宮脇咲良、10年間の感謝を胸にHKT48卒業「誰かの元気の源になれた」指原莉乃&兒玉遥も駆けつける

2002

HKT48宮脇咲良の卒業コンサート「宮脇咲良 HKT48 卒業コンサート ~Bouquet~」が、6月19日に福岡・マリンメッセ福岡A館で開催された。

宮脇咲良

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2011年にHKT48の1期生としてデビューした宮脇。2018年10月から2021年4月までは日韓合同12人組アイドルグループ・IZ*ONEのメンバーとして活動した彼女は、4月末の帰国後、5月15日に配信された「HKT48メンバー全員生出演『君とどこかへ行きたい』リリース記念ニコ生特番」にてHKT48からの卒業を発表していた。卒業コンサートにはHKT48の全メンバーが出演。卒業生もゲストとして登場し、節目に花を添えた。なお本公演は国内向けにdTV、日本国外在住のファンに向けてはZAIKOにて生配信も行われた。

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「ARE YOU READY?」とオーディエンスの興奮を煽るオープニングムービーが流れたあと、姿を現した宮脇は「最高の1日にしましょう! 盛り上がっていくぞー!」とひと言。パステルカラーの衣装に身を包んだHKT48は、3rdシングル「桜、みんなで食べた」でコンサートをスタートさせる。そしてAKB48「君のことが好きだから」を博多弁にした「君のことが好きやけん」、HKT48初のオリジナル楽曲「初恋バタフライ」、2018年に宮脇と矢吹奈子がIZ*ONE専任となる前の最後に参加した「早送りカレンダー」、宮脇がAKB48で渡辺麻友とWセンターを務めた「希望的リフレイン」と、アップテンポな楽曲を次々に披露し、序盤から観客の高揚感を高めていく。

「この日が来てほしいような、来てほしくないような気持ちでした。ありがとうの気持ちを伝えられるコンサートにしたい」と宮脇が意気込みを語り一旦退くと、残ったメンバーは最近の宮脇について和気あいあいと語っていく。韓国から帰国した宮脇と矢吹を見ていて4つのあるあるを見つけたと語ったのは、松岡はな。「リアクションに音程が付いてる」「レッスン着がおしゃれ」「ふいに見せるカッコいい振りがIZ*ONE」「普通に話しているだけでも目がキラキラしている」と松岡がその4点について説明すると、周囲のメンバーも「わかるー!」と大きく頷いた。

「宮脇咲良 HKT48 卒業コンサート ~Bouquet~」の様子。

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続いて衣装をチェンジしたHKT48は、「マンモス」でクールなパフォーマンスを展開。そして懐かしの写真とともにメンバーが宮脇との思い出を語る「さくら写真館」のコーナーへ。8年前のツーショット写真を公開した秋吉優花は当時、宮脇の「妖精を飼っている」という発言を信じていたと語り、渕上舞は握手会の写真を紹介して「衣装が被ってしまったのに『一緒に写真撮ろう』と言ってくれて、優しい先輩だなと思った」と回想した。

「夢を見ている間」を歌う、宮脇咲良と矢吹奈子。

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田中美久、松岡はな、宮脇が3人で歌う「僕の想いがいつか虹になるまで」では、曲中で田中と松岡から宮脇への直筆メッセージが画面に映し出される。そして宮脇が矢吹とデュエットで披露したのは、なんとIZ*ONEのバラード「夢を見ている間」。2年半の間韓国で互いを支え合った矢吹は「近くで一緒にいてたくさん学ぶこともあったし、本当の姉妹みたいになれてうれしかったです」と涙ながらに宮脇へ言葉を贈り、宮脇も「離れても連絡し合おうね。ありがとう、大好き」と伝えた。なお同じくIZ*ONEの日本人メンバーとして苦楽を共にしたAKB48の本田仁美からは、「私の永遠の憧れの先輩です」とビデオメッセージが寄せられた。

