ukka「ALLOUT SECOND」で持ち曲全44曲を一挙披露、メジャーデビューに向けて全力で加速

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ukkaのワンマンライブ「ALLOUT SECOND」が11月3日に東京・よみうりランド 日テレらんらんホールで開催された。

ukka「ALLOUT SECOND」の様子。

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スクリーンに映された「ALLOUT SECOND」のロゴ。

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3年前の2019年11月、同会場で桜えび~ず名義最後のライブにして、グループ初のホールワンマン「桜エビ~ず 1stコンサート"ALL OUT”」を開催し、当時の全オリジナルナンバー29曲を披露したukka。その後、新たなグループ名を掲げてひたむきに邁進してきた彼女たちは、今回の「ALLOUT SECOND」でもすべてのオリジナル曲をパフォーマンスした。3時間以上にわたって披露されたのは、11月16日にテイチクエンタテインメントよりリリースされるメジャーデビューミニアルバム「青春小節」の収録曲を含む計44曲。約7年間のグループの軌跡を刻むようなステージに、会場に足を運んだ大勢のファンが夢中になった。

ukka「ALLOUT SECOND」の様子。

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ukka「ALLOUT SECOND」の様子。

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開演時刻になると、紗幕のようにステージ前に設置されたスクリーンに、メンバーが緊張の面持ちで椅子に腰かけるオープニング映像が流れる。そしてそのスクリーンがゆっくりと上昇し、赤い生地に黒のラインがかかった華やかかつシックな衣装に身を包んだukkaが姿を現すと、客席から大きな拍手が沸き起こった。6人は桜えび~ず時代から大切に歌い続けてきた1曲「Believe」でライブの幕を開け、まっすぐな歌声を響かせる。さらに現体制初の楽曲として発表された「MORE!×3」を明るく歌い上げた彼女たちは、1人ずつ意気軒昂と自己紹介。続くブロックではさわやかなポップソング「恋、いちばんめ」やラップチューン「can't go back summer」によって心地よい高揚感が生まれ、”らんらんメドレー“と題したメドレーコーナーでは2016年発表の初オリジナル曲「はっぴースキップ☆ジャンプ」など桜エビ~ず時代の楽曲11曲が次から次へと畳みかけられた。その後もukkaは初期の楽曲「初恋模様」や、矢野博康の提供曲「わたしロマンス」などをエネルギッシュに歌唱。未来への期待を込めたメッセージソング「WINGS」では、力強く伸びやかな歌声で観客を圧倒した。

センターステージで歌うukka。

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ukka「ALLOUT SECOND」の様子。

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ここで6人は一旦ステージから退場。ステージ前のスクリーンが下がり、ライブのオープニング映像の続きが流れ始めた。この転換映像は各メンバーが異なる相手と対談するという内容で、村星りじゅは落語家の入船亭扇遊、茜空はアメリカ人のパフォーマーGREGO、川瀬あやめは占い師のシウマとトーク。対談相手を事前に知らされていなかったメンバーは三者三様のリアクションを見せつつ、それぞれ疑問や悩みをぶつけるなどして会話を交わした。3人の対談映像が終わると、ukkaは客席エリアの中央に設置されたセンターステージに登場。客席との距離が近い状態で「時間。光り輝く螺旋の球。 」「おねがいよ」「ねぇ、ローファー 。」をじっくりと熱唱し、場内を恍惚とした空気で満たしてみせた。続いて上映された転換映像の後半では、芹澤もあがこれまで親子関係を公表してこなかった父親・後藤祐樹と対談し、昨年秋にukkaに加入した結城りなと葵るりは同期同士2人でトークを繰り広げた。

