いよいよ開幕「KCON」INIが盟友と再びステージへ!EXO、モネク、TREASUREをカバーしたのは

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「KCON 2022 JAPAN」が、10月14日から16日にかけて東京・有明アリーナで開催されている。本稿では、初日である14日公演の模様をレポートする。以下、ネタバレが含まれているためKCONオフィシャルYouTubeチャンネルでアーカイブの視聴を予定している人はご注意を。

「KCON 2022 JAPAN」の様子。 (c)CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

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「KCON」は2012年にスタートした世界最大級の韓国カルチャーフェスティバル。今回の日本公演の初日には、KIHYUN(MONSTA X)、LE SSERAFIMNMIXX、TNX、INIOCTPATH、TO1、VIVIZが出演した。

「POPPIA」のパフォーマンスの様子。 (c)CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

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ファン・ミニョン (c)CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

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オープニングを飾ったのは、INIとTO1がコラボレーションした「POPPIA」のパフォーマンス。「POPPIA」は「アーティストとファンが出会う夢のような瞬間」が表現されたKCONのシグネチャーソングで、今回披露されたバージョンのラップメイキングには、INIの田島将吾とTO1のチャンが参加している。TO1には、INIが誕生したオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN SEASON2」に出演していたダイゴこと小林大悟とレンタこと西島蓮汰が在籍していることもあり、両グループのコラボレーションで会場の熱気は急速に高まっていく。「POPPIA」が終わると、3日間司会を務めるファン・ミニョンがステージに登場。「ようこそ!」とKCON-ers(KCONファンの呼称)を歓迎したのち、「Let's, KCON」というお決まりの挨拶を合図に「KCON 2022 JAPAN」の火蓋を切って落とした。

TNX (c)CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

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トップバッターは、真っ白の衣装に身を包んだTNX。彼らは2021年に放送されていたオーディション番組「LOUD」から誕生した6人組ボーイズグループで、今回がグループとして初の来日となった。そんな彼らの記念すべき日本での初ステージは、今年5月にリリースされたデビュー作「WAY UP」のリード曲「MOVE」で幕を開けた。6人は初々しく自己紹介を終えると、続けてメンバーのフィが手がけた楽曲「Your Favorite Melody」を披露。幻想的にゆらめく水面の映像とともに、TNXはリラックスした表情でステージを自由に移動しながら観客にウェーブを促すなどして一体感を作り上げていた。曲を終えた彼らは、6人でぎゅっと横並びになり肩を組み「ありがとうございます!」とさわやかに一礼しステージをあとにした。

OCTPATH (c)CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

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OCTPATHは、襟元にゴージャスなビジューがあしらわれたおそろいの黒い衣装でステージに登場。デビュー曲「IT'S A BOP」を英語バージョンで披露し、会場をどよめかせる。楽曲の後半で披露される海帆のアクロバットやラストに高橋わたるが自身の美しい腹筋をカメラに見せつけるアドリブでは、会場がひときわ大きな盛り上がりを見せていた。「顔の天才、高橋わたるです!」「グループのボスベイビー、小堀柊です!」とにぎやかな自己紹介が繰り広げられる中、OCTPATHのムードメーカー・栗田航兵は「いつも僕がやってる自己紹介、KCONバージョンでやりたいと思います!」と宣言し、THme(OCTPATHファンの呼称)にはお馴染みの「どんぐりころころ、どん栗田」のスペシャル版を披露。また四谷真佑が「マイナスイオンの妖精こと四谷真佑です!」と自己紹介したのちに「I'm a fairy」と付け足したり、高橋は韓国語、海帆は英語で挨拶したりして、全世界で配信されるKCONならでのMCを展開した。最後にメンバーたちは新曲「Like」にて、古瀬直輝を筆頭とした一糸乱れぬダンスパフォーマンスとともに「嫌なこと忘れて」「明日のこと忘れて揺れて」というメッセージを歌い届け、会場にさわやかな余韻を残した。

LE SSERAFIM (c)CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

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EXOの「Love Shot」をカバーしたLE SSERAFIM。 (c)CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

