ここからBILLIE IDLEのターン！ 追い風確信の満員御礼ツアーファイナル

BILLIE IDLEが全国ツアー「BILLIE IDLE BILLIed IDLE TOUR 2.0」のツアーファイナルを昨日8月18日に東京・UNITで開催した。

プー・ルイ加入後初めてとなるライブツアーの最終日を満員御礼で迎えたBILLIE IDLE。モモセモモ、アキラ、プー・ルイ、ヒラノノゾミ、ファーストサマーウイカが順番に姿を見せ、「anarchy in the music scene」で元気よくライブの口火を切った。続いて5人はアッパーチューン「P.S.R.I.P.」でファンとの距離感を縮め、「さよならロマンティック」「be-bop tu-tu」と歌謡チックなナンバーを披露。さらにスカビートの「愛 SUNSUN」や、パンクチューン「泣きそうサンデー」などバラエティに富んだ楽曲の数々を連投して楽しいライブ空間を作り上げていった。

「ジャッキーの大冒険」までアグレッシブな楽曲を畳みかけた5人は、続いてマイクスタンドを使ってメロウなミディアムチューン「時の旅人」を熱唱。続いてモモセモモ、アキラ姉妹が「エンドロール（$I$ Edition）」、入れ替わるようにプー・ルイ、ヒラノ、ウイカの旧BiSメンバーが「どうせ消えてしまう命なら...（BI$ Edition）」を披露した。ノンストップで駆け抜けたBILLIE IDLEは、MCなしのパフォーマンスで観客を沸かせ、「be my boy」でライブ本編を締めくくった。

アンコールに応えてステージに戻った5人は、5月にプー・ルイの電撃加入劇を彩ったナンバーでもある聖飢魔II「FIRE AFTER FIRE」をはじめ、4曲のカバーを歌唱。ダブルアンコールではモモセ、ヒラノ、アキラ、プー・ルイ、ウイカが順にステージに加わり、レアナンバー「シックスナイン」を歌ってファンを大いに喜ばせた。この日初めてのMCではヒラノが11月7日にリリースするニューアルバムのタイトルが「NOT IDOL」であることや、新規ライブツアーを行うことを発表。その後、メンバー1人ひとりが思いを語った。

アキラは「次のアルバムではプー・ルイさんが入って初めての新録アルバムなので、ここからが新しいBILLIE IDLEだと思っています。なので次のツアーも観てください。これからももっともっともっと成長していきたいと思います」と述べ、モモセは「今回のツアーではいろいろなところに行けて、ひさしぶりのところもあってとってもうれしかったです。これからもいろんな土地に会いに行きたいです」とコメント。ヒラノは「UNITがソールドアウトということで皆さんありがとうございます。どんどんフェローズ（BILLIE IDLEファンの呼称）の輪が広がっているなと感じています。今後も皆さんのその輪を広げていきたいので応援よろしくお願いします」と話し、続いてプー・ルイは「BILLIE IDLEに入ってから、いろんな初めてのことを体験しています。こんな歳になってもこんな初体験がまだ残ってるなんて……そう思ってなかったので毎日楽しいです。自信をなくして全部あきらめちゃおうかなとか思った時期もあったけど、BILLIE IDLEが私にもう一度夢を見させてくれました。恩返しの意味も込めてこれからもがんばりので皆さんついてきてください！」と思いを口にした。

最後にウイカは「『2018年のBILLIE IDLEはひと味違うぜ！』って前から大口叩いてましたが、5人になって“ふた味”も“さん味”も違って驚きました。今日、会場にいる皆さんの顔を見て確信したことがあります。向かい風だった3年間でしたが、今は追い風が吹いている気がします。ずっと応援してくれている皆さんには歯がゆい思いをさせていて、『自分が応援してるBILLIE IDLEがなんでイマイチぱっとしないんだろう』とか（笑）。でもやっとBILLIE IDLEのターンが回ってきました！ これからはBILLIE IDLEの逆襲の時間です」と自信をみなぎらせた。そして「今日、ここが新たなスタートになります。みんなと新しい本当の夢に向かった道を突き進んでいきたいと思います！」と宣言し、5人でラストナンバー「MY WAY」を熱唱。グループの進化を感じさせるエネルギッシュなパフォーマンスで存分にファンを盛り上げた5人は、ツアーファイナルを大団円へと導いた。