ハジマリは此処から!M!LK、新体制初ワンマンでファンに誓い「もっときれいな景色を」

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M!LKが昨日11月23日に東京・チームスマイル・豊洲PITにてワンマンライブ「M!LK THE LIVE 2018 ~わちゃ2&cool これがM!LKっ~」の東京公演を開催した。

M!LK(撮影:笹森健一)

M!LK(撮影:笹森健一)

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8月に新メンバーの曽野舜太、山中柔太朗、琉弥を迎え7人の新体制になったM!LK。この日の公演は新体制初のワンマンライブで、会場には約3000人のみ!るきーず(M!LKファンの呼称)が集まった。

板垣瑞生(撮影:笹森健一)

板垣瑞生(撮影:笹森健一)[拡大]

ステージに設置されたM!LKの新しいロゴマークが開演時刻ぴったりに光り出すとライブは幕開け。勢いよく焚かれたスモークの向こう側に7つの影が浮かび上がると、会場には大歓声が響いた。イメージカラーのジャケットやブルゾンを着た7人が1曲目に届けたのは「ハロー!」で、メンバーは笑顔でハイタッチを交わしながらさわやかにこの曲を歌い上げる。塩崎太智が「皆さん大きな声出せるよね!?」と呼びかけるとそのままアッパーな「めちゃモル」へ。曲中の自己紹介パートでは吉田仁人が「皆さん今日は楽しんで行きましょう!」と呼びかければ、板垣瑞生と太智は「俺様瑞様板垣瑞生!」「俺様太様塩崎太智!」と柔太朗の口上をマネしてファンを沸かせた。

2曲を終えてのMCではフロアの最後方までみ!るきーずのペンライトが光る光景に「すげー!」と声をそろえた7人。超ハイテンションな自己紹介を終えると、佐野勇斗は「声出していこう! 舜太、行ったれ!」と舜太に呼びかけた。舜太の「皆さん、盛り上がってますか!?」という元気いっぱいの煽りから突入したセクションでは、み!るきーずを巻き込むパフォーマンスで会場の熱気を一層引き上げていく。「ハナキン!」でメンバーが腕を回すと観客はその振りに合わせてペンライトを左右に揺らし、M!LKのデビュー曲「コーヒーが飲めません」では勇斗が何度も声を上げてみ!るきーずの声を求める。琉弥が大サビ前のソロパートを真っすぐに歌い上げたときには勇斗がダイナミックな側転を見せてパフォーマンスに華を添えていた。

サルの耳を付けバナナのマイクで歌う琉弥。(撮影:笹森健一)

サルの耳を付けバナナのマイクで歌う琉弥。(撮影:笹森健一)[拡大]

またこの日のライブでM!LKは、CDに未収録の新曲の数々も惜しみなく披露していった。パワフルなリズムの「ジャングリズム」はダイナミックなダンスが印象的な楽曲で、曲中にはメンバーがさまざまな動物に扮して動物の鳴き声でコール&レスポンスを楽しむ場面も。勇斗や仁人がエモーショナルに歌声を響かせた「Goin' Down」では7人がステッキ状のマイクスタンドを華麗にさばき、これまでのM!LKにない新たなパフォーマンスを提示した。み!るきーずに人気のミッドチューン「May」のあとに初披露されたのは「交差点、信号、君と僕」という新曲。ステージ上はオレンジの光に染まり、ノスタルジックなムードの中で7人はまっすぐに前を見据え、力強いユニゾンを響かせていた。

M!LK(撮影:笹森健一)

M!LK(撮影:笹森健一)[拡大]

