CUBERS、シナモロールとハローキティ加えた特別編成でひと足早いXmasライブ

CUBERSが12月18日から19日にかけて東京・サンリオピューロランドにてクリスマスライブ「CUBERS Xmas Special Live 2021 in サンリオピューロランド」を開催。本稿では2日目に行われた2公演のうち、第2部の模様をお届けする。

SEが鳴り始めるとCUBERSの面々はハローキティ、シナモロールとともに登場。5人がフォーメーションを組むと、スレイベルの音が加えられた“Xmas ver.”の「ピンキーリング」でライブがスタートした。メンバーの衣装は赤を基調としており、ステージにあしらわれた植物のステージセットと合わせてクリスマス感あふれる彩りの中でライブは進行していった。「ワンダーパレード」「インターフェース・ウィンターベル」といったライブで定番となりつつあるアッパーチューンで勢いを付けた5人がMC明けに繰り出したのはミドルテンポのダンスナンバー「Wonderland」。間奏部分では末吉9太郎がしゃがんでステージ上の花を愛で、その傍らではTAKAが段差に腰かけてリラックスした表情を見せるなど、自由なパフォーマンスでオーディエンスを和ませた。

5人それぞれがソロダンスを披露するダンスセクションでは、グループ内で振り付けを担当するなどダンスに特化したメンバーの綾介が、得意のロボットダンスを披露。ダンスセクションが終わり、照明が落ちるとステージ上部に星空のような光が灯り、5人は幻想的にきらめくステージセットをバックに「強くあれ」のバラードバージョンを情感豊かに歌い上げた。

ライブ中盤のMCでは、最終リハーサルで9太郎が立ち位置を間違えていたことでひと悶着。間違えたのは9太郎であるにも関わらず、立ち位置がかぶってしまった春斗が悪いかのように振る舞われたことが議題に上げられると、「9太郎はセンターに出てくる間違いが多い」という証言も出てきてしまう。9太郎は「センターが見せ場でしょうが！」と、センターに対する並々ならぬ思いを打ち明けながらもメンバーに謝罪。メンバーのやり取りを見ていたTAKAが「平和が一番」とメンバーをなだめたところで一件落着し、彼らは「メジャーボーイ」でパフォーマンスを再開した。

クリスマスバージョンの「君に願いを」「WOW」に続いて披露されたのは、新曲「エブリデイ・アイシタイ」。CUBERSは目まぐるしくフォーメーションを変えながら、サムズアップやピースサインなどを盛り込んだ振り付けで、ファンへの“愛”をダンスで表現した。「Listen to Miracle」のパフォーマンスにはゲストとしてシナモロールが登場。シナモロールは短い手足を精一杯動かしながらもCUBERSのダンスをしっかりコピー。シナモロールを加えた6人のフォーメーションで「Listen to Miracle」を披露した。さらにシナモロールと入れ替わるように登場したクリスマス衣装のハローキティがTAKAと腕を組むと「ホワイトスノー」の演奏がスタート。演奏中に優がハローキティに花をプレゼントするひと幕があるなど、普段のライブとは異なるコラボパフォーマンスでオーディエンスを盛り上げた。最後に「ハッピーメリークリスマス！」と声をそろえたCUBERSは、オーディエンスに手を振りながらステージをあとにした。

アンコールではCUBERSがそれぞれサンリオキャラクターのカチューシャを付けて登場。空中に星マークを描く振り付けの「Bi‘Bi‘Bi」を歌い、クリスマス気分に拍車をかける。最後のMCでは9太郎の母親がこの公演を観に来ていることが打ち明けられ、春斗は「コラボで出てこないかな？」と無茶振り。「オファーをしたら出かねない」と心配する9太郎をよそに、優は「もしお母さん出てきたら俺、花を渡すよ」とそこに乗っかり、5人はメンバーの身の上話で盛り上がる。ラストナンバー「STAND BY YOU」の演奏が始まり、春斗がステージ横から連れてきたのは9太郎の母親ではなく、ハローキティとシナモロール。最後に7人の大所帯でフォーメーションダンスを繰り広げたCUBERSは、全員で手をつないで挨拶し、2日間にわたるクリスマスライブを締めくくった。