交通事故で記憶を失ったGOMA、絵画展で光の世界を描く

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ディジュリドゥ奏者のGOMAが絵画作品の展示会「[記憶]展」を東京・南青山PLSMISにて8月24日より開催することが明らかになった。

写真はGOMAが描いた絵画作品。

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GOMAのオフィシャルブログには彼からのメッセージが掲載されている。

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GOMAは2009年11月26日夕方に首都高速で追突事故に遭遇。当日は特に目立った外傷がなかったため頸部外傷性症候群(むち打ち症)と診断され帰宅したが、翌日から家族との話が噛み合わず、その後の生活において記憶が断片的であることが発覚し、外傷性脳損傷による高次脳機能障害を発症していたことが判明した。

最初はディジュリドゥが楽器であることすらわからないほど記憶を失っていた彼だが、楽器の鳴らし方を体で覚えていたため、自分の演奏する映像を観ながら何も考えずに口を付けたら吹くことができたという。

GOMAが絵を描くことになったのは、事故からしばらく経って突然絵を描きたいという衝動に駆られたため。彼はそれまで絵を描いたことはほとんどなかったが、恐怖心と不安を乗り越えるためもあり、深い眠りから覚めるときに頭に浮かんだという「光」を描き始めた。現在ではリハビリに励むとともに、ディジュリドゥを練習しつつ、日々を記録するように絵を描きながら日常のほとんどを過ごしている。

記憶を失うという、先の見えない孤独と戦う彼を勇気づけたい、家族や周囲の人々の強い思いから今回の個展は実現。個展では半年間に描かれた作品の中から数十点が展示され、廃校になった体育館の資材などをリデザインするデザインユニットCONNECTが展示のためのフレームワークを提供する。

会期中の8月27日と28日には、GOMAのこれまでの活動をまとめたDVDの上映と、彼のアコースティックライブを開催。さらに今秋発売が予定されているセレクトアルバム「You Are Beautiful」の先行販売も行われる。

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交通事故で記憶を失ったGOMA、絵画展で光の世界を描く http://natalie.mu/music/news/33805

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