超ときめき▽宣伝部が8月23日に埼玉・さいたまスーパーアリーナで無観客生配信ライブ「よ~し!それなら!さいたまスーパーアリーナのセンターから、私たち超ときめき▽宣伝部です!」を行った。
とき宣は当初8月22、23日に東京・アリーナ立川立飛で初のアリーナワンマンライブを行う予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大状況を踏まえて開催を断念。しかし、埼玉県出身の辻野かなみと小泉遥香が外出自粛期間中にペーパークラフトでさいたまスーパーアリーナを作る企画に参加したことがきっかけで、同会場の公式キャラクター“たまーりん”から「ぜひ会場を使ってほしい」という手紙が届き、無観客での有料生配信ライブが実現した。6人はアリーナ中央に設置されたセンターステージからパフォーマンスを届け、メンバー同士の対決コーナーも交えつつ宣伝部員(とき宣ファンの呼称)を大いに楽しませた。
オープニングムービーに合わせてメンバーがスタンド席から順番に登場すると、配信画面のコメント欄は宣伝部員の興奮の声でいっぱいに。4月より“新入部員”の菅田愛貴を迎え、ときめき▽宣伝部改め超ときめき▽宣伝部として活動しているとき宣は「新Overture」が流れる中アリーナへ降り立ち、ポップな告白ソング「すきっ!」でライブをスタートさせた。さらに “ナンバーワン”を目指す女子の決意を歌ったアッパーチューン「わたし、ナンバーワンガール!」や、サマーソング「季節外れのときめき▽サマー」が立て続けにパフォーマンスされ、その様子をクレーンやドローンに搭載されたカメラがさまざまな角度から捉えていった。
自己紹介では7月の東京・Zepp Haneda(TOKYO)公演に引き続き吉川ひよりがサンプラーを操り、「あつまれ!ときめき▽ボイス!」と題して事前に宣伝部員から募集した音声を再生。前回よりさらに厚みが増したコールや声援でMCをにぎやかした。元気よく挨拶を終えたとき宣は、続いて杏ジュリアが1冊のマンガを拾う演出を合図にセンターステージから飛び出し、広大なアリーナを移動しながら「ドンフィクション」を歌唱。Instagramの画面を再現したパネルなど、歌詞に合わせた小道具が次々に登場し、初々しい恋を描いた楽曲の世界観が画面いっぱいに広がった。また「いちず色のベンチ」ではステージ上で向かい合うように円になったメンバーの周りをカメラが回転し、無観客ということを逆手に取った没入感のある映像が宣伝部員のもとへ届けられた。
ハカをイメージした振り付けが特徴の「恋のジャッカル」を経て、ライブ中盤にはアリーナ内にある競技用のトラックを使ったメンバー同士の対決企画「わたし、ナンバーワンガール3本勝負」がスタートする。6人はメンバーカラーのレッスン着に着替え、優勝者にはナタリーとのコラボレーションでソログッズをプロデュースできる権利が贈られることを知ると、気合十分の面持ちに。「超!ビーチフラッグ対決」「超!障害物競争」「超!ときめき▽三輪車レース」という3つの競技を楽しみつつ、それぞれ本気で競い合った。そして全種目が終わったところで菅田と辻野が総合ポイントで同点となり、最終的に2人はジャンケンで勝敗を決めることに。結果、菅田が勝利を収め、「最年少としての意地を見せることができてよかったです!」と笑顔を弾けさせた。