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続いて登場したのはLE SSERAFIM。彼女たちのステージは、バレエを連想させるセンターステージでのKAZUHAのソロパフォーマンスで口火が切られた。センターで華麗に舞うKAZUHAのもとにHUH YUNJIN、SAKURA、KIM CHAEWON、HONG EUNCHAEが続々と合流し、「The World Is My Oyster」「FEARLESS」がシームレスに披露された。HUH YUNJINは色気たっぷりにロングヘアを振り乱し、「笑顔がじゃがいも、EUNCHAEです!」とかわいらしく自己紹介していたHONG EUNCHAEはキレのあるダンスとあどけない表情とのギャップでオーディエンスを釘付けに。またこの公演では、10月17日にリリースを控えるミニアルバム「ANTIFRAGILE」に収録される「Good Parts」がお披露目された。力強さが印象的な「FEARLESS」とは打って変わってリラックスしたムードで展開されるこの楽曲では、メンバーたちはステージを楽しげに練り歩いて客席との交流を楽しんでいた。終盤にはSAKURAとKIM CHAEWONの2人が手をつないでセンターステージへ移動したのち、ほかのメンバーたちと合流。5人が中央にそろうとメンバーたちは横一列に並んで肩を組み、幸せそうな表情で笑い合って会場をあたたかな空気に包み込んでいた。なおLE SSERAFIMは「これまで開催されてきたKCONの中から、もう一度見たいステージ」をカバーする「リレーパフォーマンスチャレンジ」のコーナーで、EXOの人気曲「Love Shot」を披露。EXOがミュージックビデオで着用した衣装がオマージュされたカラフルなスーツの衣装に身を包み、剛柔併せ持つしなやかなパフォーマンスで確かな実力を見せつけた。

左から2番目が藤牧京介(INI)。(c)CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

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ファン・ミニョンが進行するトークのコーナーでは、INIファンの女性からの熱烈な応援に、控室からの中継でINIが応えるひと幕も。「何か伝えたいことありますか?」とファン・ミニョンに問われたMINI(INIファンの呼称)の女性が「愛してます!」と声を震わせながら即答するとINIは大盛り上がり。INIのメンバー藤牧京介のうちわを胸に抱えラブコールを送る彼女に対して、藤牧も「僕も愛してます!」と大きな声で答えて会場を盛り上げていた。

TO1 (c)CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

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TO1のステージの様子。 (c)CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

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その後は、そんなINIとオープニングでコラボしたTO1のステージへ。7月にリリースされた「Drummin’」のパフォーマンスでは、メンバーのレンタが「Take my hands baby」と歌いながら自身の頬をつんつんと突いたり、ダイゴがダンスブレイクのラストで高らかに宙を蹴り上げたりする振付を披露し、観客はそれに合わせて手にしたペンライトを大きく揺らした。ダイゴとレンタにとって、日本のファンと会うのは今回のKCONが初めて。ダイゴが「今日僕たちに会いたかった人、拍手をお願いします!」と両手を大きく広げると、割れんばかりの拍手が送られる。会場からの熱気を一身に浴びたダイゴは満足げな面持ちで「僕も会いたかったです!」と叫んで喜びを爆発させた。またレンタは「僕は最近TO1としてデビューしたんですけど、今まで応援してくれた家族の方、ファンの方にキラキラとした姿を見せられて本当にうれしいです」と彼らしい口ぶりで話し、眩しい笑顔を見せていた。

NMIXX (c)CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

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ソリュン(NMIXX) (c)CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

ソリュン(NMIXX) (c)CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved[拡大]

NMIXXは会場がミステリアスな雰囲気に包まれる中、キュジンの挑発的な高笑いを合図に「DICE」のパフォーマンスをスタート。曲調に合わせてくるくると変わる表情でオーディエンスを惹き付けたのち、リーダーのへウォンが日本のファンに会えた喜びを日本語で表明。彼女に続くようにジニは「会えてうれしいです」、ベイは「大好きー!」などと日本語で客席に愛を届けていた。彼女たちが「COOL」で作り上げたドリーミーな空気は「O.O」のステージで一変。真っ赤な照明が激しく点滅する演出とともに始まったこの曲では、楽曲の大きな特徴である転調のパートやリリー、ソリュンの感情を爆発させるような歌唱などで会場を魅了した。

TREASUREの「I LOVE YOU」をカバーしたTNX。 (c)CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

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MONSTA Xの「Shoot Out」をカバーしたTO1。 (c)CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

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VIVIZ (c)CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

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ファン・ミニョンとともに、スペシャルMCとしてステージに再登場したLE SSERAFIMのKAZUHAは、「Z世代を惹きつけた楽曲を生まれ変わらせる」コンセプトが掲げられたカバーステージが行われることを予告。指ハート、頬ハート、頭上でのハートという3つのハートを作り、これから披露される楽曲のヒントを届ける。2人が退場したのちに「TNX × TREASURE」「TO1 × MONSTA X」の文字がモニタに映し出され、TNXはTREASUREの「I LOVE YOU」を、TO1がMONSTA Xの「Shoot Out」をパワフルにパフォーマンス。その後はダンサーを従えてVIVIZがゴージャスな黒のミニドレスで登場した。ウナはぴょんぴょん跳ねながら客席のあちこちを見渡すなどして、日本のファンとの再会を喜ぶ。3人は「Love Love Love」を経て披露された「LOVEADE」でファンとアイコンタクトを交わしたりハートを作ったりして交流をめいっぱい楽しんだ。代表曲「BOP BOP!」では、アップテンポのディスコサウンドに乗せて会場のペンライトが激しく揺れ動き、場内のライティングも楽曲のビートに合わせてパープルと白の交互に点滅。確かなパフォーマンス力でグループとしての実力を見せつけた3人は、「ありがとうございました!」と息をそろえて会場に一礼し、愛おしげに会場を見渡しながらステージをあとにした。

