浦島坂田船が結成10周年!アニバーサリーライブ大盛況「生まれてきてくれてありがとう」

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浦島坂田船が4月29日に埼玉・さいたまスーパーアリーナにてワンマンライブ「浦島坂田船 10th Anniversary ~Memorial Live~」を開催した。

浦島坂田船「浦島坂田船 10th Anniversary ~Memorial Live~」の様子。

浦島坂田船「浦島坂田船 10th Anniversary ~Memorial Live~」の様子。

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浦島坂田船「浦島坂田船 10th Anniversary ~Memorial Live~」の様子。

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「浦島坂田船 10th Anniversary ~Memorial Live~」は、浦島坂田船の結成10周年を記念したライブ。開演時間が迫り、場内にはcrew(浦島坂田船のファンの呼称)による「うらしまさかせん!」という掛け声がアリーナにこだまする。客席の照明が落ちるとステージから4色の花火が上がり、ライブは「Carry Forward」で華々しく幕開け。バックバンドの生演奏に乗せて、浦島坂田船が甘い歌声を届けていく。「アイドルっぽい曲を作った。」「Dreamer」に続き「海賊船~心の奪い手~」を畳みかけ、4人は息の合ったダンスを見せた。

となりの坂田。

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「花鳥風月」が始まるとバックダンサー8人が加わり、総勢12人が美しく舞う。それからメンバーはトロッコに乗り込み「最強ライバル」でアリーナを回遊。ファンのすぐ近くで「千本桜 -guitar rock arrangement ver.-」を届けた。曲が終盤に差しかかると4人はセンターステージへ移動。「Beetle Battle」ではたびたび炸裂する決め台詞に、crewが割れんばかりの歓声を上げた。

左からとなりの坂田。、うらたぬき

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バンドとダンサーによるパフォーマンスを挟み、ライブはメンバーのソロ曲&ユニット曲のコーナーへ。となりの坂田。が「スーパーヒーロー」で客席を赤一色に染め上げたのち、センターステージにうらたぬきが登場。観客は声を上げながらサイリウムの色を緑に変更する。「シアワセは台本の外から」に続き始まったのは「Trip-Trap, Love Trap!!」。この曲ではうらたぬきと坂田が2人で歌唱した。

続いてメインステージに現れたセンラは「脳内シェイカー」を披露。飲み会さながらのコールが客席に轟いたのち、「ちょっとイイとこ見てみたい!」の掛け声でセンラがフライ返しを持つ。そしてステージに置かれたホットプレートの上にはホットケーキが。彼はそれを華麗にひっくり返し、若干焦げ気味のホットケーキを口に運ぶと「10周年は、ほろ苦だ」という言葉を残してステージを去った。

志麻

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志麻が姿を現し、ロックナンバー「CRAZY BUNNY!!」がスタートすると場内の空気は一変。ステージに火柱が上がり、客席は紫色に染まる。そこにセンラが合流して届けられたのは「#嘲笑ポラロイド」。続く「花吹雪」で再び集結したメンバー4人は、全員バラバラの衣装を着用している理由を「皆さんが投票して選んでくれた衣装です!」と説明したのち「ARK」を歌い上げた。

浦島坂田船「浦島坂田船 10th Anniversary ~Memorial Live~」の様子。

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幕間映像を経て突如ステージに登場したのは、船を模したトロッコ。4人は船上で「Sailor's High」を歌唱しながら、アリーナをゆっくりと移動していく。続いて披露された「わいふぁい暴想ボーイ」では「ソイヤッサッサ」というコール&レスポンスが巻き起こった。その後、4人は「着席!」という掛け声で観客を座らせて、浦島坂田船として過ごした10年間を回顧。ライブは「メモリアルメドレー」と名付けられたコーナーへ突入し「Pathfinders」「ポーカーフェイク」「ハロウ!ゴーストシップ」「花魁俺嵐コンフュージョン」「明日へのBye Bye」「Snow melody」「世界で一番好きな名前」「Fire◎Flower」「年に一夜の恋模様」「SHOW MUST GO ON!!」の10曲が連続で歌われた。

センラ

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天井から吊り下げられたゴンドラに乗り込む浦島坂田船。観客の視線がアリーナ頭上に集まる中、「そらに、ひらり」と「花や、花」が届けられた。さらに4人がアッパーチューン「恋色花火」で場内の熱気を高めたのち、ミディアムバラード「君まであと何メーター」をしっとりと歌い上げると、crewから温かい拍手が送られた。「Mermaid」を経て、メンバーは改めて結成10周年を迎えたことについて話し始める。センラは過去に一度、活動を辞めようと思っていたことを告白。「メンバーに辞めたいと言いました。そしたらメンバーは『気持ちはわからんでもないけど、一緒にやりたい』と言ってくれました。僕はそれでも辞めたいと頑なに言ってたんですけど、今ここに立たせていただいて、あのとき辞めなくてよかったなと思ってます。そして、改めて言葉にしたいと思います。あのとき引き止めてくれてありがとう。1回辞めようとした僕を、またグループに入れてくれて本当にありがとう」と話し、メンバーに向かって深々と頭を下げた。最後にうらたぬきからファンに向けて「本当に生まれてきてくれてありがとう」という壮大な感謝が告げられたのち、浦島坂田船は「Shouter」を全力でパフォーマンス。場内が温かい空気で満たされる中、ライブ本編は幕引きとなった。

うらたぬき

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アンコールに応えて再び姿を現した4人は「Peacock Epoch」を歌い始める。ステージ上で惜しみなく燃え盛る炎。メンバーの歌声も観客の声援もより一層熱を帯び、ラストナンバー「SAILING!!!!!」へ。浦島坂田船とバックダンサーがメインステージ、花道、センターステージを駆け回りながらパフォーマンスを届け、約4時間にわたった長尺ライブは大盛況のうちに終演した。

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浦島坂田船「浦島坂田船 10th Anniversary ~Memorial Live~」2023年4月29日 さいたまスーパーアリーナ セットリスト

01. Carry Forward
02. アイドルっぽい曲を作った。
03. Dreamer
04. 海賊船~心の奪い手~
05. 花鳥風月
06. 最強ライバル
07. 千本桜 -guitar rock arrangement ver.-
08. Beetle Battle
09. スーパーヒーロー
10. シアワセは台本の外から
11. Trip-Trap, Love Trap!!
12. 脳内シェイカー
13. CRAZY BUNNY!!
14. #嘲笑ポラロイド
15. 花吹雪
16. ARK
17. Sailor's High
18. わいふぁい暴想ボーイ
19. メドレー10
20. そらに、ひらり
21. 花や、花
22. 恋色花火
23. 君まであと何メーター
24. Mermaid
25. Shouter
<アンコール>
26. Peacock Epoch
27. SAILING!!!!!

※「Shouter」の「e」はウムラウト付きが正式表記。

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撮影:小松陽祐(ODD JOB)、加藤千絵(CAPS)

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となりの坂田。@浦島坂田船 @sakatandao

楽しかった😭 https://t.co/9N7WVYgfxS

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