Furui Riho「Love One Another」ツアーが終幕、六本木EXシアターを愛で満たした夜

Furui Rihoの全国ツアー「Furui Riho Live Tour 2024 -Love One Another-」が、6月7日に東京・EX THEATER ROPPONGIでファイナルを迎えた。

定刻を少し過ぎた頃、Furui、ハナブサユウキ（Key）、坂本遥（G）、Naoki Kobayashi（B）、守真人（Dr）、Ma-chang（Cho）がステージに登場。温かな拍手と歓声に迎えられたFuruiが「Your Love」を歌い始めると、その圧倒的なボーカルに場内のムードが一変する。彼女の伸びやかな歌声と腕利きのメンバーが紡ぐグルーヴィなサウンドが会場全体を満たすと、オーディエンスは気持ちよさそうに体を揺らしながら楽曲を楽しんでいた。Furuiはその後も「Rebirth」「PSYCHO」「ピンクの髪」といったダンサブルなナンバーを次々とプレイして会場の空気をヒートアップさせた。

この日の会場であるEX THEATER ROPPONGIは、Furuiにとって最大キャパとなるステージ。彼女は客席の光景を眺めながら「今日この会場に入って仲間たちが出迎えてくれただけで泣きそうだったのに、みんなの拍手を聞いたら絶対泣いちゃう（笑）。こんなにたくさんの方が来てくれるなんて、皆さんと一緒に時間を過ごせるのがとてもうれしいです」と笑顔で語った。Furuiはメンバー紹介を経て、ライブでしか聴くことができないチルナンバー「Do What Makes You Happy」で演奏を再開。曲中にはバンドメンバーのプレイをフィーチャーしたパートもあり、抜群のコンビネーションで会場を大いに盛り上げた。

ワンマンでは毎回、「挑戦のコーナー」と題してさまざまなことにトライしているFuruiだが、今回は8曲目までの演奏が終わったタイミングでステージから一旦退場。彼女は残るメンバーがセッションを繰り広げているステージに、ダンサー2名ととも再び登場すると、息の合ったダンスを披露してファンを驚かせた。

キラーチューン「Super Star」「We are」を経てライブは終盤戦へ。Furuiは人生のテーマである“Love One Another＝お互いに愛し合う”という言葉をアルバムやツアーのタイトルに付けた経緯に触れつつ、「日々の中で努力をして愛を見つけられたらいいな。自分に余裕がないと人に優しくできないこともあるから、まずは自分を愛してあげようって思います。自分の中のコップに愛が注がれて、こぼれ落ちたときにその愛がみんなに伝わるんだと思う。だからまずは自分を愛そう、そう思って書いた曲があります」と告げて自身のコンプレックスと向き合った「嫌い」を歌唱。最後はゴスペルライクかつピースフルなサウンドに乗せて「LOA」を軽やかに歌い上げ、笑顔でステージをあとにした。

強烈なアンコールを受けて再びステージに登場したFuruiは、心地よいグルーヴを刻む「I'm free」をパフォーマンス。演奏が終わると10月に初のBillboard Liveツアー「Furui Riho Billboard Live Tour -Do What Makes You Happy-」を開催することをアナウンスしてファンとの再会を誓った。そして「北海道で1人で始めたプロジェクトがこんなに大きくなって、皆さんと過ごせることがとても幸せです。皆さんの明日からが愛にあふれてこぼれ落ちる毎日であることを願っています」と告げると「Purpose」を披露し、大盛況の中でツアーファイナルを終えた。

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