サンボ、怒髪天ら競演「スペシャ ザ ワールド」大成功

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スペースシャワーTVが主催するライブイベント「スペシャ ザ ワールド vol.1 ~SLS15th×列伝10th~」の東京公演が、11月6日に新木場STUDIO COASTにて行われた。

サンボマスター

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怒髪天

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Droog

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世界の終わり

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Wienners

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MO'SOME TONEBENDER

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高橋優

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ねごと

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この公演は11月2日の大阪公演に引き続き、スペシャを代表するイベント「SWEET LOVE SHOWER」「スペースシャワー列伝」のアニバーサリーイヤーを記念して行われたもの。メインステージのCOAST STAGEには世界の終わり、MO'SOME TONEBENDER怒髪天サンボマスターが出演。会場外の列伝テントにはDroog、Wienners、高橋優ねごとが出演した。

東京公演のトップバッターを飾ったのは列伝テントのDroog。真昼間の明るいテントというシチュエーションとは裏腹に、ダークで暴力的なサウンドを響かせて集まったオーディエンスをロックの渦に巻き込んだ。

その後COAST STAGEには世界の終わりが登場。中島真一(G)は「今日はテンション高めに行くから!」と宣言し、1曲目「ファンタジー」で一気にフロアの温度を上げていった。続く「虹色の戦争」では、深瀬慧(Vo,G)のまっすぐな歌声とDJ LOVE(DJ)の鳴らす力強いリズムで観客の気持ちを一気に引き込んでいく。アッパーに盛り上げた後は藤崎彩織(Key)の奏でる美しいピアノの音色が印象的な「幻の命」をじっくりと聴かせ、最後は会場中との「インスタントラジオ」の大合唱で締めくくった。

列伝テント2番手はWienners。序盤はパンク色全開の楽曲を立て続けに披露し、中盤からはシンセサウンドをフィーチャーしたダンスチューンでどんどん盛り上げる。息つく暇もなく一気に12曲を演奏して、テント内にとどまらず外に集まった観客さえも踊らせ続けた。

そしてCOAST STAGEではMO'SOME TONEBENDERのライブがスタート。この日もサポートドラムを迎えた4人編成のステージで、新曲や大幅にブラッシュアップした過去の定番曲を続々と演奏していく。中盤では百々和宏(Vo,G)が「12月8日にアルバム出します、買ってね(笑)。そん中からちょっとやるけん、聴いて」と紹介し、新曲「Youth」を披露。ノイジーなシンセサウンドが印象的なこの曲では、藤田勇(Dr)がギターを弾きながらステージ前方でオーディエンスを煽るという光景も。ラストは「GREEN & GOLD」。ツインドラムの轟音がフロアを大きく揺らし続けた。

イベントもいよいよ後半戦に。列伝テントには高橋優が登場し、ドラマ主題歌に起用されて話題を呼んでいる新曲「ほんとのきもち」など5曲を演奏。圧巻のバンドアンサンブルに支えられ、ストレートなメッセージを集まったオーディエンスにしっかりと届けた。

その後は大阪公演でトリを務めた怒髪天。「枯レ葉ノ音」でシリアスにスタートしたライブは、「GREAT NUMBER」「労働CALLING」で一気にお祭りモードに。今回「スペシャ ザ ワールド」のイベントTシャツをデザインした増子直純(Vo)は、大きく「男」と一文字描かれたTシャツについて「イベントの趣旨を汲んでいないTシャツを作ってしまいました(笑)。各バンドが1つずつデザインするかと思ってたんで」と弁解していた。そして「日本初のアンチクリスマスソング」という新曲「Merry X'mas Mr.Lonelyman」をクリスマスシーズンに先駆けて披露。最後は「ロクでナシ」「酒燃料爆進曲」「オトナノススメ」を連発し、熱狂のうちにステージを終了した。

列伝テントのトリを飾ったのはねごと。キュートなルックスとは裏腹に、1曲目「インストゥルメンタル」からガールズバンドとは思えないダイナミックなパフォーマンスと完成度の高いバンドサウンドで観客を圧倒。「ランデブー」では恒例の澤村小夜子(Dr)による「今日のひとこと」も披露し、オーディエンスとのコミュニケーションを楽しんでいた。

そしてCOAST STAGEには大トリ、サンボマスターが登場。オープニングSEの「モンキー・マジック」に乗ってステージに現れた山口隆(Vo,G)はいきなり「僕はね、今日のみなさんはこんなもんじゃねえだろと思ってるんですよ! 最終日ですよ!」とフロアを煽り、曲が始まる前から熱狂状態に導いていく。その後は「青春狂騒曲」「世界をかえさせておくれよ」「歌声よおこれ」と、代表曲を惜しげもなく連発する。12月1日リリースのニューシングル「きみのキレイに気づいておくれ」も披露し、新境地のサウンドでひと味違う魅力もアピールした。「いつもはアコースティックユニットっぽくちっちゃい感じでやってるんですけど(笑)、今日は盛り上がっちゃってます」という山口のMCどおり、普段以上にハイテンションにオーディエンスを煽り続けてステージを展開。「できっこないを やらなくちゃ」で本編が終了した後もアンコールの声は止まず、それに応えて「そのぬくもりに用がある」が披露された。最後はフロアから自発的に「ロックンロール! ロックンロール!」のコールが起こり、すさまじい盛り上がりの中でイベントの幕が下ろされた。

このイベントの模様は12月15日(水)21:00より、スペースシャワーTVにて2時間にわたりオンエアされる。参加した人も参加できなかった人も、当日の盛り上がりをこの番組で楽しんでみよう。

スペシャ ザ ワールド vol.1 ~SLS15th×列伝10th~
2010年11月6日 新木場STUDIO COAST セットリスト

Droog
01.人類
02.奇跡の果て
03.お気に入りのレコード
04.ああ絶望
05.からかわないで
06.アイラブユー
07.いざさらば 書を捨てよ

世界の終わり
01.ファンタジー
02.虹色の戦争
03.世界平和
04.天使と悪魔
05.幻の命
06.インスタントラジオ

Wienners
01.We are the world
02.Cult pop suicide
03.Love the earth, Cosmo attack
04.Japan holi
05.Hawaii
06.Justice 4
07.Go Anti Go
08.龍宮城
09.Blitzkrieg POP
10.Hello, Goodbye
11.Love 2060%
12.Idol

MO'SOME TONEBENDER
01.七月二十日
02.冷たいコード
03.ダミアン
04.Have you ever seen the Star?
05.Youth
06.hammer
07.ロッキンルーラ
08.GREEN & GOLD

高橋優
01.素晴らしき日常
02.靴紐
03.ほんとのきもち
04.少年であれ
05.福笑い

怒髪天
01.枯レ葉ノ音
02.GREAT NUMBER
03.労働CALLING
04.Merry X'mas Mr.Lonelyman
05.ロクでナシ
06.酒燃料爆進曲
07.オトナノススメ

ねごと
01.インストゥルメンタル
02.透き通る衝動
03.ビーサイド
04.街
05.ランデブー
06.ループ
07.夕日

サンボマスター
01.青春狂騒曲
02.世界をかえさせておくれよ
03.きみのキレイに気づいておくれ
04.ラブソング
05.歌声よおこれ
06.世界はそれを愛と呼ぶんだぜ
07.できっこないを やらなくちゃ
EN.そのぬくもりに用がある

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サンボ、怒髪天ら競演「スペシャ ザ ワールド」大成功 http://natalie.mu/music/news/40183

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