BUDDiiS「ダーツの旅iiS」完走!3カ所巡った“はじめましての旅” たのしがった滋賀公演レポ

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BUDDiiSのライブツアー「BUDDiiS ダーツの旅iiS」が、昨日9月10日に鹿児島・CAPARVO HALLで最終公演を迎えた。

BUDDiiS

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「BUDDiiS ダーツの旅iiS」は、BUDDiiSがまだライブで訪れたことのない都道府県を巡ったツアー。ライブ会場はYouTubeの生配信の中で行われたダーツによって決められ、メンバーは滋賀、佐賀、鹿児島の3カ所に赴いてそれぞれ昼夜2公演のライブを行った。この記事では、8月28日に行われた滋賀・滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール公演の模様をレポートする。

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ライブは「Magic」でさわやかにスタート。FUMIYAが「一緒に!」と呼びかけると、バディ(BUDDiiSファンの呼称)も“Magicポーズ”でペンライトを揺らして9人のパフォーマンスに呼応する。力強いボーカルとダンスで愛しい人への思いを歌う「CLICK ME」でも、メンバーの「歌え!」という声に「Wow wow」と大きなシンガロングが響き、終盤でSHOWとSEIYAが見せたダイナミックなツインアクロバットも客席の熱狂を加速させた。

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冒頭から大きな盛り上がりをもって“滋賀バディ”に迎えられたBUDDiiSの9人。2曲を終え、彼らはさっそく自己紹介を行う。釣りが趣味のHARUKIは「HARUKIです。琵琶湖で釣りしたいー!」とひと言添え、FUMINORIが“イケボ”で自己紹介した際にはSHOOTとFUMIYAから「滋賀でカッコつけないで?」というツッコミが飛んで笑い声が響いた。そんな彼らは、自己紹介を終えると「HOT CHEESE」「Under The Sea」とキラーチューンを続け、会場の一体感をグングンと高めていく。グルーヴィなサウンドが心地よい「HOT CHEESE」ではMORRIEが巧みなボーカルワークで楽曲をリードし、聴衆の体を軽やかに揺らした。客席のペンライトの光が青一色に染め変えられた「Under The Sea」ではFUMINORIとFUMIYAが「泳ぐぞ!」と呼びかけ、客席にビッグウェーブが発生。2階席の奥までをびっしりと埋め尽くすファンとともに踊って楽しむBUDDiiSらしいパフォーマンスで、会場には朗らかなムードが充満した。

FUMIYAとSHOOT。

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「まだまだ夏終わらねえぞ! 最高の夏にしていきましょう」とメンバーが呼びかけた「Glow Gold」でFUMIYAとSHOOTが向き合って声を重ねると、客席からは大きな歓声が。“GGダンス”で盛り上がったこの曲を経て鳴り響いたのはFUMINORI、FUMIYA、SHOW、SEIYAによるヒップホップトラック「Mr. FREAK OUT」。4人はそれまでとはがらりと雰囲気を変えたクールな佇まいで鋭利なラップを客席に叩き付け、会場の空気を一気にアンダーグラウンドなムードに塗り替えてみせた。

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ライブ中盤のMCパートでは「滋賀のことを僕たちBUDDiiSに教えてほしい」と、ご当地の話題でファンと盛り上がった9人。FUMINORIが「滋賀といえば何?」と客席に問いかけると、滋賀バディは次々と手を挙げ「滋賀湖!」「ひこにゃん!」「赤こんにゃく!」と、滋賀の名物をメンバーにレクチャーした。「琵琶湖では泳げる」ことを事前に調べたというYUMAは「さっき調べたんです。泳いでみたい!」とひと言。FUMIYAは「近江牛が有名らしいんだけど、まだ食べてないから食べたい!」と目を輝かせる。また「ラコリーナ!」という声が上がった際には、甘党のTAKUYAが「バウムクーヘンのお店ですよね? さっき食べたんです、おいしかった!」と興奮気味に味の感想を伝える。客席から次々と飛び出す滋賀ならではの話題と、それに大盛り上がりで反応する9人のやりとりに笑顔が広がったひととき。そんな中、この日FUMIYAがしきりに口にしていたという「滋賀っていきましょう!」という造語にFUMINORIが「あれ、何?(笑)」とツッコむと、FUMIYAは「いや、“滋賀って”いこうかなって……(笑)」と、頑なに「滋賀って」を使って反応。「みんな、滋賀っていきましょう!」とバディを巻き込み、メンバーと観客の笑いを誘っていた。

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「歌って踊っていきましょう! たくさん声出していいからね」。FUMINORIがそう呼びかけた「Beautiful」では、バディによるリズミカルなクラップと一体感のあるシンガロングが9人のパフォーマンスに彩りを添える。メンバーの流れるようなマイクリレーが楽しい「OZ」では、HARUKIがソロパートでゆらゆらと体を動かして「泳いでました!」と笑顔を見せ、KEVINが担当している落ちメロパートでFUMINORIが「歌っていきましょう!」と呼びかけた際には、観客はひとつになって大合唱を9人に届けた。

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MORRIEのハイトーンとメンバーのかけ声が心地よく響きわたった「P.A.R.T.Y」を経て、ライブは「SM:)LE」でラストスパートへ。9人は下手から上手へ、客席を温かな眼差しで見つめながらゆっくりとステージを進み、大きなスマイルを浮かべて笑顔の輪を広げていく。ステージいっぱいに並んだメンバーがまっすぐな歌声のリレーを聞かせた「SUNSHINE」では、力強く包容力のある彼らの歌声にオーディエンスがじっくりと聴き入る。ハートウォーミングなムードで満たされたライブのクライマックスに届けられたのはキュートな人気曲「The One」。ピンク色の光に染まった客席へ向け、9人はめいっぱいの“ラブコール”を表現し、ライブ本編を締めくくった。

ダーツを投げるSHOOT。

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「YO HO」を披露するBUDDiiS。

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アンコールを求める大きな声に応え、ツアーTシャツに着替えてバディのもとに戻った9人は、「ダーツの旅」ならではの企画としてアンコールの披露曲をダーツで決めることに。昼の部でSHOOTが当てたのは「YO HO」、夜の部でTAKUYAが当てたのは「To The Top」で、9人は最後までパワフルなパフォーマンスでアンコール曲を披露した。全力で音に乗り、ペンライトを振ってステージを盛り上げたバディへ向け、最後にFUMINORIは「最高の旅iiSをありがとう!」と語りかけ「また会いに来てくれますか? また絶対お会いしましょう!」と約束する。メンバーは滋賀のバディとの別れを惜しむように最後まで大きく手を振って挨拶。ステージからの去り際、SHOOTは「たの“しが”ったー!」とお茶目なひと言を残し、会場をあとにした。

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BUDDiiS「BUDDiiS ダーツの旅iiS」2023年8月28日 滋賀県立芸術劇場びわ湖ホール セットリスト

01. Magic
02. CLICK ME
03. HOT CHEESE
04. Under The Sea
05. Glow Gold
06. Mr. FREAK OUT
07. Beautiful
08. ALRIGHT
09. OZ
10. P.A.R.T.Y
11. SM:)LE
12. SUNSHINE
13. The One
<アンコール>
14. YO HO(昼公演)
14. To The Top(夜公演)

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記事初出時、曲名に誤りがありました。お詫びして訂正します。

読者の反応

ようも @YOUMO1125

滋賀公演はまだ黒髪だけどこの感じもカッコイイ🖤
#森愁斗 https://t.co/pxmEyAvKZH https://t.co/gbhA6PywVt

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