スチャダラパーANIとサイプレス上野、「Style Wars」イベントでヒップホップとの出会い回顧

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ANIスチャダラパー)、サイプレス上野が、昨日3月23日に東京・WHITE CINE QUINTO(ホワイト シネクイント)で行われた映画「Style Wars」のトークイベントに登壇した。

左からANI(スチャダラパー)、サイプレス上野。

左からANI(スチャダラパー)、サイプレス上野。

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「Style Wars」は3月26日に公開される作品で、1970~80年代初頭にアメリカ・ニューヨークのサウスブロンクスで生まれたスプレーアート“グラフィティ”を主軸に、ラップやブレイクダンスなど、のちにヒップホップとして人々を魅了するカルチャーの生まれ落ちる瞬間を捉えた1983年のドキュメンタリー映画。同時期に制作された映画「ワイルド・スタイル」とともにヘッズのバイブルとして語り継がれてきた作品で、日本で劇場公開されるのはこれが初となる。

ANI(スチャダラパー)

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司会者に「Style Wars」を初めて観たのはいつかと問われると、ANIは「1994年か1995年くらいかな。観る前から『ワイルド・スタイル』よりもリアルでヤバいと聞いていて、観たいなと思っていました」とコメント。VHSで観た際の感想については、「オールドスクールのヒップホップが好きなので楽しかった」と振り返る。上野は「(『Style Wars』を初めて観たのは)全然いつだか覚えてないけど、字幕なしの『Style Wars』と『ワイルド・スタイル』を先輩にダビングしてもらう“裏ビデオスタイル”で観て、何話してんのかなんにもわからないけど、みんなで『カッコいい!』とずっと言ってた」と懐かしんだ。

サイプレス上野

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また上野は神奈川・桜木町の高架下のグラフィティアートを母親と見に行ったエピソードを披露。「母ちゃんが絵描きだったんで、小5ぐらいのときに連れて行ってくれて。ランドマークタワーの洋書を扱っている店で缶コントロール(グラフィティにおけるスプレー缶の扱い)の本を買ってくれて、グラフィティライターになれって言ってるのかなと思った(笑)」と当時に思いを馳せる。「リリックを書くノートと一緒にブラックブック(グラフィティライターのスケッチブック)も持ち歩いて、隣の学校の奴らとポスカで描いたのをみんなで見せ合ったり。SDP(スチャダラパー)とか描いてましたよ」と語った。

左からANI(スチャダラパー)、サイプレス上野。

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ヒップホップとの出会いについて話題がおよぶと、ANIは「マイケル・ジャクソンの『Thriller』のムーンウォークとか、『Rockit』(ハービー・ハンコックが1983年に発表し、スクラッチを世界に発信したと言われる曲)じゃないですかね。あとは高校で友達がブレイクダンスをやっていたりディスコで流行ってるラップを聴かせてくれたり。そういうので面白いなって思いました」と語る。上野は「スチャを渋谷公会堂で観たり、RHYMESTERをQUATTROで観たり、ブレイクダンスやってる友達もいたから自然とですね。あと地元周辺が荒廃していたせいか、グラフィティライターもいたんです」と回顧した。

最後に本作について、ANIが「ぜひこのチャンスを逃さないでほしい。エネルギーがあふれていて、俺もやったるで!みたいな気持ちになりました」、上野は「若い人が観ても面白いんだろうなと思う。新たなものを見つけられるんじゃないかな」とアピールしてイベントを締めくくった。

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