Rei、目標のリキッドで力強いサウンド響かせた「Rei of Light」ツアーファイナル

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Reiの全国ツアー「Rei Release Tour"Rei of Light"」の最終公演が3月15日に東京・LIQUIDROOMで行われた。

Reiとは?

兵庫県伊丹市生まれのシンガーシングライター、ギタリスト。幼少期をアメリカ・ニューヨークで過ごし、4歳よりクラシックギターを始める。5歳でブルーズに出会い、さまざまなジャンルの音楽を取り入れたオリジナリティある楽曲の制作を開始した。2015年2月に長岡亮介(ペトロールズ)との共同プロデュースによる1stミニアルバム「BLU」でCDデビュー。日本人ミュージシャンで初めて、世界的カンファレンス「TED」でライブパフォーマンスを行ったことでも話題を集める。2018年に自身のレーベル・Reiny Recordsをユニバーサルミュージック内に立ち上げ、同年9月にシングル「LAZY LOSER」、11月にアルバム「REI」をリリース。翌2021年に「REI」の International Edition をVerve Forecastレーベルより全世界に配信する。2022年に細野晴臣、山崎まさよし、長岡亮介、渡辺香津美、Cory Wongら参加のコラボレーションアルバム「QUILT」をリリース。同年、「Forbes JAPAN」誌が発表した「世界を変える30歳未満30人の日本人」の1人に選出される。2023年に楽器メーカーFenderとパートナーシップ契約を締結し、2024年春にはフェンダーのストラトキャスター70周年を記念したスペシャル動画「Voodoo Child: Forever Ahead of Its Time」でナイル・ロジャースをはじめとした各国のアーティストと共演。シンガーソングライターとしてだけではなく、ギタリストとしての活躍の場も広げている。

「Rei Release Tour"Rei of Light"」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(Photo by Stephen Jackson)

「Rei Release Tour"Rei of Light"」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(Photo by Stephen Jackson)

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「Rei Release Tour"Rei of Light"」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(Photo by Stephen Jackson)

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「Rei of Light」はReiが2018年11月に発表した1stアルバム「REI」を携え、2月の静岡・HAMAMATSU FORCEから全国10カ所を回ってきたリリースツアー。彼女は真船勝博(B)、山口美代子(Dr / BimBamBoom)、渡辺シュンスケ(Key / Schroeder-Headz)というバンドメンバーを率いて力強いパフォーマンスを繰り広げた。

「Rei Release Tour"Rei of Light"」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(Photo by Stephen Jackson)

「Rei Release Tour"Rei of Light"」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(Photo by Stephen Jackson)[拡大]

ライブはアルバム1曲目の「BZ BZ」でスタート。山口のパワフルなドラムにReiのギターが唸りをあげながら重なり、会場の熱気を上昇させていく。「My Name is Rei」「MELODY MAKER」とアルバム収録曲を畳みかけたReiは、ライブ定番曲「JUMP」を続けて披露。ギターリフが印象的なこの曲は、今回モーグシンセのようなサウンドがプラスされたスペイシーな雰囲気の新しいアレンジで届けられた。「MOSHI MOSHI」ではReiが繰り返す「モシモシ、エビス。アーユーレディ?」のフレーズにオーディエンスが「イエー!」とレスポンスし、大きな盛り上がりを見せた。

「Rei Release Tour"Rei of Light"」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(Photo by Stephen Jackson)

「Rei Release Tour"Rei of Light"」東京・LIQUIDROOM公演の様子。(Photo by Stephen Jackson)[拡大]

真船のウッドベースと渡辺のピアノによる妖艶なイントロで始まった「Tumblin'」ではReiがこれまでの空気を一変させる艶やかな歌声を披露。またロック調の「New Days」ではステージ端のお立ち台に乗ってギターソロをかき鳴らすなどバラエティに富んだパフォーマンスを繰り出した。また終盤のMCでReiは「LIQUIDROOMという場所は私にとって目標で。友達のライブを観に訪れることはあって物理的には近いんだけど、なかなか手の届かない場所でした。でも今日、皆さんのおかげでソールドアウトにできました! 謝謝」と感謝の気持ちを口にした。そして「みんなお待ちかね、果物の曲!」と曲紹介をした彼女は、「BLACK BANANA」で真船のベースに負けじとギターを鳴らすソロバトルを繰り広げる。本編ラストナンバーの「LAZY LOSER」ではサビの「oh oh oh」でシンガロングが巻き起こり、大団円を迎えた。

アンコールの声に応えたReiはステージに再登場し、7月5日に自主企画イベント「Reiny Friday -Rei & Friends- Vol.10 Celebration!」を開催することと、ゲストに山崎まさよしを迎えることをアナウンス。さらに次曲のイントロに差しかかったところで「この夏に1stアルバム『REI』をVerve Recordsから全米リリースします! 日本でも買えるから、おまえら全員買えよな!」とメガホンを使って勢いよく客席に呼びかけた彼女は、最後にファンクナンバー「PLANETS」を歌い上げてツアーを締めくくった。

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Rei「Rei Release Tour 2019 "Rei of Light"」2019年3月15日 LIQUIDROOM セットリスト

01. BZ BZ
02. My Name is Rei
03. MELODY MAKER
04. JUMP
05. MOSHI MOSHI
06. Follow the Big Wave
07. Arabic Yamato
08. Dreamin'
09. Silver Shoes
10. Tumblin'
11. New Days
12. The Reflection
13. COCOA
14. Route 246
15. BLACK BANANA
16. LAZY LOSER
<アンコール>
17. PLANETS

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読者の反応

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shuji @run2daylight

そいえばこの日、映像撮ってたよね。どっかで観られるのを楽しみに (^^)
【ライブレポート】Rei、目標のリキッドで力強いサウンド響かせた「Rei of Light」ツアーファイナル - 音楽ナタリー https://t.co/lNXUm7bI3v

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