NICO、精悍パフォーマンスで長崎初上陸ライブを彩る

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NICO Touches the Wallsの全国ツアー「NICO Touches the Walls TOUR2010 ミチナキミチ」の長崎公演が、6月5日に長崎DRUM Be-7にて開催。密着レポート第4弾は、このライブの模様を古村大介(G)のコメントとあわせて紹介する。

アンコール後の挨拶で、古村は「俺、長崎が好きになりました」とはにかみながら告白。それに乗じて、光村、坂倉、対馬の3人も「俺も長崎が好きになりました!」と続けて喝采を浴びた。

アンコール後の挨拶で、古村は「俺、長崎が好きになりました」とはにかみながら告白。それに乗じて、光村、坂倉、対馬の3人も「俺も長崎が好きになりました!」と続けて喝采を浴びた。

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本編終了後、アンコールを求める拍手にあわせて沸き起こったのは、長崎のライブやコンサートではおなじみの「もってこい!」コール。長崎弁で「戻ってこい」という意味の言葉を初めて聞いた光村は「今の何て言ったの?」と、ファンから方言講座を受ける場面も。

本編終了後、アンコールを求める拍手にあわせて沸き起こったのは、長崎のライブやコンサートではおなじみの「もってこい!」コール。長崎弁で「戻ってこい」という意味の言葉を初めて聞いた光村は「今の何て言ったの?」と、ファンから方言講座を受ける場面も。

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■NICO Touches the Walls「NICO Touches the Walls TOUR2010 ミチナキミチ」レポート第4回

後半戦の幕開けを飾る今回の公演は、野外フェス「ROCKS TOKYO」を挟み前回の岐阜公演から2週間を置いての開催。ワンマンライブとは異なる環境でのライブが、ツアーの推進剤となったのだろう。初の長崎公演ながら、メンバー4人は堂々としたパフォーマンスを繰り広げオーディエンスを魅了した。

前半の3公演に比べ、NICOのライブを初めて観るというファンが多かったこの日のライブ。序盤は様子見といった雰囲気でステージを見つめている人が多かったが、時間が経つに連れて熱狂が加速していく。特に中盤以降は4人のエネルギッシュなプレイに触発され、観客が体を揺らしたり、拳を突き上げたりしながらライブを全身で楽しんでいる様子がうかがえた。

バンドの調子も前半戦と同様に好調な模様。光村龍哉(Vo,G)は伸びやかな歌声で会場を惹きつけ、坂倉心悟(B)と対馬祥太郎(Dr)の2人は安定したリズムでライブを支える。そして古村大介(G)は卓越したギタープレイを炸裂させながら、ステージをアグレッシブに動き回る。特にこの日は坂倉と位置を入れ替わるなど、自身のプレイスタイルを積極的にアピール。何度もアンプの上に乗り、オーディエンスを挑発するような動きも見せ、ライブを牽引していた。

長崎公演で披露された新曲は、最近完成したばかりという「泣くのはやめて」と、ツアーの定番となりつつある「サドンデスゲーム」の2曲。中盤で初披露された「泣くのはやめて」は、光村の弾くアコースティックギターのぬくもりのある調べと、古村の流麗なギターの重なりが耳に残るミディアムナンバー。「泣くのはやめて 空を見上げて / ぼんやり陽が伸びる 午後でした」「髪を梳かしてシャツを選んで 生まれ変わるかな」といった、日常の風景を切り取った歌詞も印象的だ。光村はこの曲を歌詞を噛みしめるように情感たっぷりに歌い上げ、フロアを酔わせていった。一方で破壊力たっぷりの「サドンデスゲーム」は、この日も瞬時にオーディエンスをノックアウト。より切れ味を増したシャウトや強靱なアンサンブルが満員の会場を圧倒した。

ちなみに地方ネタ満載、自由奔放なMCはこの日も健在。光村はバンドとして長崎に上陸するのは初めてであることを語り、「我々の長崎バージンを見届けてください」とコメント。するとリズム隊の2人が茶化すようにそれぞれの楽器を鳴らし、フロアに和やかな空気を送り込む。続けて光村は中学時代に単身赴任中だった父親を訪ねて九州を訪れた際、ハウステンボスに遊びに行ったことを懐かしそうに回顧。また前乗りしたことを受けて、長崎ちゃんぽんを食べようとして中華料理屋に足を運んだものの、「ここしばらく麺類が続いたから……」とチャーハンを頼んでしまったことを明かし会場を笑わせるなど、MCは終始和やかな雰囲気で進められた。

■ライブ終演後コメント(古村大介編)

――初の長崎ライブはいかがでしたか?

初めてライブを観る人が多かったみたいで、最初はおとなしい感じでしたね。前半の3公演(郡山、埼玉、岐阜)が冒頭から盛り上がってたんで、「初めての場所ってこうだったな」って思い出して新鮮でした。でも終盤で披露した「GANIMATA GIRL」が盛り上がって、他の曲に比べたらマイナーな曲のはずなのに反応が面白いなって。いろいろ発見があったライブでした。

――アンコールでは古村さんが挨拶するのが恒例になりつつありますね。今日は「長崎が好きになりました」という名言が飛び出しましたが。

毎回俺に振られて、困ってるんですよ(笑)。恒例っていうのはわかってるんですけど、演奏中は忘れてて、いざ振られると慌てるみたいな。何も準備してないんで、素直な思いが出ちゃいます。

――今回のツアーは、これまで以上に古村さんが前に出てお客さんとコミュニケーションを取ってる感じがします。

ツアーの裏テーマに、心ちゃんと2人でバンドの躍動感を作ろうっていうのがあって。どんな形で動こうかっていうのを、毎回ライブ前に打ち合わせてますね。今日だったら位置を変えてみようか、とか。でも具体的には決めないで、アイコンタクトでタイミングを合わせて動いてます。試行錯誤しつつ、ツアーファイナルの横浜BLITZではより見せられるような形にしたいなと。

――昨日は前乗りして、長崎の名所を回ったそうですがどちらに行ったんですか?

昨日は日本の三大夜景っていう稲佐山に行ってきました。俺の出身地の函館の夜景も良いんですけど、長崎の夜景もすごかったですね。まぁ、男5人で行ったんで微妙でしたけど(笑)。今後の参考にしようかなと。あと、グラバー園に行って、カステラも食べて、夜は温泉に行って……長崎を満喫しました。

※密着レポート第5回は6月7日掲載予定。

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読者の反応

midori @midorigreen_wat

ニコさんたちは長崎にいつ来てたかな?と過去を遡ると、7年前のミチナキミチの時でしたか。
九州、お次は長崎、大分、鹿児島ですね(勝手な期待)

https://t.co/609XwgajPO

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