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Eve「おとぎ」ツアーファイナル、平成最後の公演はMCなし“映画館”テーマのワンマンに

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Eve(撮影:山川哲矢)

Eve(撮影:山川哲矢)

Eveのワンマンツアー「2019 春Tour『おとぎ』」のファイナル公演が昨日4月29日に東京・Zepp DiverCity TOKYOで開催された。

2月リリースの最新アルバム「おとぎ」を携え、3月から東名阪を舞台にしたツアーを行ってきたEve。各日程のチケットは販売開始後すぐに完売し、東京公演は2階立ち見席まで大入りとなるほどの人数が集まった。

今回のワンマンは“映画館”をコンセプトに掲げたものとなり、開演までの間、ステージ後方のスクリーンには劇場のさまざまな場所を捉えたアニメーションが映し出されていく。初めは無人だったが、開演時刻が近づくとEveのMV作品に登場するキャラクターが各所に現れ、オーディエンスは興奮した様子で歓声を上げる。このアニメが映画の上映開始シーンに移るとライブがスタート。SF映画さながらのオープニング映像が流れ、ステージ中央にスポットライトが当たると、そこには真っ白な衣装に身を包んだEveが佇んでいた。

Eveはライブ前半、前方の紗幕および後方スクリーンに映像が投影される中パフォーマンスを行っていく。「デーモンダンストーキョー」では拡声器を片手にステージを縦横無尽に歩き回りつつ、アニメーションとシンクロしたステージングで観客を引き込んでいった。紗幕が取られた「アウトサイダー」では、観客の身に付けていたリストバンドが楽曲に合わせて発光。フロアをきらびやかに照らし出した。

この日EveはMCを一切挟まず、次々と楽曲を届けていくスタイルでライブを進行。「迷い子」「ホームシック」といった楽曲ではギターを持ち、Numa(沼能友樹 / G)らバンドメンバーと息ぴったりのアンサンブルを披露した。スケール感あふれるインスト曲「fanfare」に入るとEveはステージ後方に移動するが、ダークな雰囲気の映像に隠れ、姿が見えなくなってしまう。そのまま「fanfare」が終盤に差し掛かると、彼は真っ黒な服装に着替えて再登場。そして「ナンセンス文学」から本編ラストナンバー「僕らまだアンダーグラウンド」まで立て続けにアッパーチューンを畳み掛け、ライブ後半を一気に駆け抜けた。

アンコールに入り「お気に召すまま」の演奏を終えると、この日唯一となるMCコーナーに突入。Eveは「MCなかったから、あっという間だったね」「今日が平成最後のライブになるの、朝気付いたんです」とおっとりとした口調で観客に語りかけ、「しばらくライブがないから寂しいんですけど、令和でも仲よくしてやってくださいね」とどこか名残惜しそうな様子を見せた。最後の楽曲に選ばれたのは、4月20日にMVが公開されたばかりの「君に世界」。Eveのつま弾くアコースティックギターの音色が、ツアーの終わりをノスタルジックに彩った。

「Eve 2019 春Tour『おとぎ』」2019年4月29日 Zepp DiverCity TOKYO セットリスト

01. トーキョーゲットー
02. デーモンダンストーキョー
03. あの娘シークレット
04. アウトサイダー
05. やどりぎ
06. 迷い子
07. ホームシック
08. sister
09. 楓
10. fanfare(instrumental)
11. ナンセンス文学
12. ドラマツルギー
13. アンビバレント
14. ラストダンス
15. 僕らまだアンダーグラウンド
<アンコール>
16. お気に召すまま
17. 君に世界

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