豊崎愛生が観客連れてタイムスリップ!70年代名曲披露したコンサート

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豊崎愛生が11月24、25日に千葉・舞浜アンフィシアターでコンサート「LAWSON presents 豊崎愛生 コンサート2018『AT living』」を開催した。この記事では2日目の模様をレポートする。

豊崎愛生

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豊崎が10月にリリースした初のカバーアルバム「AT living」を携えて行った本公演。彼女はライブの前半をカバーパート、後半をオリジナル曲パートとし、計20曲を披露してオーディエンスを楽しませた。

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開演時間になると豊崎はレトロなワンピース姿でステージに登場し、マイクスタンドの前へ。柔らかなスポットライトの光を浴びながら、平井武士(G)、岡雄三(B)、杉野寿之(Dr)、籠島裕昌(Key)によるバンド演奏を軸に、はっぴいえんどの「風をあつめて」で心地のいい空間を作り出した。1970年代の楽曲を中心に構成されたカバーアルバム「AT living」は、「聴いてくれた人に一緒にリビングで口ずさんでもらえるように」という彼女の思いが込められた作品。豊崎は敬愛してやまない細野晴臣への思いを熱く語りつつ、「今日は広いリビングではありますが、みんなにゆっくり楽しんでいただけるような時間を作っていきたいです」と挨拶した。

本公演で豊崎は、昭和時代に合わせて有線マイクを使用するというこだわりよう。澄んだ歌声が場内いっぱいに響きわたったのは、ザ・フォーク・クルセダーズの「悲しくてやりきれない」。中性的な声のトーンを意識したという「なごり雪」、吉田拓郎の「流星」を続け、彼女は大喝采の中客席に向かっておじぎをした。ここで豊崎はギターを手に取ってイスに腰かけ、高田渡の「珈琲不演唱」を披露。そっと口ずさむように楽曲を弾き語り、「今日は自分で演奏して音を届けたいという気持ちがあったんです。聴いてくださってありがとうございました」と笑顔を見せた。

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バンドが紡ぎ出す幻想的なサウンドに乗せて、豊崎がじっくりと歌い上げたのはオフコースの「言葉にできない」。彼女がミュージックレインのオーディションで歌ったという荒井由実の「卒業写真」では、ノスタルジックな楽曲の世界観が描かれた。続く楽曲はRCサクセションの「雨あがりの夜空に」。豊崎は「今日は私が(忌野)清志郎さんなの!」と目を輝かせてタイトルコールすると、清志郎になりきったかのように縦横無尽にステージを動き回る。そして弾けるような笑顔でオーディエンスとかけ合いを楽しみ、彼女は「サンキュー!」と高らかに叫んで楽曲を終えた。そのまま豊崎はタンバリンを手に取り、サディスティック・ミカ・バンドの「タイムマシンにおねがい」を続ける。天井のミラーボールが輝く中、彼女はワンピースの裾をひらひらと揺らしながら軽快に楽曲を届けた。チューリップの「サボテンの花」が丁寧に歌われたあと、カバーパートのラストを飾ったのは大滝詠一の「君は天然色」。豊崎は再びギターを手に取り、最後まで楽しげな様子でカバーパートを終えた。

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ライブ後半のオリジナル曲パートは「春風 SHUN PU」でスタート。オーディエンスの大合唱に、豊崎は穏やかな表情で聴き入っていた。温かな空気の中、彼女はステージを降りて客席を回り、観客の近くでデビュー曲「love your life」を歌唱。「いろんなことがあるたびに、『love your life』を口ずさんだり、この曲の歌詞に戻っていろんな物事を見つめるっていうのをこの10年間ずっとやってきました。そこには必ずみんなの笑顔が一緒に思い出に残っていて。だからこそ続けてこられたなと思います」とファンに真摯に思いを伝えた。豊崎は晴れやかに「ソラソラ☆あおぞら」を歌ったあと、谷山浩子が作詞作曲を手がけたナンバー「KARA-KURI DOLL」をゆったりと届ける。そしてリズミカルに歌唱した「walk on Believer♪」を経て、ストレートなバンドサウンドに乗せて「オリオンとスパンコール」を歌い上げた。ライブ本編のラストナンバーは「music」。大きなハンドクラップの中豊崎は柔らかな歌声を響かせ、ステージをあとにした。

豊崎愛生「LAWSON presents 豊崎愛生 コンサート2018『AT living』」の様子。

豊崎愛生「LAWSON presents 豊崎愛生 コンサート2018『AT living』」の様子。[拡大]

アンコールで再びステージに現れた豊崎は、「私の世代的に青春ドンピシャな曲。昔からずっと好きな曲です」と前置きし、YEN TOWN BANDの「Swallowtail Butterfly ~あいのうた~」を披露。緩急を付けたエモーショナルなボーカルで、楽曲の世界観を表現した。豊崎は「ここに立てていること、声優のお仕事を続けられていること、自分の好きなことを今日みたいにいっぱい詰め込んで音楽活動をできること、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。皆さんがいつも耳を傾けてくれるからです」と感謝を述べ、「これからもみんなと一緒にキラキラしたきれいな景色をたくさん見続けていられるように、精進してがんばっていきたいと思います」と穏やかに語る。最後には「letter writer」を観客1人ひとりと目を合わせるように客席を見渡しながら届け、笑顔でこの日のライブに幕を下ろした。

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豊崎愛生「LAWSON presents 豊崎愛生 コンサート2018『AT living』」2018年11月25日 舞浜アンフィシアター セットリスト

01. 風をあつめて
02. 悲しくてやりきれない
03. なごり雪
04. 流星
05. 珈琲不演唱
06. 言葉にできない
07. 卒業写真
08. 雨あがりの夜空に
09. タイムマシンにおねがい
10. サボテンの花
11. 君は天然色
12. 春風 SHUN PU
13. love your life
14. ソラソラ☆あおぞら
15. KARA-KURI DOLL
16. walk on Believer♪
17. オリオンとスパンコール
18. music
<アンコール>
19. Swallowtail Butterfly ~あいのうた~
20. letter writer

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読者の反応

tonia @tonia_ysmgo

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豊崎は敬愛してやまない細野晴臣への思いを熱く語りつつ、…

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