B.O.L.Tが「Early Summer Tour」東京公演をほぼノンストップで疾走、結成記念日ライブも発表

B.O.L.Tのツアー「B.O.L.T Presents Early Summer Tour 2022『RE; B.O.L.T』」東京公演が5月28、29日に東京・クラブeXで開催された。

「B.O.L.T Presents Early Summer Tour 2022『RE; B.O.L.T』」はB.O.L.Tにとって2度目のツアー。東京公演を皮切りに、大阪、宮城、愛知でライブが行われる。この記事では2部制で行われた東京公演2日目の模様をレポートする。

1部

B.O.L.Tは1970年代パンクスタイルを現代風にアップデートした衣装でステージに登場。まず「星が降る街」「夜更けのプロローグ」と初期楽曲を連投し、メンバーの成長を感じるようなパフォーマンスを展開した。次に「スーパースター」「夕日の後の夜に」「Reborn」とメッセージ性の強い楽曲をしっとりと歌い上げる。「宙に浮くぐらい」の冒頭ではそれぞれの自己紹介に加え、高井千帆が「みんな今日は来てくれてありがとう！ ここにいる全員をとりこにしちゃうからねー！ 盛り上がっていきましょう！」とファンを鼓舞し、続いてバンドサウンドが特徴的な「BON-NO BORN」「スマイルフラワー」「More Fantastic」が畳みかけられた。「More Fantastic」では、ライブ中に1曲だけ写真撮影OKとする企画「#可愛い被写体のいる生活」が行われ、ファンはメンバーの表情を思い思いに切り取った。その後、B.O.L.Tは「淡い空」、Dragon Ash「HOT CAKE」のカバーなどをしっとりとパフォーマンスし、長めの暗転を挟んで「寝具でSING A SONG」へ。MCなしで14曲連続で披露し本編を終えた。

アンコールでB.O.L.Tは、8月10日発売の1st EP「Weather」に収録される新曲「New Day Rising」をパフォーマンス。この曲はどついたるねんの提供曲で、「B.O.L.Tと一緒に楽しいことを始めよう」というメッセージが込められている。1部最初で最後のMCでは高井が「今一度、私たちB.O.L.Tのポップパンクで熱いライブを東京、そして全国のみなさんに届けたいと思います」とツアータイトル「RE; B.O.L.T」の意味を説明。青山菜花は「New Day Rising」レコーディング時にどついたるねんのメンバーから「楽しく歌ってくれればいいよ」とアドバイスを受けたエピソードを披露した。そして彼女たちは「足音」で1部を締めくくった。

2部

2部は「淡い空」でしっとりとスタート。さらに「夜更けのプロローグ」、1部では披露されなかった「axis」などが続き、楽曲の世界観が力強く表現された。「SLEEPY BUSTERS」の冒頭で白浜あやが「明日のことなんて忘れて楽しみましょう！ エンジョイしていくぞー！」と意気込むと、ファンは大きな拍手で応えた。「宙に浮くぐらい」で「#可愛い被写体のいる生活」企画を行ったB.O.L.Tは、その後「More Fantastic」「未完成呼吸」「わたし色のトビラ」などを連投。1部同様、MCを挟むことなく本編最後の「OUR COLOR」までノンストップで14曲を披露した。

アンコールは「Please Together」でスタート。そして2部のMCでは、結成記念日の7月15日に東京・KANDA SQUARE HALLでライブ「B.O.L.T 3rd ANNIVERSARY LIVE & Early Summer Tour 2022 FINAL」が開催されることが発表された。高井は「私たちは曜日関係なく意地でも結成日にライブをしますから！」と意気込み、内藤るなも「7月15日は“B.O.L.Tの日”ということで祝日ですから！」と結成記念日への思いを強調した。そしてB.O.L.Tは最後に新曲「雨のち晴れ」を披露。雨水をすくって広げるような振り付けで楽曲の世界観を表現し、東京公演の幕を閉じた。ツアーは6月25日の愛知・SPADE BOX公演まで続く。