ukka「ALLOUT SECOND」の様子。

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ライブ後半もukkaは勢いとテンションを緩めず、「灼熱とアイスクリーム」「せつないや」など多彩な楽曲を高い熱量をもって届けていく。メジャーデビューミニアルバム「青春小節」の収録曲「空想トラベル」や、エモーショナルな恋愛ソング「AM0805の交差点」など、2022年発表の楽曲も披露してグループの最新のモードをしっかりと提示した。いよいよ公演が終盤に差しかかると、「タリルリラ」「エビ・バディ・ワナ・ビー」「キラキラ」などのライブの人気曲が立て続けに並び、会場の熱気がさらに一段階上昇。この時点ですでに開演から3時間近くが経っていたが、6人は疲れた様子を見せることなく、「青春小節」からの先行配信曲である青春感あふれるポップナンバー「アフタヌーン・グラフィティ」を高らかに響かせた。続く「それは月曜日の9時のように 」ではライブの盛り上がりと呼応するように、きらびやかな金色のテープが観客の頭上に。怒涛の勢いでライブ本編を駆け抜けたメンバーは、12月21日に神奈川・1000 CLUBでメジャーデビュー後初のワンマンライブを開催することを発表し、ステージをあとにした。

ukka「ALLOUT SECOND」の様子。

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客席通路を移動する村星りじゅ、茜空。

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アンコールを求める拍手に応え、再び観客の前に姿を見せたukkaは初期曲の1つ「僕らのハジマリ」でパフォーマンスを再開。勢いそのままに、「青春小節」よりスカロック調のパーティチューン「Viva La Vida」を歌唱して会場に大きな興奮をもたらす。そして6人が「ALLOUT SECOND」を締めくくるラストナンバーとして披露したのは、「桜エビ~ず 1stコンサート"ALL OUT”」のときと同じく、グループを代表する楽曲「リンドバーグ」。メンバーは客席通路を通ってセンターステージに上がり、その周りを360°囲むファンとともに曲に合わせて腕を掲げた。

涙する茜空。

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44曲を無事に歌い終えたukkaは、ここで1人ずつ順番に感想を述べる。茜は涙を浮かべつつ「『ALLOUT』2回目をやると聞いたときは、本当にふざけんなって思ったんですけど……」とレッスンの苦労を明かし、「この6人になったこと、自分たちで正解にしてきたいなって」「私が皆さんの光になれたらいいなと思っています」と未来に向けた前向きな思いを口に。結城は「1年間振り入れに追われ続けて、もう無理かもと思ったこともあったけど、こうやってみんなに全曲を披露することができてよかったなと思っています」と涙ながらに達成感を表情ににじませた。葵も「泣かないって決めてたのに、前の2人が泣いてたから……」と目から涙をあふれさせ、「たくさんのことを覚えて、たくさんの人に出会って、たくさんのことを経験させてもらって幸せだなって。メジャーデビューしてからも、もっともっとがんばるので、ついて来てくれるとうれしいです」と自身の思いを言葉に紡ぐ。温かい拍手に包まれた6人は、メジャーデビューに向けて大きな弾みをつける形で「ALLOUT SECOND」の幕を閉じた。

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ukka「ALLOUT SECOND」2022年11月3日 よみうりランド 日テレらんらんホール セットリスト

01. Believe
02. MORE!×3
03. 恋、いちばんめ
04. オスグッド・コミュニケーション
05. can't go back summer
06. らんらんメドレー(ボクエール / 嘘とライラック / ウノ-ウノ / お年頃distance / 360°シューティングガール / 急なロマンティック / さいしょのさいしょ / みしてかしてさわらして / グラジェネ / 帰れない / はっぴースキップ☆ジャンプ)
07. 初恋模様
08. こころ予報
09. わたしロマンス
10. Magik Melody
11. ガールズナイト
12. Shining City Lights 
13. Party goes on. 
14. ファンファーレ
15. WINGS
16. 時間。光り輝く螺旋の球。
17. おねがいよ
18. ねぇ、ローファー 。
19. ニューフィクション
20. Poppin'love!!!
21. 灼熱とアイスクリーム
22. せつないや
23. 214
24. 空想トラベル
25. AM0805の交差点
26. まわるまわるまわる
27. タリルリラ
28. エビ・バディ・ワナ・ビー
29. キラキラ
30. アフタヌーン・グラフィティ
31. それは月曜日の9時のように
<アンコール>
32. 僕らのハジマリ
33. Viva la Vida
34. リンドバーグ

ukka ワンマンライブ

2022年12月21日(水)神奈川県 1000 CLUB

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