「Still Water」は彼らが原点回帰を図り、「Ovallとは何か」「音楽とは何か」を再考した末に生み出した8曲を収録。ゲストとして
ジャケットのイラストは、イラストレーターのToyamegが手がけた。
Ovall コメント
Shingo Suzuki(B)
時間をかけて少しずつ溜まってきた今作の楽曲は個々のスタジオで作りレコーディングしたものもあれば、スタジオに集まって作ったものもあり様々。方向性を定めずに制作して出来上がった楽曲群は実に色彩豊かなお弁当のようになりました。しかし全曲通して聴いてみると一聴してOvallのバンドサウンド。強い個性が集まっているんだなぁ、と改めて思っています。激動の時代、動かぬ水のように静かに佇みながら内に秘めた想いを持ちつつ、いつになっても誰しも姿を変え形を変え何にでもなれる。ひっそりと曲をつくりながらそんな想像に耽っていました。またみんなとアルバムを共有できたのは嬉しい。次はライブで会いましょう。
関口シンゴ(G)
今作はコロナ禍を挟んで制作された影響もあってか、3人の個の色がより強く反映されたものになった気がします。それぞれがOvallという軸に片足を置いたまま、もう片方の足で思い思いの音楽を引っ張り込んできたような、そんな自由さや試みの詰まった作品です。それでも最終的にはひとまとめにして「Ovall」の刻印を押して世に出せるのが変幻自在な楕円の良いところなのかも、と結成18年くらいを経て最近感じるところです。そんな定まらない今のOvallを楽しんでもらえたら嬉しいです。
mabanua(Dr)
久々のOvall新作です。前作「Ovall」は“よりソリッドに、よりシンプルに”をテーマにした作品でしたが、今回はカラフルに立体的に、まさにToyamegさんが描いてくれたジャケットのように色彩豊かな作品になっていると思います。Ovallは周りが揺れ動く中でも信念を持って地道に音楽を作ってきた自負がありますし、そんなことをコンセプトにしてきたバンドでもあるので、まさに文字通り「Still Water」な1枚に仕上がっていると思います。ぜひ聴いてみてください。
Ovall「Still Water」収録曲
01. Cubism
02. It's all about you feat. SIRUP
03. Peanuts
04. Neon
05. 影 feat. さらさ
06. Smoke
07. Find you in the dark feat. Nenashi
08. Joker
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