ザ・リーサルウェポンズ、“ツイン怒号システム”完全復活!Zeppに響いた“F”で始まる4文字

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ザ・リーサルウェポンズのワンマンライブ「E.P.ウソつかない」が7月5、6日に東京・Zepp Shinjuku(TOKYO)で開催された。

ザ・リーサルウェポンズ「E.P.ウソつかない」の様子。

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ザ・リーサルウェポンズ

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ザ・リーサルウェポンズはメンバーとポンザー(ザ・リーサルウェポンズファンの呼称)による“怒号”の掛け合いを「ツイン怒号システム」と名付けてライブにおける最大の持ち味としていたが、ソニー・ミュージックレーベルズからのメジャーデビュー後すぐにコロナ禍が始まったため、このシステムを長らく発動できないままでいた。そんな中、ザ・リーサルウェポンズ初のZeppワンマンとなった「E.P.ウソつかない」では3年と43日ぶりに観客の声出し制限が完全に解除され、「ツイン怒号システム」が復活。4月にオープンしたばかりの新ライブハウス・Zepp Shinjuku(TOKYO)に2日間にわたって“怒号”が響き渡った。この記事では会場が見事満員になった2日目公演の様子をレポートする。

ザ・リーサルウェポンズ「E.P.ウソつかない」の様子。

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ザ・リーサルウェポンズ「E.P.ウソつかない」の様子。

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場内が暗転したのに合わせてステージ上の幕が左右に開くと、キーボードなどの機材がセッティングされたステージ上段にアイキッドが登場。壮大なSEとスペイシーな映像をバックに、アイキッドは相方のサイボーグジョーをステージに呼び込んだ。「アニキ!」コールがこだまする中、フロアのポンザーとともにお決まりの“ポンズポーズ”を頭上に掲げる2人。彼らが1曲目に披露したのは、これまでも毎回のようにポンズのライブの幕開けを飾ってきた「80年代アクションスター」だ。ライブ冒頭から「ツイン怒号システム」 が炸裂し、会場に1980年代のハリウッドアクションスターの名前が響き渡る。80~90年代の懐かしの流行語を詰め込んだ「ポンズのテーマ」では、アイキッドがキャノン砲を手に持ってCO2を盛大に発射。フロアを取り囲む360°LEDビジョンを駆使した映像演出も相まってZepp Shinjuku(TOKYO)が興奮で満たされていった。

うまい棒をフロアに投げるザ・リーサルウェポンズ。

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アイキッドとサイボーグジョーによる軽快なMCを挟みつつ、その後も2人のパフォーマンスとポンザーの声援の相乗効果によってライブは盛り上がりを増すばかり。「東海道中膝栗毛」では三三七拍子のクラップでさらなる一体感が生まれ、「マハラジャナイト」ではフロア頭上のミラーボールが場内をきらびやかに彩る。80年代オマージュの軽やかなポップスに薄給のサラリーマンの思いを乗せた「シェイキン月給日」の曲中には、アイキッドがうまい棒をフロアに投げ込んでポンザーを喜ばせた。

カラフルなバルーンが跳ねる Zepp Shinjuku(TOKYO)のフロア。

カラフルなバルーンが跳ねる Zepp Shinjuku(TOKYO)のフロア。[拡大]

ザ・リーサルウェポンズ「E.P.ウソつかない」の様子。

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ライブ中盤、ザ・リーサルウェポンズは往年のゲーム機、ゲームソフトへのリスペクトを込めた楽曲「夏の日のメガドライブ」「昇龍拳が出ない」をパフォーマンス。「昇龍拳が出ない」ではカラフルなバルーンがフロアにいくつも放たれ、ポップな空間が広がったが、続いて披露された近未来SF的な楽曲「サイボーグメカニンジャ」ではボコーダーを用いたロボットボイスによって場内がクールなムードに様変わりした。そして80年代のギターヒーローへの尊敬と感謝の思いを込めた「さよならロックスター」をポンザーと一緒に歌い上げたザ・リーサルウェポンズは、ウイルスと戦う人々への感謝と尊敬の念を込めた「雨あがる」をライブ本編の最後に披露。フロアと一体となって腕を左右に振り、コロナ禍前の日常が戻ってきた感慨を観客とともに噛み締めた。

銀テープが舞うZepp Shinjuku(TOKYO)。

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アンコールはザ・リーサルウェポンズ結成のきっかけとなったブックマート都立家政店のPRソング「都立家政のブックマート」でスタート。LEDビジョンにブックマート都立家政店の店長のさわやかな笑顔が映し出された。そしてZepp公演のラストナンバーとして披露されたのは、ザ・リーサルウェポンズが誇るアンセム「キミはマザーファッカー」だ。アイキッドとサイボーグジョーはフロアのポンザーを15名限定でステージ上に呼び込んだが、これも「ツイン怒号システム」と同じく約3年ぶりの実現。ステージに上がったポンザーもフロアのポンザーもザ・リーサルウェポンズとともに思い切り「F! U! C! K!」と叫び、清々しい表情を浮かべる。曲の終盤には「SON OF A BITCH!」という歌詞に呼応するように銀テープが勢いよく発射された。

ザ・リーサルウェポンズは11月11日に東京・両国国技館でライブイベント「地獄の国技館バトルロイヤル」を開催。昨日の Zepp Shinjuku(TOKYO)公演のMCで、「地獄の国技館バトルロイヤル」に上坂すみれ、眉村ちあき、スーパー・ササダンゴ・マシンがゲスト出演することが発表された。イープラスでは7月17日までチケットの先行予約を受付中。

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ザ・リーサルウェポンズ「E.P.ウソつかない」2023年7月6日 Zepp Shinjuku(TOKYO) セットリスト

01. 80年代アクションスター
02. ポンズのテーマ
03. 東海道中膝栗毛
04. 押すだけDJ
05. 半額タイムセール
06. マハラジャナイト
07. Super Cub is No. 1
08. ミッションインポッシブル
09. 熱血ティーチャー
10. シェイキン月給日
11. 夏の日のメガドライブ
12. 昇龍拳が出ない
13. サイボーグメカニンジャ
14. ホッピーでハッピー
15. さよならロックスター
16. 雨あがる
<アンコール>
17. 都立家政のブックマート
18. キミはマザーファッカー

ザ・リーサルウェポンズ「地獄の国技館バトルロイヤル」

2023年11月11日(土)東京都 両国国技館
<出演者>
ザ・リーサルウェポンズ / 上坂すみれ / 眉村ちあき / スーパー・ササダンゴ・マシン / 鮫島一六三(BANBANBAN) / and more

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撮影:片岡光正、kimi

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ちぇるしー@11/25千のROCK YOU🎸 @biscotti716

見知ったフォロワーさん達の記念写真あるやん?w🤭🤭🤭 https://t.co/BT7ZH2NEe9

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