sumikaがオンラインライブ3DAYS開催、さいたまスーパーアリーナで灯した希望の光

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sumikaが2月9~11日にオンラインライブを開催した。この記事では9日に行われた「Online Live -Daily’s Lamp- さいたまスーパーアリーナ」の模様をレポートする。

「sumika Live Tour 2020-2021 -Daily's Lamp-」の様子。(撮影:山川哲矢)

「sumika Live Tour 2020-2021 -Daily's Lamp-」の様子。(撮影:山川哲矢)

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sumikaは開催見合わせとなっていたアリーナツアーの振替公演として1月6日と7日、2月9~11日に埼玉・さいたまスーパーアリーナで有観客ライブ「sumika Live Tour 2020-2021 -Daily's Lamp-」を行う予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大の状況を受けて全公演の中止を発表。2月9日にライブチケットの払い戻しを希望しないファンを対象とした配信ライブ「sumika Online Live -Daily’s Lamp- さいたまスーパーアリーナ」、10日にファンクラブ限定ライブ「sumika Online Live -ATTiC ROOM PARTY 2021-」、11日にYouTubeでの無料配信ライブ「sumika Free Online Live at さいたまスーパーアリーナ」を実施した。

「sumika Live Tour 2020-2021 -Daily's Lamp-」の様子。(撮影:山川哲矢)

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開演時間になるとランプの光が画面に映し出され、ストリングスの優雅で美しい音色が流れる。ストリングスがひと際盛り上がったところで、カメラが捉えたのはさいたまスーパーアリーナの客席。カメラのアングルが紗幕に覆われたステージに移ると、「センス・オブ・ワンダー」のイントロのコーラスが聞こえてくる。紗幕が下りるとsumikaのメンバーの姿とボタニカルな家のセットが現れ、4人は本来アリーナツアーが始まるはずだった昨年3月に発表したこの曲を伸びやかに演奏した。

「sumika Live Tour 2020-2021 -Daily's Lamp-」の様子。(撮影:山川哲矢)

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「『Daily's Lamp』へようこそ! sumika始めます!」と片岡健太(Vo, G)が開会宣言のごとく叫んだのと同時に、sumikaは勢いよく「ふっかつのじゅもん」をプレイ。疾走感のあるビートとギターリフを生き生きと放ち、続く「Flower」では跳ねるようなリズムに合わせて片岡が楽しげに手を叩きながら歌を届けた。「直接会えないのはめちゃくちゃ残念なんですけど、形を変えても気持ちは伝わると思ってます!」という片岡の言葉の通り、sumikaは視聴者と心を通わせるように四つ打ちのビートが楽しいダンスチューン「カルチャーショッカー」や、代表曲の1つ「Lovers」を力を込めて演奏。MCでは「緊張する!」と口々にしながらも、4人は「イコール」をまっすぐに奏でた。

「sumika Live Tour 2020-2021 -Daily's Lamp-」の様子。(撮影:山川哲矢)

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その後もsumikaは彩り豊かな楽曲を次々と届けていく。つややかなメロディが印象的な「Strawberry Fields」ではメンバーが華麗なソロ回しで視聴者を魅了。冬のバラードソング「願い」ではミラーボールが放つ美しい光に照らされながら、4人が切ない思いを込めるようにじっくりと音を奏でた。ウインターソングに続いて、小川貴之(Key, Cho)が奏でる鍵盤の音色で始まったのは春の歌「晩春風花」。桜の花びらのような紙吹雪が舞う中、柔らかなアンサンブルと歌声が響きわたった。

「sumika Live Tour 2020-2021 -Daily's Lamp-」の様子。(撮影:山川哲矢)

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ここでセットチェンジが行われ、アコースティックセットでライブが展開される。4人は切り株のイスに座り、鍵盤ハーモニカ、カホン、アコースティックギターで「アネモネ」をゆったりと心地よさそうに奏でた。さらにもう1曲、アコースティックアレンジで披露されたのは「ここから見える景色」。カホンとアコースティックギターが刻む軽やかなリズムに乗せて、片岡の歌声と小川のコーラスが重なり、温かなハーモニーが生み出された。ステージ転換を経て、今度は片岡と小川の2人のみがステージに残る。小川のたおやかなピアノの音色で始まったのは「溶けた体温、蕩けた魔法」。暗闇に2本のスポットライトと小さなランプの灯りのみが浮かぶステージで、2人はじっくりとこの曲を紡ぎ上げた。

「sumika Live Tour 2020-2021 -Daily's Lamp-」の様子。(撮影:山川哲矢)

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ライブの後半、バンドセットに戻った4人はエネルギッシュなサマーチューン「絶叫セレナーデ」をにぎやかにプレイ。さらにその勢いを保ったまま「MAGIC」を華やかに演奏した。「ライラ」では片岡と小川がエモーショナルなボーカルの掛け合いを披露。1月にリリースされたばかりの新曲「Late Show」では4人が気持ちよさそうに豪快な演奏を繰り広げた。

「sumika Live Tour 2020-2021 -Daily's Lamp-」の様子。(撮影:山川哲矢)

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片岡はライブについて「きっといろんな形を提案していくと思います。これから先、まだどれくらいつらい状況が続くかもわからないし。どうにかして音楽を届けたいなという気持ちは変わらないので」と言及し、「僕らは提案するけど、『今回は行こう』とか『今回は行かないでおこう』とか、あなたが選んでくれたことがすべてです」とリスナーそれぞれの意思を尊重。そして「僕らは変わらず、sumikaのドアを全開にして、『おかえりなさい』と言う準備をして待っています。だから、いつでも帰ってこられるような家で居続けると約束をして、今日は終わりたいと思います。本当に出会ってくれてありがとうございました」とオーディエンスに言葉を送り、「雨天決行」を力強く届けた。ラストナンバーは「第99回全国高校サッカー選手権大会」の応援歌として書き下ろされた新曲「本音」。スケール感のある温かなサウンドと真っすぐな歌声で視聴者の背中を押し、4人は笑顔でステージに作られた家の中へと帰っていく。彼らが去ったあと、アリーナの床には「また会いましょう」という4人からのメッセージが残されていた。

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sumika「sumika Online Live -Daily’s Lamp- さいたまスーパーアリーナ」2021年2月9日 セットリスト

01. センス・オブ・ワンダー
02. ふっかつのじゅもん
03. Flower
04. カルチャーショッカー
05. Lovers
06. イコール
07. Strawberry Fields
08. 願い
09. 晩春風花
10. アネモネ
11. ここから見える景色
12. 溶けた体温、蕩けた魔法
13. 絶叫セレナーデ
14. MAGIC
15. ライラ
16. Late Show
17. 雨天決行
18. 本音

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