日向坂46四期生が伝統と個性で“おもてなし”、12人の絆見せた初単独イベント

8

1142

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 240 851
  • 51 シェア

日向坂46の四期生による初の単独イベント「おもてなし会」が2月11、12日に千葉・幕張メッセ 幕張イベントホールで開催された。この記事では2日目の模様をレポートする。

日向坂46四期生(撮影:上山陽介)

日向坂46四期生(撮影:上山陽介)

大きなサイズで見る(全26件)

「おもてなし会」は出演メンバーによる来場者のもてなしとライブが繰り広げられるイベント。2日目では生配信も実施され、全国のおひさま(日向坂46ファンの呼称)が四期生12人によるフレッシュなステージを楽しんだ。開演前の場内アナウンスは小西夏菜実、竹内希来里、平尾帆夏が担当。本公演より観客のマスク着用での声出しが解禁されたこともあり、コール&レスポンスで声援の練習が行われた。

正源司陽子(撮影:上山陽介)

正源司陽子(撮影:上山陽介)[拡大]

山下葉留花(撮影:上山陽介)

山下葉留花(撮影:上山陽介)[拡大]

スクリーンにオープニング映像が流れ始めると、メンバーが1人ずつ登場し、それぞれ個性豊かに自己紹介した。石塚瑶季はアクロバットの技を決め、読売ジャイアンツの応援歌を歌い自身を鼓舞。岸帆夏はダンゴムシ、小西は敬愛する先輩メンバー加藤史帆のモノマネを披露した。「永遠の白線」をアカペラで歌唱したのは清水理央。次に正源司陽子が「ドレミソラシド」をフルートで演奏し、竹内が画用紙に書いた“きらりんフォント”を見せた。平尾は“ひら砲”なる得意技を客席に撃ち込み、平岡海月は中国語でファンを遊びに誘う。書道が得意な藤嶌果歩は自分を表す1文字として「羊」と一筆披露した。バトンの大技を決めた宮地すみれに続いて、山下葉留花が三線の演奏で魅せ、渡辺莉奈が“あいうえお作文”で自己アピール。そんな初々しくも懸命なパフォーマンスの数々に、観客は大きな拍手と歓声を送った。

左から平尾帆夏、藤嶌果歩、小西夏菜実、清水理央、石塚瑶季、竹内希来里。(撮影:上山陽介)

左から平尾帆夏、藤嶌果歩、小西夏菜実、清水理央、石塚瑶季、竹内希来里。(撮影:上山陽介)[拡大]

宮地すみれ(撮影:上山陽介)

宮地すみれ(撮影:上山陽介)[拡大]

メンバーを代表して挨拶した清水は「舞台袖にいたときから皆さんの歓声が聞こえて、うれしくて。日向坂46になったんだと実感しました」と喜びを語る。四期生の最年長である平岡は「1回しかない『おもてなし会』。今日にすべてをぶつけたいと思います!」と意気込んだ。最初の“おもてなし”は「伝統のパフォーマンス」。日向坂46の一期生が、けやき坂46時代に披露したパフォーマンスに四期生が挑戦するというもので、石塚、小西、清水、竹内、平尾、藤嶌がマーチングドラム、岸、正源司、平岡、宮地、山下、渡辺がカラーガード、そして全員でダンスパフォーマンスを披露した。パフォーマンス後、石塚は楽器未経験のうえに、太鼓が重くて苦労したと練習を振り返る。宮地はカラーガードが特技の東村芽依から直接指導を受けたことを明かし、「最後キャッチすることができて本当によかったです!」と笑顔を見せた。

「いきなり即興劇」のペアを決める日向坂46四期生。(撮影:上山陽介)

「いきなり即興劇」のペアを決める日向坂46四期生。(撮影:上山陽介)[拡大]

次の「いきなり即興劇」では3つのペアがその場で発表される設定で2分間の芝居にチャレンジ。石塚と清水は「初々しいカップルが英語圏の国で豪雨に見舞われ告白する」というストーリーを熱演した。岸と宮地は遊園地に遊びに行く自動車ディーラーの店員と客に扮し、ダジャレを含めるという無茶ブリも、回転系のアトラクションと車を掛けた「ぐるぐる車ー!!」で見事クリア。小西と正源司は料理部の優しい先輩と後輩という設定で、襲ってきたライバル校の料理部をカレーの具材で撃退するアクション劇を繰り広げた。演技終了後、非常に照れくさそうにする各ペアにメンバーと観客は惜しみない拍手を送る。平岡は「本当は英語だけど、吹き替えになっているのかなと思った」「車を試乗してから遊園地に行く流れがよかった」「敵がほかの高校だったのが意外」と冷静かつ的確にコメントした。またカラーガードの練習期間、石塚が宮地へ「マイライフルとのマイライフが始まるね」というダジャレをプレゼントしていたことも明かされた。

日向坂46四期生(撮影:上山陽介)

日向坂46四期生(撮影:上山陽介)[拡大]

12人の私服ファッションショーを挟み、イベントは後半へ。「Overture」の流れる幕間映像を経て「ブルーベリー&ラズベリー」でライブパートがスタートした。この曲は昨年10月リリースの8thシングル「月と星が踊るMidnight」に収録された四期生初の期別曲。パフォーマンス後、小西が「コールが聞こえてきてめっちゃうれしかった」と喜び、平岡が「ブルーベリーなら青、ラズベリーなら赤。どっち派ですか?」と好きなほうの色のサイリウムを点灯してもらうひと幕もあった。さらに「皆さん……日向坂46四期生……」と意味深な口調で切り出したが「……仲良しです」と着地し会場を笑いに包んだ山下。「こんなに思いやりのある子がいるんだ!って思うくらい、みんなが優しくて助けられているので、この12人の温かい思いを皆さんに届けられたらと思います!」と彼女は力強く宣言した。

日向坂46四期生(撮影:上山陽介)

日向坂46四期生(撮影:上山陽介)[拡大]

その後、彼女たちは「ドレミソラシド」「キュン」「こんなに好きになっちゃっていいの?」と日向坂46の過去曲をパフォーマンス。「青春の馬」を歌唱したのち、1人ひとりがファンに向けて挨拶をした。笑顔や泣き顔を浮かべながら、丁寧に言葉を紡ぐメンバーを、観客は歓声を送って激励。そしてラストナンバー「JOYFUL LOVE」でホールがハッピーなムードに包まれた。アンコールで披露されたのは、この日2度目の「ブルーベリー&ラズベリー」。12人は最後の“おもてなし”として「お見送り」を行い、イベントに幕を下ろした。

この記事の画像(全26件)

「日向坂46四期生『おもてなし会』」2023年2月12日 幕張メッセ 幕張イベントホール セットリスト

01. ブルーベリー&ラズベリー
02. ドレミソラシド
03. キュン
04. こんなに好きになっちゃっていいの?
05. 青春の馬
06. JOYFUL LOVE
<アンコール>
07. ブルーベリー&ラズベリー

全文を表示

読者の反応

  • 8

J_ROCKNews @J_ROCKNews

日向坂46四期生が伝統と個性で“おもてなし”、12人の絆見せた初単独イベント https://t.co/G0h1Rk17iM

コメントを読む(8件)

リンク

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 日向坂46 の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。