「SPiCYSOL QUATTRO TOUR 2021」はSPiCYSOLにとって約2年ぶりとなるワンマンツアー。東京公演のチケットは完売となったが、ライブの様子はSPiCYSOLのYouTubeチャンネル、スペースシャワーTVのLINE LIVEを通じて生配信され、現地に足を運べなかったファンも彼らのパフォーマンスを楽しんだ。
鳥のさえずりが際立つ神秘的なSEが流れ、スモークが焚かれたステージに登場したAKUN(G)、PETE(Key, Trumpet, Cho)、KAZUMA(Dr)、サポートメンバーの濱田織人(B)。PETEのトランペットが高らかに響きわたる中、最後に持ち場についたKENNY(Vo, G)が「いけますか! 渋谷!」と拳を上げると、彼らは2019年8月発売の「EASY-EP」より「The Night Is Still Young」でライブの幕を開けた。さらに「EASY-EP」から「Traffic Jam」を畳みかけると、KENNYはバンドの奏でるグルーヴィなサウンドに身を委ねてソウルフルな歌声を放った。「It's Time」で叙情的なムードを演出したメンバーは、配信を見守る視聴者に挨拶。「コロナ禍での不安を払拭するように、俺たちのバイブスと音圧でみんなを引っ張っていくのでよろしくお願いします!」と宣言したKENNYは、メンバーに目配せしてカウントをとり、バラードソング「Coral」をアカペラで歌い始める。「いつもありがとう」のフレーズとともにキーボードの美しい旋律が響くと、会場には感動的なムードが広がった。
ライブ中盤、フロアが深い余韻に包まれる中、彼らは解放感のある「Mellow Yellow」をクールにパフォーマンス。そのままシームレスに「BOHO」へとつなぎ、PETE、AKUN、KAZUMAのスキルフルなソロプレイで観客を釘付けにした。続く「Honey Flavor」ではアコースティックギターを持ったKENNYがAKUNと向き合ってセッション。切なさのにじむサウンドを奏でたあと、メンバーはひと息つき、ひさびさにステージに立った喜びを噛みしめる。そしてファンに向け、4月7日に「ONE-EP」でメジャーデビューすることを改めて報告した。「新曲いっちゃおうか?」とKENNYのひと声に、KAZUMAがドラムスティックを振ってリアクションすると、メンバーはTELASA初のオリジナルドラマ「主夫メゾン」の主題歌「ONLY ONE」をパフォーマンス。曲中にはKENNYが温かなアンサンブルに乗せ、客席を見渡しながら歌声を届けた。
「夜を越えよう」というKENNYの言葉をきっかけに、メンバーはファンにエールを送るかのように「After Tonight」を披露。本編最後には英語詞メインの「Two Eyes」を情感込めて演奏し、KENNYがカメラを指差し「ありがとう!」と視聴者に感謝を告げた。すると突然、会場のスクリーンでは
SPiCYSOLのYouTubeチャンネルでは東京公演のアーカイブ映像を3月12日まで公開中。なお7月3日には東京・Zepp DiverCity(TOKYO)で恒例イベント「波の日」が開催される。
SPiCYSOL「SPiCYSOL QUATTRO TOUR 2021」2021年3月5日 渋谷CLUB QUATTRO セットリスト
01. The Night Is Still Young
02. Traffic Jam
03. It's Time
04. Coral
05. Mellow Yellow
06. BOHO
07. Honey Flavor
08. ONLY ONE
09. After Tonight
10. Two Eyes
<アンコール>
11. Sunset Beach
12. AWAKE
SPiCYSOL「波の日」
2021年7月3日(土)東京都 Zepp DiverCity(TOKYO)
リンク
音楽ナタリー @natalie_mu
【ライブレポート】SPiCYSOLの2年ぶりツアーが閉幕、大黒摩季らのサプライズコメントに「これがメジャーのやり方か」(写真9枚)
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