今年6月にオンラインファンミーティング「BTS 2021 MUSTER SOWOOZOO」を行ったBTS。単独イベントとしては4カ月ぶり、オンラインコンサートとしては昨年10月開催の「BTS MAP OF THE SOUL ON:E」以来約1年ぶりの開催となった「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE」では、全24曲が披露された。ライブの模様は197の国と地域に配信され、世界中のARMY(BTSファンの呼称)が彼らのライブを楽しんだ。
開演時刻になると鉄格子の向こうにオールホワイトの衣装に身を包んだBTSが登場。開演直前にVがふくらはぎの負傷によりダンスを控えるというアナウンスがあったが、そこには彼も含めた7人の姿があった。鉄格子が取り払われると、彼らは大勢のパフォーマーを引き連れ「ON」のステージでド派手に幕を開ける。ダンスパートではVは椅子に座って歌唱し、いつも以上にパワフルな歌声を響かせていた。その後、BTSは「FIRE」「Dope」「DNA」と代表曲を次々と届けていく。さらに「Blue & Grey」や「Black Swan」「Blood Sweat & Tears」「FAKE LOVE」など、新旧を織り交ぜたセットリストでステージを繰り広げた。
「Life Goes On」ではベッド、「Boy With Luv (feat. Halsey)」では黄色のソファと、それぞれの楽曲のミュージックビデオの世界観を踏襲したセットに乗ってパフォーマンスを披露したBTS。生バンドによる演奏も相まって7人のテンションはどんどんヒートアップしていく。「Dynamite」から「Butter」へとつなぐ大ヒット曲のパフォーマンスは、このライブのハイライトに。6人はホーンセクションも交えた軽快なサウンドに乗って気持ちよさそうに歌って踊り、Vも笑顔で歌声を届けた。
終盤、BTSは「Stay」や「So What」といったビートの強いナンバーに乗って飛び跳ね、まるでその場にARMYがいるかのように楽しげにパフォーマンスを繰り広げる。そして彼らは「I NEED U」「Save ME」と“花様年華”シリーズの楽曲を披露し、本編ラストを「IDOL」で締めくくった。
アンコールでBTSは「EPILOGUE:Young Forever」や「Spring Day」という、オフラインコンサートでもARMYに向けて大切に歌ってきた楽曲を披露。J-HOPEはこのライブのセットリストを7人で考えたことを明かし、「状況がよくなってきていると思うので『Spring Day』の歌詞の通り、もうすぐ会えると思います」と語った。BTSは最後にライブタイトルに冠された楽曲「Permission to Dance」をパフォーマンス。Vもパフォーマンスに加わって「楽しい」「踊る」「平和」という国際手話を取り入れたダンスを踊り、紙吹雪が舞う中で幸福感あふれるステージは幕を閉じた。
配信の最後にはBTSが11月27、28日、12月1、2日(現地時間)にアメリカ・ロサンゼルスのSoFiスタジアムにて開催する有観客ライブ「BTS PERMISSION TO DANCE ON STAGE - LA」の12月2日公演の模様が、オンラインストリーミング配信されることがアナウンスされた。日本では12月3日12:30から配信が行われる。
音楽ナタリー @natalie_mu
【ライブレポート】BTSが7人でセットリストを考えたオンラインコンサート開催、12月LA公演配信決定(写真8枚)
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