「アヴちゃん聖誕祭」は、アヴちゃんの誕生日当日である12月25日に毎年開催されている恒例イベント。満員のZepp DiverCityを舞台に行われた今年の聖誕祭は、オープニングでひばりくん(G)、やしちゃん(B)、サポートメンバーのみーちゃん(Key)、山口美代子(Dr)が「Happy Birthday to You」を奏でる中、舞台中央に鎮座する白い円形のステージにアヴちゃんが登場して幕を開けた。最初に披露された曲は「MYSTERIOUS」。アヴちゃんはバレリーナのように優雅に舞い、幻想的な楽曲の世界を彩った。
アヴちゃんの高らかな哄笑に続いては「BL」「DANCE DANCE DANCE」が連投され、フロアの熱気が急上昇していく。感染対策のため声を出せないオーディエンスは手にしたジュリ扇を激しく振り、そのエネルギーをステージへと届けた。やしちゃんが野生的なビートを刻んだ「P R I D E」では、アヴちゃんが着ていたローブを脱ぎブルーのマイクロミニドレス姿をあらわにする。「まだまだ行くで?」と挑発的に呼びかけたアヴちゃんは、ステージを左右に闊歩して観客のさらなる興奮を煽った。
続いて披露されたのは、12月21日にリリースされたばかりの最新曲「バイオレンス」。アヴちゃんがアカペラで歌い出すというライブならではの展開で観客を驚かせると、まさに“バイオレンス”な轟音でフロアを圧倒していった。「金星」の心地よいビートで場内をいったんクールダウンさせたあとは、ひばりくんのメロウなギターが楽曲の世界をさらに広げた「催眠術」、荘厳なコーラスワークでオーディエンスを魅了した「あややこやや」と、ライブならではの芳醇なアンサンブルの数々で観客を楽しませた。
物語を語りかけるように「Q」「十」が連続で届けられたあと、ライブはいよいよ終盤へ。「Serenade」では華やかなサウンドの中でアヴちゃんが「みんなありがとう!」と叫び、パラパラを踊って盛り上げた。ラストナンバー「Introduction」が終わると、アヴちゃんはメンバーたちをステージ前方へ招いて「たまにしかやらへんで?」と笑い、5人で手をつないで観客に挨拶。誕生日を祝うために集まったファンへの感謝の思いを表した。
最後にステージに残ったアヴちゃんは「今日はお誕生日なので、ちょっとだけしゃべろうと思います」と前置きし、「2022年はとんでもない年でした。でも、ライブというものがどれだけ大切かにも気付けました。ライブがないと私は生きていけないです。私がクリスマスに生まれたということにすごく意味がある、と思う2022年でした」と、激動の1年間を振り返る。そして「今も新しいことを準備しています。今までのすべてが準備やったんやな、と思えるような、それくらいのギアでぶっ飛ばしていきます!」と来年のさらなる活躍を誓い、大きな拍手に包まれてステージをあとにした。
女王蜂は2月1日に約3年ぶりのオリジナルアルバム「十二次元」をリリース。3月2日には東京・東京ガーデンシアターで単独公演「バイオレンス」を開催する。
関連商品
女王蜂 アヴちゃん @qb_avu
🔥🔥🔥🎂🔥🔥🔥 https://t.co/mFA5WWWr72 https://t.co/U3EHkdbb8T