これは監督の山崎貴からの強い希望により実現したもの。山崎はその理由について「藤原君の書くメロディと詞には作品の持っているメッセージを少しだけ異なった方向から照射してくれる力を持っていると思う」と、BUMPの楽曲への信頼感を表明している。また、「初めて出来上がった曲を聴かせてもらったときは、なんだかいろいろ悩んでいたり考えていたりしたことを『そっちの方向でオッケー』と力強く励まされた気がして、かなりグッときてしまいました」と、主題歌に感動したこともコメントしている。
BUMP OF CHICKENの楽曲が「ALWAYS 三丁目の夕日」シリーズの主題歌に使用されるのは、シリーズ第2作「ALWAYS 続・三丁目の夕日」の主題歌「花の名」から2作連続となる。彼らのサウンドが映画をどう彩るのか、楽しみにしておこう。
映画「ALWAYS 三丁目の夕日'64」は、小学館「ビッグコミックオリジナル」で連載されている西岸良平のマンガを原作とした作品。今作の舞台は前作から約5年後の昭和39年で、オリンピック開催国となった日本が迎えた高度経済成長の様子と、おなじみの“三丁目の人々”による心あたたまる物語が描かれる。
キャストには前作から引き続き、吉岡秀隆、堤真一、小雪、堀北真希、もたいまさこ、三浦友和、薬師丸ひろ子といった実力派が顔を揃える。また吉岡秀隆演じる茶川竜之介の担当編集者・富岡として大森南朋が、堀北真希演じる星野六子が恋心を抱く相手・菊池孝太郎役として森山未來が登場。さらにピエール瀧もシリーズ第1作、第2作から引き続き出演する。
BUMP OF CHICKEN藤原基央(Vo, G)コメント
前作に引き続き、再び主題歌のオファーを頂き光栄に思います。
三丁目の個性豊かな住人達に、またスクリーンで会えるのがとても楽しみです。
メンバー一同、完成を心待ちにしています。
山崎貴監督コメント
前作「花の名」が本当に本当にすばらしかったので、今回も是非にとお願いしました。またシナリオと編集中のフィルムを見てもらってイメージをふくらませてもらいました。
藤原君の書くメロディと詞には作品の持っているメッセージを少しだけ異なった方向から照射してくれる力を持っていると思うのですが、そうすることで作品がより立体になっていくというか、くっきりした形を形成するのに重要な役割を果たしてくれていると思います。
初めて出来上がった曲を聴かせてもらったときは、なんだかいろいろ悩んでいたり考えていたりしたことを「そっちの方向でオッケー」と力強く励まされた気がして、かなりグッときてしまいました。
通ったことのない道に踏み出そうとするとき、人は少なからず勇気を必要としますが、この曲はそんなとき最大のエールと共に背中を押してくれると思います。
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