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植田真梨恵、10周年記念したインディーズ縛りの夜

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左から西村広文、麻井寛史、植田真梨恵、北田慧、車谷啓介。(撮影:竹谷さくら)

左から西村広文、麻井寛史、植田真梨恵、北田慧、車谷啓介。(撮影:竹谷さくら)

植田真梨恵が音楽活動開始10周年を記念したアニバーサリーライブ「indies 10th ANNIVERSARY LIVE 『loadSTAR』」を7月30日に東京・新宿ReNYにて開催した。

2008年7月30日にインディーズデビューアルバム「退屈なコッペリア」をリリースし、この日ちょうど10周年を迎えた植田。彼女はバンドメンバーの北田慧(G / ANTWERP)、麻井寛史(B / Sensation)、車谷啓介(Dr / Sensation)、西村広文(Key / アカシアオルケスタ)と共に、インディーズ時代に発表した楽曲のみでライブを繰り広げた。

「退屈なコッペリア」リリース時のテレビ番組でのインタビュー音源を用いたSEのあと、植田とバンドメンバーがステージに登場。ロックサウンド全開の「未完成品」で勢いよくライブをスタートさせる。続いて「きえるみたい」「ハルシネーション」とアッパーな曲を連投し、「センチメンタリズム」でハイトーンボイスを響かせると、フロアは早くも熱気に包まれた。

「G」「中華街へ行きましょう」など普段のライブではあまり披露されない楽曲で観客を喜ばせたあと、植田はアコースティックギターを手にして「シンクロ」でフロアにさわやかな風を送りこむ。そして、バラードナンバー「優しい悪魔」「愛と熱、溶解」をじっくりと聴かせた。

「壊して」で再びギアを入れた植田は、ディストーションとリバーブのかかった爆音で会場を飲み込んでいく。続く「旋回呪文」ではエフェクトがさらに深くかかり、スペーシーかつサイケデリックなサウンドに。操り人形のようなパフォーマンスを繰り広げる植田の姿を、観客も固唾を飲んで見守っていた。「何を歌ったらいいかわからなくなって、1年くらい曲が書けなくなったときに『植田さんが思ったことを書けばいいんだよ』と言ってもらって作った曲です」という紹介のあとに披露されたのは、インディーズ時代唯一のシングル曲「心と体」。植田は感情を爆発させるように同曲を歌い上げると、「S・O・S」「100life」とつなげ、「コンセントカー」で本編を締めくくった。

アンコールに応えて登場した植田が1人で「夜風」を弾き語ったあと、バンドメンバーが合流して「光蜜」を披露。その後、彼女がメンバー紹介を終えて次の曲に行こうとすると西村が「星に願いを」を弾き始め、10周年を祝福するケーキがサプライズでステージに運ばれてくる。植田は予想していなかった出来事に「とてもうれしいです。こういうときどうしたらいいかわからない」と戸惑いつつ、目に涙を浮かべながらケーキをがぶり。「本当にありがとうございます。思いがけないこと続きの10年でした。皆さんのパワーに変わる曲をこれからも届けていけたらと思います」と挨拶して、「変革の気、蜂蜜の夕陽」をまっすぐに届け、アニバーサリーライブの幕を下ろした。

植田真梨恵「indies 10th ANNIVERSARY LIVE 『loadSTAR』」2018年7月30日 新宿ReNY セットリスト

01. 未完成品
02. きえるみたい
03. ハルシネーション
04. センチメンタリズム
05. ミルキー
06. G
07. 中華街へ行きましょう
08. シンクロ
09. カーテンの刺繍
10. 優しい悪魔
11. 愛と熱、溶解
12. 壊して
13. 旋回呪文
14. メリーゴーランド
15. 飛び込め
16. 心と体
17. S・O・S
18. 100life
19. コンセントカー
<アンコール>
20. 夜風
21. 光蜜
22. 変革の気、蜂蜜の夕陽

※記事初出時、曲名に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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