「超特急×Australia restart」は、オーストラリアのパースを舞台に撮影が行われた超特急にとって4冊目の写真集。購入者を対象としたこの日のイベントは、写真集に付属しているメイキングDVDに収録されなかったシーンをまとめた初公開映像にそってメンバーがトークを展開するという形で進行し、会場に集まった8号車(超特急ファンの呼称)は貴重なVTRと自由奔放な6人のやりとりを存分に楽しんだ。
最初に流れた映像は、砂浜に立つユースケが“サンシャインユースケ”となって「ジャスティス!!」と絶叫する姿と、強風に身体を預けるタカシがマイケル・ジャクソンの「Smooth Criminal」のように“ゼロ・グラビティ”状態になるシーン。2人の謎に満ちた行動に会場に笑い声が起きると、続けてリョウガやタカシがアップライトピアノを触る場面、さらにはユースケがメンバーの手で砂浜に埋もれていく一幕が映し出された。砂浜でのシーンについてユースケは「撮影で海の中に入ったらけっこう(水が)冷たくて。だからホントに気持ちよかった。砂のお風呂に入ってる感じ」と振り返る。するとリョウガは「このときね、小さい子がカイになついて」と1人子供たちと遊んでいたカイについてコメント。カイは「1人は僕と砂場で遊びたがってて、もう1人は海で遊びたくて。(2人に)引っ張られて幸せでした」と子供好きの彼らしく笑顔で解説していた。また、ここまでほとんど登場シーンのないユーキは、メンバーが砂浜にいるときも1人海で遊んでいたという。カメラマンに潜水を教えてもらったと話した彼は「初めて挑戦したんです。僕、運動の中で泳ぐのだけは苦手で」とタクヤも「ユーキ苦手なことあるんだ!?」と驚く意外な一面を告白。そして「でも、せっかく来たんだから楽しまなきゃ! 海の中、超キレイでした。こんな(大きい)魚がいっぱいいた!」と目を輝かせながら8号車に伝えていた。
砂浜で何度もバック転に挑むタクヤの姿に8号車の温かい笑い声が響くと、タクヤは照れ笑いを浮かべながら「砂の上だとケガしないから……」と説明した。そして、最後に用意されたVTRに記録されていたのは、ユースケが移動中に自身の考案した“しりとりラップ”を延々と歌い続ける姿。「リンゴ、ゴリラ、ラッパ、パンツ、積み木、きのこ……グウウ言えねえー!」と苦しみながら完遂を目指す彼は、バスの中で何度も何度もリズムを刻む。最初は興味深げに見守っていたメンバーが彼を見捨ててスマホゲームに興じるようになっても映像の中のユースケはしりとりラップを止めず、会場に「リンゴ、ゴリラ、ラッパ……」と冒頭のフレーズが響くたび、恥ずかしがるユースケ以外のメンバーと8号車は大爆笑。ラッパー・ユースケ誕生の瞬間を記録した大長編のドキュメントは「リンゴ、ゴリラ、ラッパ……いか、カヌー、ぬめり取り……ルンバ、ババネロ(ハバネロ)、ロックミュージック……ク! クヌギ……ギ! 銀杏……だと思ったか!」と「ん」をうやむやにしつつラップをやり遂げ「これで音楽作りたいわ!」と満足気な表情を浮かべたユースケのアップで締めくくられる。自身の姿にユースケは「本当にごめんなさい……これが最後のVTRだなんて信じられません……!」と恐縮しきり。しかしメンバーはこれを面白がり、このあとにはユーキとユースケによるかけあいでのしりとりラップ、さらにはリョウガ単独でのしりとりラップが生で披露された。
最後にユースケが「これ、曲にしよう!」と提案すると、リョウガとカイはニヤニヤ笑いながら「俺たちはなんもしないぞ」「しりとりラッパーでソロデビューだからね」と彼に忠告する。そしてタクヤが「デビュー楽しみだなあ」と言うと、カイは「次の写真集に付ければいいんじゃない?」とアイデアを出した。流れで締めのコメントを任されたユースケは「第5弾の写真集は僕のしりとりラップ付きということで、あの……聴いてください!っておかしいでしょ!(笑)」と大笑いし「でも本当にパースはいいところなので、この写真集を機に『行きたいな』と思ってくれる方がいたら、ぜひ聖地巡礼?して、楽しんでください!」と8号車に呼びかけていた。
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