11月17日の新潟・GOLDEN PIGS BLACK STAGE公演から12月19日の東京・Zepp Tokyo公演まで、計12会場でライブを披露したCHAI。ファイナル公演の模様はBSスカパー!で生中継も行われ、多くのファンに見守られながらパフォーマンスを繰り広げた。
おなじみのオープニングSEはスペシャルバージョンとして生演奏で披露され、ステージ前方にセットされた幕にメンバーのシルエットが浮かび上がると、観客たちのテンションは一気に高まった。そして幕が落とされると、CHAIは続けて「Sound & Stomach」をプレイ。グルーヴィなバンドアンサンブルが特徴的な「ボーイズ・セコ・メン」、マナ(Vo, Key)がラップスタイルで歌った「ヴィレヴァンの」でさっそくフロアを温めていった。
ワンマン恒例となったCD、グッズを替え歌で紹介するコーナーはカイリー・ミノーグの「I Should Be So Lucky」に乗せ、VJを用いたゴージャスなものに。またメンバーがアカペラで自己紹介するコーナーは、Wham!「Last Christmas」のサビを引用。「Yes!」のコール&レスポンスからの「N.E.O.」では、ユウキ(B, Cho)とユナ(Dr, Cho)が重厚なリズムセッションを展開して観客たちをリードした。「フライド」では歌詞に合わせてさまざまな揚げ物の映像がステージ後方に投影され、楽曲の世界観を視覚的に彩った。
「フライド」演奏後MCに入ると、マナたちは「食べることがめっちゃ好きなんだけど、嫌いなものも少しあるよね」と話題に挙げ、オーディエンスにも苦手な食べ物はあるか尋ねた。うなぎやセロリといった食べ物が候補に上がると、4人は「細かく切れば気にならないよ」「すりつぶす!」「味噌かけて味消しゃいい!」などうまく食べる方法をアドバイスした。
中盤からは「ウォーキング・スター」「ほれちゃった」など、メロウなミドルナンバーを中心にプレイ。「フラットガール」ではカナ(Vo, G, Key)が浮遊感に満ちたエフェクトを施したギターサウンドを響かせ、会場はノスタルジックなムードに包まれた。一方「We Are Musician」冒頭には、マナが観客たちに腕を上げるよう催促。その間にユウキは「スカしてる場合じゃないよ!」とアジテートし、さらにオーディエンスを巻き込んでいった。そしてCHAIは“ぶー”コールが飛び交った「ぎゃらんぶー」を挟み、「sayonara complex」で本編終盤を心地よく仕立て上げた。
アンコールでは間近に控えたクリスマスに合わせ、CHAIは赤い帽子やトナカイのつの型カチューシャを身に付けて再びステージに登場。「ウィンタイム」をSEに、袋いっぱいに詰め込んだお菓子や、シングル「GREAT JOB / ウィンタイム」のジャケットアートワークが包装紙に印刷されたオリジナルチョコを客席にばら撒き、ひと足早いクリスマスプレゼントを届けた。その後彼女たちはニューアルバム「PUNK」を2月13日にリリースすることを発表し、その収録曲「CHOOSE GO!」を初披露。最後に4人は「アイム・ミー」でピースフルな雰囲気を作り出し、今回のツアーを無事に終えた。
CHAI「CHAIいく!CHAIくる!トゥアートゥアートゥアー」
2018年12月19日 Zepp Tokyo セットリスト
01. Sound & Stomach
02. ボーイズ・セコ・メン
03. ヴィレヴァンの
04. 自己紹介
05. N.E.O.
06. ハイハイあかちゃん
07. クールクールビジョン
08. フライド
09. GREAT JOB
10. ウォーキング・スター
11. ほれちゃった
12. フラットガール
13. We Are Musician
14. ぎゃらんぶー
15. フューチャー
16. sayonara complex
<アンコール>
17. CHOOSE GO!
18. アイム・ミー
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音楽ナタリー @natalie_mu
【ライブレポート】ひと足早いXmasプレゼントも!CHAIの「トゥアートゥアートゥアー」Zepp Tokyoで完結(写真13枚)
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