INUWASIが真冬の日比谷野音でバンドセットライブ披露、6人のすべてをぶつける迫真のパフォーマンス

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INUWASIのワンマンライブ「INUWASI 4th Anniversary Live〝 狗野音 〟」が2月4日に東京・日比谷公園大音楽堂(日比谷野音)で開催された。

客席をバックに記念撮影するINUWASI。(撮影:真島洸)

客席をバックに記念撮影するINUWASI。(撮影:真島洸)

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鉄板曲、レア曲、新曲を詰め込んだ怒涛のパフォーマンス

「INUWASI 4th Anniversary Live〝 狗野音 〟」の様子。(撮影:真島洸)

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INUWASIは過去最大規模の単独ライブとなった本公演で、昨年2月の東京・LIQUIDROOMワンマン以来となるバンドセットでのパフォーマンスを披露。ステージ上に漂うスモークがこれから始まるライブへの期待感を大きくする中、バンドメンバーの慎之甫(G)、辻久カオル(G)、ミツル(B / Crystal Lake)、田浦楽(D / Crystal Lake)とともに観客の前に姿を現した6人は「ここ日比谷野音で私たちのすべてをぶつけます!」と力強く宣言すると、「バントシェンナ」でライブの口火を切った。炎がゆらめく舞台上の松明、勢いよく噴き上がる火花がライブの迫力を増大させ、バンドが生み出す重厚な音圧がメンバーの凛とした歌声とともに空気中を伝っていく。さらに「Axenxion」「クレバス」などのアグレッシブな楽曲が続き、寒々とした空気が客席に流れる真冬の野外ライブにもかかわらず、会場に集まった大勢のファンは公演序盤から前のめりになって盛り上がった。

「INUWASI 4th Anniversary Live〝 狗野音 〟」の様子。(撮影:真島洸)

「INUWASI 4th Anniversary Live〝 狗野音 〟」の様子。(撮影:真島洸)[拡大]

MCに移ると、6人はデビュー4周年を迎えた喜び、日比谷野音のステージに立てた感慨を口に。その感情を会場全体で共有したのち、オーディエンスをパワフルに煽って次のブロックへとなだれ込んだ。「Planetes」などのライブの鉄板曲だけでなく、セットリストに入ることが少ないレア曲ながらバンドアレンジが映えるナンバーも交えながら、右肩上がりにパフォーマンスのギアを上げていくINUWASI。結成当時に制作されたナンバー「透明になる」ではメンバーがるむのデスボイスが炸裂し、「Mother Earth」はアコースティックギターの音色を取り入れた特別なアレンジで届けられた。

「INUWASI 4th Anniversary Live〝 狗野音 〟」の様子。(撮影:真島洸)

「INUWASI 4th Anniversary Live〝 狗野音 〟」の様子。(撮影:真島洸)[拡大]

ライブ後半は目まぐるしい展開が印象的な新曲「The Ghost」が初披露されたのを皮切りに、計10曲がノンストップで畳かけられる。「shyness」や「Altair」など会場全体を巻き込む高い熱量のナンバーを経て、ラストスパートは壮大な楽曲「ストリングスウォーズ」へと着地。すずめは「私たちには叶えたい夢、みんなを連れていきたい場所があります! 私たちは絶対にあきらめないからついてきてください!」とエモーショナルに呼びかけた。

INUWASI第2章の方針を発表

「INUWASI 4th Anniversary Live〝 狗野音 〟」の様子。(撮影:真島洸)

「INUWASI 4th Anniversary Live〝 狗野音 〟」の様子。(撮影:真島洸)[拡大]

昨年10月の東京・Spotify O-EAST公演にて、INUWASIの第1章が完結したこと、2024年に第2章の幕が開けることを告げていたメンバーは、ここで第2章の活動の方向性を発表。この日、和をイメージした衣装で日比谷野音のステージに立った彼女たちは、日本の音楽やアイドルのカルチャーを海外にも発信していくこと、ライブではバンド編成のパフォーマンスを基軸することを宣言し、アイドルシーンのみならず多方面で活動していくことをアナウンスした。そしてその“狼煙”として、3月24日に台湾で初の海外公演、8月13日に東京・Zepp DiverCity(TOKYO)でバンドセットワンマンライブを開催することを発表。台湾公演は2月18日にスタートするライブツアー「INUWASI LIVE TOUR 2024〝 狗鷲 〟」の追加公演として行われる。

「INUWASI 4th Anniversary Live〝 狗野音 〟」の様子。(撮影:真島洸)

「INUWASI 4th Anniversary Live〝 狗野音 〟」の様子。(撮影:真島洸)[拡大]

その後、INUWASIは初期曲「All I Know」のリアレンジバージョンを歌唱。さらに、前へ進む強い決意を歌った「REONE」をアンコールで披露し、最後まで迫真のパフォーマンスを貫いて日比谷野音に大量の熱気をもたらした。

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セットリスト

INUWASI「INUWASI 4th Anniversary Live〝 狗野音 〟」2024年2月4日 日比谷公園大音楽堂(日比谷野音)

SE. Rapture
01. バントシェンナ
02. setsuna
03. Axenxion
04. Strange Core
05. クレバス
06. Planetes
07. Lapse
08. Hades
09. ケルベゾイド
10. Darkness
11. 透明になる
12. Mother Earth
13. The Ghost
14. Fike in the light
15. Endless
16. shyness
17. Hyper Nova
18. ERMA
19. Change
20. Altair
21. Landscape
22. ストリングスウォーズ
23. All I Know(Rearrange)
<アンコール>
24. REONE

ライブ情報

INUWASI LIVE TOUR 2024〝 狗鷲 〟

2024年2月18日(日)東京都 WWWX
2024年2月25日(日)宮城県 仙台MACANA
2024年3月2日(土)広島県 広島CLUB QUATTRO
2024年3月3日(日)大阪府 OSAKA MUSE
2024年3月17日(日)愛知県 名古屋CLUB QUATTRO
2024年3月24日(日)台湾 台北NUZONE
2024年4月15日(月)東京都 Zepp Shinjuku(TOKYO)

INUWASI ONEMAN LIVE(仮)

2024年8月13日(火)東京都 Zepp DiverCity(TOKYO)

読者の反応

はのんまゆ ー INUWASI 8.13(火) Zepp DiverCityワンマン @HANON_INWS

音楽ナタリーさんに #狗野音0204 ライブレポートを掲載していただいてます!!🔥チェックしてね! https://t.co/Snj3eBLolu

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