「MTV Unplugged」史上最年少出演のリトグリ、憧れのステージでガオラー魅了

Little Glee Monsterが昨日6月21日に東京・ブルーノート東京で公開収録ライブ「MTV Unplugged: Little Glee Monster」を行った。

「MTV Unplugged」は1989年にアメリカ・ニューヨークでスタートしたアコースティックライブ企画。日本では2001年に制作が始まり、これまでに宇多田ヒカル、VAMPS、KinKi Kidsらさまざまなアーティストが出演してきた。リトグリは日本制作版の「MTV Unplugged」に史上最年少グループとして登場。抽選で選ばれた約200人のガオラー（Little Glee Monsterファンの呼称）を前にアコースティック形式でのライブを繰り広げた。

ライブは初期のナンバー「青春フォトグラフ」でスタート。黒を基調としたシックな装いの彼女たちは、バックバンドの奏でる豊潤なアンサンブルに合わせ心地よさそうに同曲を歌い上げる。「だから、ひとりじゃない」ではダンスを封印し、優しくも芯のある歌声で観客を魅了した。5人はライブ開始から凛々しい表情を崩さず「明日へ」を披露。力強い歌声がフロアに響きわたり、緊迫感のある空気を作り出していく。

3曲を歌い終え、アカペラでおなじみの挨拶を済ませたメンバーは口々に緊張していたことを吐露。芹奈は「よく見かけるお客さんも顔が緊張してるね」とガオラーをいじり、和やかな雰囲気をもたらす。また普段のMCではハツラツとした声でトークを盛り上げるMAYUが静かに話す様子に、メンバーがツッコミを入れるひと幕もあった。そして「聴かせる歌が多かったので、ここからガオラーの皆さんと呼吸を合わせられたらと思います」とmanakaが切り出すと、メンバーは英語詞の楽曲「I WAN'NA BE LIKE YOU」でライブを再開。カラフルなスポットライトに照らされる中、艶やかなダンスを見せ、ガオラーからハンドクラップを引き出していく。「Gift」に続いて届けられたのは、こちらも英語詞のナンバー「Get Down」。5人はパワフルな歌とダンスで会場に熱気を生み出した。中盤に突入し、着席した彼女たちは「ギュッと」のあと、ボサノバ調にアレンジされた「私らしく生きてみたい」をしっとりと歌唱。さらに「小さな恋が、終わった」をライブではひさびさに披露し、美しいハーモニーでフロアを満たした。

終盤にはリトグリのライブ恒例のアカペラパートを展開。ファレル・ウィリアムス「Happy」や星野源「SUN」、マイケル・ジャクソン「Thriller」などを畳みかけ、大きな拍手を浴びた。代表曲とも言える「好きだ。」を経て披露されたのは、8月1日リリースの新曲「世界はあなたに笑いかけている」。リトグリはタイトル通り笑顔を振りまきながら歌い上げ、ピースフルなムードを演出した。にぎやかな余韻が残る中、改まった顔つきのmanakaは、数々の海外アーティストがライブを行ってきたブルーノート東京のステージに十代で立てた喜びを語る。そしてメンバーは本編ラストに「Jupiter」のカバーを歌唱。エネルギッシュな歌声でスケールあふれる楽曲の世界観を表現した。さらにアンコールで「好きだ。」を再び披露しライブは幕引きとなった。

なおMTVでは同公演の模様が7月21日（土）19:00より放送されるほか、舞台裏に密着した関連番組などもオンエアされる。

※記事初出時より、一部写真を変更しました。