「思い出のほとんど」を歌う、村重杏奈と宮脇咲良。

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「夕陽を見ているか?」を歌う1期生。

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2019年にリリースされた指原莉乃のAKB48ラストシングル「ジワるDAYS」は、宮脇が松岡菜摘、本村碧唯と3人で歌唱。また乃木坂46の楽曲「サヨナラの意味」を1・2期生で披露し、曲中ではメンバーが次々に「HKT48にたくさんのことを残してくれてありがとう。私たちもHKT48を守っていきます」と宮脇へメッセージを送っていく。そして「思い出のほとんど」は宮脇と親友の村重杏奈が2人で披露。歌い出しから声を震わせていた村重は、「咲良、10年間仲よくしてくれて本当にありがとう。どうしよう……寂しい。寂しいけど…がんばろう。ずっと、おばあちゃんになっても仲良しでいよう」と宮脇へ感謝を伝え、宮脇も「ずっと友達ね」と抱き合って約束した。「夕陽を見ているか?」では1期生7人が円になり、手を重ね合わせて歌い上げた。

宮脇咲良

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しんみりとしたムードを打ち破るように、宮脇はアイドルらしさ全開のソロ曲「彼女」、そして「夢でKiss me!」を、かつて着用していた衣装を思わせるミニ丈のドレスと帽子をまとって堂々と披露。客席はピンクのペンライトで埋め尽くされた。その後はAKB48の中西智代梨と、HKT48卒業生の田中菜津美、深川舞子、植木南央、若田部遥、多田愛佳からのビデオメッセージが上映された。

左から宮脇咲良、指原莉乃、兒玉遥。

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ユニットパートが終わると、ステージに水色のさわやかな衣装でそろった全員が再度集い、本編のラストスパートへ。ここまでの涙を吹き飛ばすかのように、「スキ!スキ!スキップ!」「しぇからしか!」「ウインクは3回」「メロンジュース」と元気な楽曲が続き、メンバーは笑顔でステージを駆け回る。「大人列車」では「さくはる」コンビとしてHKT48を宮脇とともにリードした1期生のOG・兒玉遥がゲストとして登場。宮脇と手をつなぎ、ゆっくりと階段を登っていくひと幕も見られた。さらに「皆さんおひさしぶりです! みんなで咲良のお祝いしましょう!」と指原も登場。メンバーとともに「12秒」を軽快に歌い踊った。

療養のため2017年より活動を休止し、卒業コンサートを行わず2019年にグループを卒業した兒玉は「まさかこうしてステージに立てると思っていなかったので、本当に幸せです。ありがとうございます!」と心境をコメントした。指原は「(現役時代に)マリンメッセを埋められないときがあったから、ちょっとどうしても悔いがあったのもあって。咲良とこうして今またマリンメッセに立てるっていうのは本当にうれしい。みんなやっぱり当時は悔しかったと思うけど、がんばってここまで来れた。咲良が見せてくれた景色を忘れないように、次につなげてもらえたら」と後輩たちを激励。宮脇は2019年に行われた指原の卒業コンサートに出演できなかったことを「あの時は本当に申し訳なくて」と回顧しつつ、「こうして一緒にステージに立ててうれしく思います」と、指原へ涙ながらに感謝を伝えた。そして本編最後の曲は「最高かよ」。兒玉、指原を加えた全員で元気いっぱいに掛け合いを繰り広げ、客席の熱気を上昇させた。

宮脇咲良

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アンコールの拍手を受けてまずスクリーンに投影されたのは、宮脇のデビューから現在に至るまでを振り返る映像。あどけない少女だった宮脇が13歳でデビューし、時には不安や困難に直面しながらも前を向いて進み続け、大人の女性へ成長するまでの軌跡が観る者の胸を打つ。その余韻が残る中、桜色のロングドレスに身を包んだ宮脇が現れ、AKB48のバラード「あなたがいてくれたから」を1人で歌唱。終盤の「大人になれたでしょうか? あの頃の私よりも…」という歌詞では、堪えきれず声を詰まらせた。

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歌い上げた宮脇は、「13歳でHKT48に入った私が、10年経ち、23歳になり、HKT48を卒業します」と口火を切り、各方面へ丁寧に感謝の気持ちを伝えていく。「2年半離れていて、戻ってきて、1カ月しか活動できなかったことを私自身も本当に申し訳なく、寂しく思っています。でも、2年半離れていたからこそ、時間が限られていたからこそ、この1カ月間はかけがえのない宝物のような時間でした」と、帰国後のHKT48としての最後の日々を振り返る宮脇。グループの運営スタッフや、コンサートスタッフへの感謝を言葉にしたあとは、衣装スタッフへの謝意を述べ、この日のコンサートのためにメンバー全員分の衣装制作をオサレカンパニーに自ら依頼したことを紹介。その理由を「たった1つだけしかない自分だけの衣装。48を作ってくれたオサレの衣装を着られることがどれだけ幸せなことか、全メンバーに経験してほしかったからです」と、どこまでも後輩たちを思いやる先輩の表情を見せた。

