7月28日発売の
「母影」は「第164回芥川賞」の候補作品に選ばれた中編小説。少女の視点から、マッサージ店に務める母の秘密が描かれている。
文庫版のカバーデザインは、本作の単行本と同じく寄藤文平が担当。単行本装画には尾崎が幼い頃に暮らし物語の舞台のモデルにした東京・葛飾区小菅を模したデザインが施されていたが、文庫版装画には物語に登場するガチャガチャ、100円玉、少女をモチーフにしたイラストが描かれた。
寄藤は文庫版カバーについて「それぞれを立体的に並べたら、ちょうど眼球のようになりました。“見る”というのは『母影』のキーワード。100円玉の黒目とその影の中点として少女を置くことで、物語に通ずる不穏さも漂わせています」とコメントしている。
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コーセークラゲ @kosequrage
尾崎世界観による小説「母影」文庫版装画が明らかに(コメントあり) https://t.co/3zw6x1CIoP