成長させていただきました。この場をお借りして感謝を申し上げます」と頭を下げた。
そして「話をガラッと変えますけども、9年ぶりに帰ってきた『民王R』では、新メンバーに大橋くん、あのちゃん、山時くんが加わり、3人がものすごいエネルギーを発してくれて、新しい『民王』に生まれ変わりました。前作同様、金田さん、山内さんも面白い味をいっぱいちりばめてくれてます。で、私自身なんですけども、今回いろんな人間と入れ替わると初めて聞いたとき、面白えなと思ったんですけども、思うのとやるのじゃ大違いで、いっぱいいっぱいになりながらやってます。60過ぎてこういう役をいただくっていうのは、そうそうあることじゃないので、感謝しながらやってるとこです。今日は短い時間ですけども、よろしくお願いします!」と挨拶した。
大橋は「プリン食べすぎてお尻プリンプリン! 大橋和也です!」というおなじみの挨拶を経て、「ピュアさがあって親しんでもらえるようなキャラなので、皆さん僕をみて笑ってもらえたらと思います!」と役柄を紹介した。あのは自身が演じる冴島について「毒舌なんですけど、心の中には熱い部分があって、自分にすごく正直。『民王R』に出演することは僕にとって挑戦的なことだったんですけど、冴島優佳は共感する部分や、『よく言ったぞ!』と思うことが多くてパワーをもらえる役なので、やりがいを感じています。楽しいです」と語った。
遠藤は今作で新たに加わった大橋について「大橋くんはとても優しい人です。自分が役でいっぱいいっぱいになっているときに、さりげなく横に座ってきて(膝を)ポンポンとしてくれるんです。あと、朝はハグしてもらってエネルギーをいただいてます」と紹介。続いて「あのちゃんはポワンとした口調で面白い話を淡々と話してくれて、いっぱい笑かしてくれてます」とあのについてコメントした。
司会者が撮影現場の雰囲気を聞くと、大橋は「クランクインしたばかりのときは緊張してたんですけど、皆さん場を作るのがお上手だなと。めちゃくちゃ話しかけてきてくださって、初回から不安を取り除いてくださいました。現場に来るのが楽しくて、早くみんなに会いたいなという感情になってます」とニッコリ。大橋が「あのちゃんは?」と振ると、あのは「現場はほこりとか虫とかある場所なんですけど、それでもすっごく空気がいいというか……。そういう場所にいても落ち込まないでいれるのは皆さんのおかげです。前作からいた方々がドシっと構えてくれているし、エンケンさんが好きなようにやっていいよと言ってくださるので、楽しいです」と淡々と語った。司会者からの「毒舌キャラを演じるのに抵抗はないですか?」という問いに、あのが「全然ないですね。優佳はたぶん社会に対して不満を持っているタイプで、僕も『どいつもこいつもクソッタレ』と思ってるので、一心同体みたいな気持ちです」と説明。大橋は思わず「どいつもこいつもクソッタレと思ってるの?(笑)」とツッコんだ。
独特の空気を発するあのを見つめた遠藤が「あのちゃんとも軽いハグをすることはあるんですけど、みんなで円陣を組むタイミングで『円陣組まない?』と言ったら『円陣は、ヤ』と言われて(笑)」というエピソードを披露すると、あのは「ごめんなさい……円陣はNG。見てるだけで楽しい(笑)」と自身のスタンスを打ち明けた。
中盤にはフリップトークのコーナーが用意された。「自分が総理大臣になったら何をしたいか?」という質問に、大橋は「国民全員に自己紹介ギャグを持たせる」、あのは「50円玉をドーナツにする」と記載したフリップを掲げる。大橋は「ギャグをすると覚えてもらえるんですよ。だから皆さんもギャグを持ってもらいたい。僕何個もあるので、もし皆さん言ってもらえたらあげます!」と呼びかける。そして「メロン食べすぎて、みんなメロンメロン! どうも、大橋和也です!」と冒頭とは別の自己紹介ギャグを披露した。あのは自身の回答について「ドーナツが大好きで、3カ月ずっと食べ続けていたくらい。だから、50円玉をドーナツにして、そのドーナツでドーナツを買いたいです」と説明。すかさず大橋が「物物交換!?」、遠藤は「頭の中覗きてえ!」と口々に突っ込んだ。
「この中で入れ替わるとしたら誰がいいですか?」という質問には、遠藤があの、大橋は山時、残りの4人は大橋を挙げる。大人気の大橋を選んだ山内は「なんの迷いもなくお尻プリンプリンとか言うてみたいです。この前一緒のシーン撮ってたらしゃっくりし出して、それが聞いたことないしゃっくりで。しかも1回だけなんですよ。そのメカニズムを解明したい」と理由を述べる。山時は「この前なにわ男子のライブに行かせていただいて。アイドルの大橋くんを見たので、キャーキャー言われてうらやましいなと思って」と回答。金田は孫を見つめるような優しいまなざしで大橋を見つめつつ、「だってアイドルですよ。やっぱ素敵じゃないですか。歌も踊りもトークもうまいし、憧れです」と語った。
3人と同じく大橋を挙げたあのは「理由はいっぱいありますね。車の運転が上手だし料理も上手。あと、金田さんが現場で本当にずっとしゃべってて、僕はあんま聞いてないときもあるんですけど、大橋くんはどんな状態でもずっとうまく会話をしていて。そのコミュニケーション能力がすごく欲しいなと思って。あと、なんかお尻ブリンブリンみたいなギャグ……。前に大橋くんがエンケンさんのお尻をマッサージをしているのを見たことがあって。お尻をプリプリにする秘訣があるのかなって」と撮影現場でのエピソードを交えつつ語る。
大橋が「あれはマッサージじゃなくて。ちょうどそのときエンケンさんが寝転んではって、『ちょっと触ってみていいいですか?』と聞いて触ってました。ちょっと硬めやったんで、こういうお尻もあるんやなと。ちょっと触ったことないお尻でした。僕、メンバーのお尻も触っちゃうんですよ。だからついつい触りたくなっちゃって」と説明すると、あのは感心したように「懐に入るのが上手」と大橋を褒めた。その後、大橋は19歳の山時を挙げた理由について「ピュアなところも大人っぽいところもあるので、10代の楽しみ方を味わってみたいなと思います」と説明し、山時は「めちゃくちゃうれしいです!」と喜んだ。
遠藤はあのを挙げたことについて「発想が面白いし、頭の中を覗いてみたい」と語るも、あのは「たぶん、一緒だと思います。エンケンさんは僕みたいです。顔はどっからどうみてもワニなのに、考えとかは、僕にめっちゃ似てると思います。たぶん、おうちとかでうまくしゃべれてないんじゃないかなって。だから入れ替わらなくてもいいと思います」と主張。遠藤は驚きつつも「おうちの中では女房の話を聞いてます」と納得した。最後に遠藤がドラマについて「若者たちが伸び伸び参加しているので、前作とはまた違うエネルギーを発してくれてるんで、そこが見どころです。どんな人も見て楽しめるんじゃないかなと思います」と語って会見を締めくくる。キャスト退場時には、大橋がお尻をアピールしてから地下通路へと向かった。
chanさん。 @ohashipuripuri
お尻をアピールする大橋和也さんです☺️ https://t.co/gqM5vgUQbM https://t.co/z2w5ylJMbs