「宮脇咲良 HKT48 卒業コンサート ~Bouquet~」の様子。

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メンバーへは「みんなと離れることが本当に寂しいです。みんなといる時間が本当に大好きで、ずっとこの時間が続けばいいのにってやっぱり思っちゃいます。同期のみんなとは思い出がありすぎて、うれしかったことも悲しかったことも、ケンカして泣いたことも、そのすべてが今では大切な思い出です」と愛情たっぷりにコメント。また「『私のようになりたい』とキラキラした目で言ってくれる後輩たち、本当にありがとう。少しでもみんなの道標になれるような先輩でありたいと思っています。先輩たちが卒業していく怖さも私は知っています。でもみんなならその怖さに打ち勝って、私たちの作ってきたHKT48とは違うHKT48を作れるはずと信じています。なぜなら帰ってきたときに、みんながとても頼もしくなっていることに気付いたからです。HKT48は卒業するけれど、HKT48の仲間であることに変わりはありません。本当に本当に大好きです。今まで本当にありがとう」と、グループを支えていく後輩たちへのエールを贈った。

ファンへは、「私は本っ当にファンの皆さんが大好きです。すべての方に感謝の気持ちを伝えたいです。普通に生きていたらこんなにたくさんの人に関わることはなかっただろうけど、アイドルになれたから、誰かの人生の元気の源になれました」「鹿児島から出てきた小さな女の子だった宮脇咲良を、こんなに大きな会場で旅立っていくアイドルにさせてくれたのはファンの皆さんです。私はこの10年間を思い返すと、順位を付けるもので一度も1位になったことがありません。でも私は、応援してくれるファンの皆さんの1位だったんじゃないかなと思います。ファンの皆さんがこんな私を特別な1位にしてくれました」と心からの感謝を伝える。そして最後に「私は皆さんの夢を応援しています。これからもずっとずっとそばにいて、一緒にいろんな夢を叶えて、いろんな景色を見たいです。また会える日を楽しみにしています。10年間本当にありがとうございました」と締めくくった。

「宮脇咲良 HKT48 卒業コンサート ~Bouquet~」の様子。

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クライマックスは秋元康が書き下ろした卒業ソング「思い出にするにはまだ早すぎる」で幕開け。歌の途中で次々にメンバーが加わり、切ないメロディが涙を誘う。2016年リリースの「君はメロディー」は、宮脇がAKB48で初めて単独センターを務めた楽曲。宮脇は順にメンバーと顔を合わせ、笑顔でさわやかに歌い上げた。ここで指原と兒玉が再度登場。指原は「ずっとずっと一生応援してます。いつか咲良のほうが稼いでお寿司おごるって信じてるから(笑)。変わらずがんばってね。ずっと大好きです」と宮脇へエールを贈った。ラストを飾ったのは、1曲目と同じく「桜、みんなで食べた」。曲中では桜の花びらの紙吹雪が大量に舞い、宮脇はメンバーに囲まれる中、「10年間本当にありがとうございました!」と笑顔で手を振ってHKT48としての最後のステージを終えた。

dTVでは本日6月20日(日)18:00より7月4日(日)17:59まで、本公演の見逃し配信を実施。なお本日、「思い出にするにはまだ早すぎる」の配信が各配信サイトでスタートした。

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HKT48「宮脇咲良 HKT48 卒業コンサート ~Bouquet~」2021年6月19日 マリンメッセ福岡A館 セットリスト

01. 桜、みんなで食べた
02. 君のことが好きやけん
03. 初恋バタフライ
04. 早送りカレンダー
05. 希望的リフレイン
06. マンモス
07. 夏の前
08. 空耳ロック
09. 僕の想いがいつか虹になるまで
10. 夢を見ている間
11. 制服のバンビ
12. 胡桃とダイアローグ
13. LOVE TRIP
14. ジワるDAYS
15. サヨナラの意味
16. 思い出のほとんど
17. 夕陽を見ているか?
18. 彼女
19. 夢でKiss me!
20. スキ!スキ!スキップ!
21. しぇからしか!
22. ウインクは3回
23. メロンジュース
24. 大人列車
25. 12秒
26. 最高かよ
<アンコール>
27. あなたがいてくれたから
28. 思い出にするにはまだ早すぎる
29. 君はメロディー
30. 桜、みんなで食べた

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