とき宣の公式キャラクター・パブりんらによる「ゆるキャラナンバーワンマラソン」でさいたまスーパーアリーナが牧歌的な空気で満たされたのち、とき宣は宣伝部員のカラーであるオレンジ色の新衣装に身を包んでライブを再開。自転車に乗ってアリーナ内を走り回りながら「初恋サイクリング」を歌唱した。“脂肪燃焼系ソング”である「恋のシェイプアップ▽」の曲中にはパブりん、たまーりん、さらにとき宣がスペシャルサポーターを務める東京・としまえんの公式キャラクターであるエル・ドラドとカルーセルがバックダンサーとしてライブに加わり、メンバーと一緒にエクササイズ。坂井仁香による「ポップでキュートな“待ち合わせソング”になっていて、大切な人との日常を切り取った小説のような歌詞にも注目してください」という曲紹介のあとには、新曲「SHIBUYA TSUTAYA前で待ち合わせね!」が初披露された。その後、「DEADHEAT」「一方通行、恋の罠」といった力強いナンバーを畳みかけた6人は、2016年にさいたまスーパーアリーナで行われたライブイベント「俺の藤井 2016 ~Tynamite!!~」でも披露した「ぴょんぴょん」を熱唱し、明日8月26日発売の新体制初シングル「トゥモロー最強説!!」で怒涛のラストスパートを締めくくった。
アンコールに応えて再びカメラの前に現れたとき宣は「ビューティー」「青春ハートシェイカー」を連続でパフォーマンス。夏の甘酸っぱい気持ちを描いた「遠くであがる花火 二人ならんで見てた」を歌ったあと、メンバー1人ひとり宣伝部員に向けて挨拶を述べていく。坂井は「元気の源はいつでも宣伝部員さんです。いつもみんなのことを思ってがんばれています。やっぱり宣伝部員さんがいて、みんなの声があってこそとき宣の最強のライブになると思うので、必ずこの大きな大きなさいたまスーパーアリーナにみんなで帰ってきたいです!」と大きな声で宣言。小泉は「とき宣の中でもさいたまスーパーアリーナのステージは忘れられない思い出の1つになっていて、今回無観客という形ではありますが、こうやってまたステージに立たせていただいてとってもうれしいです」と「俺の藤井 2016」の思い出を振り返り、「全てのこと 意味があると思える時がくるよ」という「トゥモロー最強説!!」の一節を口ずさんだ。またコロナ禍の影響によりまだ宣伝部員と直接会えていない菅田は、「宣伝部員さんにお会いしたときには今よりもっと最強の菅田愛貴としてステージに立って、全力でいろんなことに挑戦して乗り越えていきたいと思います!」と頼もしい表情を浮かべて決意表明した。
それぞれ自身の思いを言葉に変えた6人は、このライブを締めくくるラストナンバーとして「100%オレンジ」を歌唱。目に涙を浮かべながらオレンジ色のペンライトを振り、「同じ笑顔のまま ここでまた会おうね」という歌詞を響かせた。最後は部長の辻野が「さいたまスーパーアリーナでライブができる日までみんなが安全でいられますように」という願いを込めてオレンジ色のだるまに片目を入れ、宣伝部員と共にこの会場に帰ってくることを固く誓った。
超ときめき▽宣伝部「よ~し!それなら!さいたまスーパーアリーナのセンターから、私たち超ときめき▽宣伝部です!」2020年8月23日 さいたまスーパーアリーナ セットリスト
01. すきっ!
02. わたし、ナンバーワンガール!
03. 季節外れのときめき▽サマー
04. ドンフィクション
05. いちず色のベンチ
06. 恋のジャッカル
07. 初恋サイクリング
08. 恋のシェイプアップ▽
09. GAMUSHARA
10. SHIBUYA TSUTAYA前で待ち合わせね!
11. きみに夢中ガール
12. DEADHEAT
13. 一方通行、恋の罠
14. ぴょんぴょん
15. トゥモロー最強説!!
<アンコール>
16. ビューティー
17. 青春ハートシェイカー
18. 遠くであがる花火 二人ならんで見てた
19. 100%オレンジ
※▽はハートマークが正式表記。
はんChanだZ!@所謂はんちゃん💙アイコン似顔絵byかなみん💙 @han_chan_da_Z
【ライブレポート】とき宣、たまアリのセンターから無観客生配信!宣伝部員と共に帰ってくることを誓う(写真80枚) https://t.co/1098gzfL7N