下吉田駅は、フジファブリックのフロントマンとしてボーカル、ギター、作詞作曲を手がけ、2009年に29歳という若さでこの世を去った志村正彦の地元。下吉田駅がある富士吉田市では、毎年志村の誕生日の7月10日と命日にあたる12月24日の前後1週間、防災無線のチャイムにフジファブリックの楽曲を使用したり、日頃から地元の高校生たちが志村の存在を広める活動を行ったりと、地域全体で彼と彼が大切にしていた人々に恩返しをする取り組みが広がっている。
フジファブリック楽曲の駅メロ採用は、志村の同級生である富士急行社員が声を上げてから約3年の月日をかけ、志村の家族や関係各所の協力を得て決定。富士急行線の駅メロとしては初めてメロディへの編曲を行わず楽曲そのものが使用され、河口湖方面行きでは「若者のすべて」、大月方面行きでは「茜色の夕日」が、列車が駅に接近するとホームに流れる。
また下吉田駅のホーム上には、志村のプロフィールや楽曲の紹介を記載したパネルが設置され、オリジナルデザインのヘッドマークとポスターを掲出した列車も12月22日~1月10日の20日間限定で運行されることが決定した。詳しくは特設ページにて確認を。
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フジファブリック楽曲が志村正彦の地元・下吉田駅の駅メロに、同級生の富士急行社員が発案 https://t.co/j6PlPasX5S