「スーパーミキンコリニスタ」はいつか主役を演じることを夢見ながら、エキストラとして数々の現場に参加している25歳のミキを主人公とする作品。大事な撮影現場で失態を演じ、所属事務所をクビになってしまったミキは、芸名を“スーパ ーミキンコリニスタ”に改名し、我が道を突き進んでいく。主演の
なお本作は「PFFアワード2019」でエンタテインメント賞(ホリプロ賞)とジェムストーン賞(日活賞)の2冠を達成しており、ポレポレ東中野での公開決定に際して、
津田寛治 コメント
草場監督と初めて会ったのは「痛快TVスカッとジャパン」の現場でした。一日何本もショートドラマを撮るハードな現場で走り回っていたあの優しい瞳の青年がどんな思いで現場を見ていたのかが、この映画には映されています。どんどんミニマム化していく昨今の撮影現場で草場さんの見つめてきた俳優、女優、そしてエキストラの人々が物語の主人公です。90年代のNYインディーズを思わせるオフビートな長回しで草場監督が切り取ったのは、新時代を生きのびる俳優たちが戦場に吐き捨てた血痰なのかもしれません。
江國香織 コメント
ちょっとどうかしている、と思うくらいまっすぐな映画。
ストーリーではなく、イキのよさに魅せられました。
五十嵐耕平 コメント
スーパーミキンコリニスタは
生きていくことを微塵も諦めていない
現代のヒーローだと思う。
中川龍太郎 コメント
精一杯生きるということについて、とてつもなく誠実に考え抜かれて作られた物語。
人間を記号化する醜い世界(業界)にあって、露悪的になることなく、笑いと涙をもって個性の勝利を表現できる稀有な才能の誕生。
※記事初出時、見出しに誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
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