INIのステージの様子。 (c)CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

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INI (c)CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

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続いてのアクトはINI。センターステージに田島が現れたのに続き、ステージから伸びる4つの花道などから2人ずつメンバーが登場する。彼らはセンターステージへと歩を進めて田島と合流し、「Password」の韓国語バージョンで観客を興奮の渦に巻き込んだ。11人は「好きな言葉は練習です、後藤威尊です」「今日も言わせてください! キラキラアイドル担当、尾崎匠海です!」「松田迅です! MJって呼んでください! MJー!」などのハイテンションな自己PRを経て、事前にファンから募集したリクエストの紙を引き、それらにその場で応える「KCON Make a Wish」のコーナーへ。「自分で自分を褒めてあげてください」というミッションを課されたのは「エンジェル佐野雄大です」と冒頭で挨拶をしていた佐野雄大。彼は「人間なのに、INIのエンジェルやっててえらいね! エンジェルスマーイル!」と天使のようなジェスチャーで笑顔を弾けさせ、松田から「天才かよ!」と感心されていた。「ぎゅっとエアハグしてください」とリクエストされた西洸人は、戸惑いと照れが入り混じった表情で動揺しながらも、意を決したかのようにカメラをまっすぐ見つめ「ぎゅぎゅっ!」とエアハグしてみせる。彼のエアハグに会場は大きく沸き立つも、当の本人は照れ隠しでメンバーたちの周りを駆け回っていた。「STRIDE」では、センターステージで全員が肩を組み前へ進んだのち、11人は4つの花道に分かれていく。それまでも隙あれば客席のMINIを探し出してアピールしていた彼らは、花道でも全身を使って大きく手を振り、ファンの応援に応えていた。

KIHYUN(MONSTA X) (c)CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

KIHYUN(MONSTA X) (c)CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved[拡大]

「KCON 2022 JAPAN」の様子。 (c)CJ ENM Co., Ltd, All Rights Reserved

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トリを飾ったのは、MONSTA XのKIHYUN(キヒョン)。スモークとともにせりあがりで姿を現した彼は、壇上に運び込まれたスタンドマイクに両手を乗せ「VOYAGER」で伸びやかな歌声を響かせる。貫禄さえ漂うパフォーマンスを披露しながら、曲中には「拍手!」と会場の熱気を煽るなどオーディエンスとのコミュニケーションも楽しんでいる様子だった。「皆さんこんにちは、キヒョンです!」とはつらつとした声色で挨拶をしたのち、彼は「……ここにMONBEBE(MONSTA Xファンの呼称)いますか?」と遠慮がちに尋ねる。彼の呼びかけに反応したMONBEBEの姿をあちこちで見つけたキヒョンはぱっと目を輝かせ、喜びを噛み締めるかのような表情でそれぞれに手を振り返していた。キヒョンが「RAIN」「One Day」のパフォーマンスを終えると、最後に出演者全員がステージに登場。出演者たちは、ほかのグループとの交流を楽しみつつ自撮り棒などを片手にステージを駆け回り四方八方へ手を振る。司会のファン・ミニョンは「今日はここで終わりですが、KCONは明日も続きます」「最後に、Let's KCON!」と晴れやかな表情で挨拶し、KCON“Day1”をにぎやかに締めくくった。

・「KCON 2022 JAPAN」DAY2のライブレポートはこちらから
・「KCON 2022 JAPAN」DAY3のライブレポートはこちらから

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「KCON 2022 JAPAN」2022年10月14日 有明アリーナ セットリスト

オープニング

01. POPPIA / INI&TO1

TNX

02. MOVE -D.B VER-
03. Your Favorite Melody

OCTPATH

04. IT'S A BOP -ENG VER-
05. Like -JPN VER-

LE SSERAFIM

06. The World Is My Oyster
07. FEARLESS
08. Good Parts
09. Blue Flame

TO1

10. Drummin' -D.B ver-
11. What a Beautiful Day
12. No More X -ENG VER-

NMIXX

13. DICE
14. COOL
15. O.O

Z世代 POP スペシャル

16. I LOVE YOU(原曲:TREASURE) / TNX
17. Shoot Out(原曲:MONSTA X) / TO1

VIVIZ

18. Love Love Love -D.B ver-
19. LOVEADE
20. BOP BOP!

INI

21. Password -KOR ver.-
22. Shooting Star
23. STRIDE

Relay Performance Challenge

24. Love Shot(原曲:EXO) / LE SSERAFIM

KIHYUN

25. VOYAGER
26. RAIN
27. One Day

エンディング

28. Signature Song

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