ここで7人が舞台から姿を消すと、会場には勇斗と琉弥の声が響いた。彼らは影ナレでみ!るきーずへ宛てた手紙を読み上げ、勇斗は「正直逃げ出したくなるほどつらいときもあったけど、そんなときに心の支えはみ!るきーずでした。みんなからもらった手紙を読むと元気が湧いてくるんですよね。いつもいつも本当にありがとう。7人のM!LK、受け入れてくれるか最初はすごく不安でした。でも僕らのことを忘れないでくれてありがとう」と思いを伝える。そして琉弥は「人生何があるかわからないもんだね。新メンバーの3人が入ってよかったと思ってもらえるようにパフォーマンスで返していくので、これからもよろしくお願いします」と、それぞれにファンへ言葉を届けた。最後に琉弥が「ハジマリは、此処から」と言って手紙を結ぶと、彼の声を雨音がかき消す。すると「Over The Storm」の衣装を身にまとったメンバーが再びステージ上に姿を見せ、彼らはM!LKの再出発の歌「Over The Storm」を力強く歌い上げた。ステージから無数のレーザーが放たれ、色とりどりのライティングが7人を照らす華やかな演出の中で突入した後半戦、メンバーは「疾走ペンデュラム」「テルネロファイター」とライブの定番のシングル曲を次々と投下していく。「疾走ペンデュラム」では勇斗が「改めて言うけど大好きです!」とファンに思いを伝え、勇斗と舜太の「モオー!」という絶叫が放たれた「テルネロファイター」ではステージのあちこちに散らばったメンバーが頭上で角を作るポーズを決めながら勇ましいダンスパフォーマンスでオーディエンスを鼓舞していった。

佐野勇斗(撮影:笹森健一)

佐野勇斗(撮影:笹森健一)[拡大]

M!LKのライブの様子。(撮影:笹森健一)

M!LKのライブの様子。(撮影:笹森健一)[拡大]

み!るきーずによるクラップ音とコーラスの公開レコーディングが行われた「Around The World」では、メンバーの「一緒に!」という声に応じたオーディエンスが練習の成果を発揮するように大きな手拍子とシンガロングを聞かせてメンバーを笑顔にした。そして、本編最後の曲を前にメンバーは新体制始動から今までの約3カ月を振り返り、抱く思いを語る。新メンバーの柔太朗は「(オリジナルメンバーの)4人に支えられ、(新メンバーの)3人で支え合った3カ月でした」と言い「なんでこの3人なのか、なんでこの7人なのか。その意味をここにいる人たちが理解してくれたら、そんな思いで精一杯やらせてもらったライブでした」と話した。するとリーダーの仁人は「この4年間の活動の中でもまれにみる濃さの3カ月でした」と柔太朗に続く。仁人は「ここに来てくれる皆さんが僕らの一番の宝物で、僕らを支えてくれるスタッフさんが一番の味方なんだと気付かされました」と思いを明かし、「3人は本当にがんばったと思う。改めて『ありがとう』と言いたい、俺は!」と舜太、柔太朗、琉弥へ向けて感謝を口にした。仁人は最後に「つらいときもうれしいときも常に一緒にいてくれるのがみ!るきーずだと思います。もっともっときれいな景色を見せるために僕らがんばっていくので、これからもよろしくお願いします!」とファンへ向けて呼びかける。ラストの「Brave Saga」では瑞生の「最後、めちゃくちゃ盛り上がっていきましょう!」という叫びの通り、力をすべて出し切るような歌とダンスでみ!るきーずに訴えかけた7人。太智と琉弥は「ハイ! ハイ!」と声を上げてフロアを盛り上げ、舜太や勇斗は何度も全力で飛び跳ねてみせた。曲終わりで1列に並んだM!LKはがっちりと肩を組んで笑顔を浮かべ、力強く握った拳をまっすぐ見据える先へと掲げた。

M!LK「M!LK THE LIVE 2018 ~わちゃ2&cool これがM!LKっ~」2018年11月23日 チームスマイル・豊洲PIT セットリスト

01. ハロー!
02. めちゃモル
03. ボクらなりレボリューション
04. ハナキン!
05. コーヒーが飲めません
06. ジャングリズム
07. サラブレッド御曹司CITY BOY
08. Goin' Down
09. May
10. 交差点、信号、君と僕
11. Over The Storm
12. 上昇思考クライマー
13. 疾走ペンデュラム
14. テルネロファイター
15. Feel Alive
16. Around The World
17. Brave Saga
<アンコール>
18. It's only LOVE
19. ボクノアカシ

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