清水は脱退について「20代最後の年になって、さまざまな出来事やタイミングが重なり、わたし自身これからどう生きていきたいかを考えることが多くなりました。次の10年、そしてその先の人生を悔いのないものにするために、わたしはここで、指先ノハクとして歌うことをやめる決断をしました」と説明。それを受けて宮腰侑子(B, Cho)は「私にとって大切な、そしてみんなが大切にしてくれた『指先ノハク』は、加奈を含めて4人じゃなきゃダメなんだなって思いました。これが私達なりの正解であると信じています」と解散を選んだ理由を述べている。
2008年に前身バンドRADITZを結成した彼女たちは、2011年に指先ノハクに改名した。2015年8月に初の全国流通盤としてミニアルバム「肴~SAKANA~」を発売。以降はライブとリリースを重ね、今年3月にミニアルバム「TAMAMONO」を下北沢SHELTERが主宰するレーベルSHELTER UNITEDから発表した。
なお今後、清水はソロ、木村順子(G, Cho)と宮腰と竹内裕美子(Dr, Cho)は3人で音楽活動を行う。
春は賜…指先ノハク『TAMAMONO』Release Tour FINAL
2018年6月16日(土)東京都 下北沢SHELTER
指先ノハク コメント
清水加奈(Vo, G)
いつも
指先ノハクは、次の6月16日下北沢SHELTERでのワンマンライブを持って、活動を終了いたします。
この4人で指先ノハクを結成して丸10年間、20代の全てを指先ノハクに費やして来ました。
バンドを始めた10年前と比べて、わたしを取り巻く環境も、周りの人々の環境も変わり、バンド活動を続けるためのハードルも増えていました。
20代最後の年になって、さまざまな出来事やタイミングが重なり、わたし自身これからどう生きていきたいかを考えることが多くなりました。
次の10年、そしてその先の人生を悔いのないものにするために、わたしはここで、指先ノハクとして歌うことをやめる決断をしました。
メンバーとは10年間、一緒にたくさん笑ってたくさん泣いて、ケンカもしょっちゅうして、4人でたくさんお酒を飲み交わして、いいところも悪いところも誰よりも理解し合える家族のような存在になりました。
指先ノハクというバンドで、10代の頃に夢見ていた沢山のことを叶え、沢山の人々と、沢山の音楽との出会いをくれました。
指先ノハクは私にとって、人より少し長めで、人より特別な青春でした。
本当に指先ノハクが、4人でいることが、4人で音楽を作ることが大好きでした。
そして、わたしのワガママでバンドを辞めると言い出したことを、快く背中を押してくれたメンバーには感謝してもしきれません。
今後も、歌を歌うことはやめずに、ゆっくりと自分のペースで音楽を紡いでいこうと思っています。
もし、また清水加奈の歌と出会うことがあれば、その時にはよろしくお願いします。
指先ノハクとして10年間駆け抜けたことは、わたしの人生の誇りです。
そして指先ノハクが世界一かっこいいガールズバンドであることは、今まで世に出してきた音源たちが証明してくれると思います。
指先ノハクを愛してくれて、ありがとうございました。
宮腰侑子(B, Cho)
まずは、突然のご報告になってしまったことを、お詫びさせてください。
2018年6月16日を以ってボーカル清水加奈が脱退、それに伴い、指先ノハクの活動を終了し解散する事となりました。
ずっと4人で音楽をやっていくために、およそ10年、私はこのバンドが続いていけるように、全精力を注いできました。
そして、これから先もそうありたいと願っていました。
だけど、色んな悩みを抱えながらも、指先ノハクのボーカルとしてステージの真ん中に立ち続けてくれた加奈の決断を、私は尊重し、応援していきたいと思っています。
スタジオで今まで4人でつくってきた曲を合わせたとき、いろんな気持ちが溢れてきて、なんとか「指先ノハク」を残った3人で続けていく方法が何かあるんじゃないかと、たくさん考えました。
だけど、私にとって大切な、そしてみんなが大切にしてくれた「指先ノハク」は、加奈を含めて4人じゃなきゃダメなんだなって思いました。
これが私達なりの正解であると信じています。
結成してから、バンドとしても崖っぷちな状況はたくさんあったし、メンバーそれぞれにも色んな出来事があり、真剣だからこそぶつかり合うこと、悩むこともたくさんありました。
でも、思い返してみると、おかしくて笑っちゃうことばっかりで、乗り越えてきたからこそ、そういう風に思うんだなって、4人で過ごしてきた時間っていうのはかけがえのないもので、3人のことが大好きなんだと思ったし、だからこそみんなが決めた道を、私はこれからも応援していきたいと思いました。
今の私があるのは間違いなく「指先ノハク」のおかげです。
私には、人に誇れるような物は何もないけど、そんな私と10年間一緒にバンドを続けてくれた3人がいたこと、今まで「指先ノハク」を大切にしてくださったファンの方、バンド仲間、関係者の方がいたということが、何よりも宝物です。
ここに来るまでにあったことを、私は一生忘れません。
6月16日に下北沢SHELTERでのTAMAMONOツアーファイナル、ワンマンイベントが最後となります。
残り少ない時間を目一杯使ってフィナーレを迎える所存です。
突然の報告になりましたが、これから加奈も、私達3人も、新しい挑戦をしていきます。もしよろしければ、あたたかく見守っていただけると嬉しいです。
約10年、指先ノハクに関わった全ての皆様、本当にありがとうございました。
これからもよろしくお願いします。
木村順子(G, Cho)
2018年6月16日をもって指先ノハクは解散します。指先ノハクを応援して下さってる皆様へは、突然の悲しいお知らせをしてしまったこと、大変申し訳なく思います。
ワンマン前のセミファイナルが終わり残るライブはツアーファイナルだという時に、かなから脱退する旨を伝えられました。
指先ノハクは私の人生。と言っても過言ではないくらい大きな存在で、そのためにこの10年間全てを注いできましたし、私はその後も変わらず、指先ノハクに全てを注いでいくつもりでした。
だから、かなの決断を聞いた時、正直ボーカルが脱退するくらいで辞めてたまるかと思いました。
ゆっこ、ゆみこ、順子の3人で新しい指先ノハクをこれから作っていけるんじゃないか、やる音楽が変わっても指先ノハクを守り続けていけるんじゃないかとも思いました。
でも、指先ノハクはかな、ゆっこ、ゆみこ、順子、4人で指先ノハクです。
愛するメンバー誰かひとりでも欠けたら、それはやっぱり指先ノハクじゃないと思いました。
指先ノハクの始まりは、大学時代にかなと酔っ払って夜の公園でオリジナルのバンドやりたいねという、ノリの話から「RADITZ」そして「指先ノハク」が始まりました。そしてこの4人でまさか10年間も続くと思いませんでした。
その時からずっとかなの歌声が本当に大好きだった。終わりがくるなんて信じられないけれど、この10年間、本気でやってきたからこそ指先ノハクを休止ではなく解散し、ちゃんと終わりにしよう。卒業しよう。という決断に至りました。
TAMAMONOリリースツアーファイナル6月16日@下北沢SHELTERが4人で立つ最後のステージになります。
指先ノハクとしては最後の最後、そして4人それぞれの新しいスタートの瞬間をこの目で見に来てほしいです。
私は、何があってもバンドは辞めませんし、ギターも一生辞めません。
ゆっこ、ゆみこと一緒にバンド活動もやっていきますし、ギターも弾いていきます。
今、そう思えるのも全部指先ノハクがあったから。
指先ノハクがあったからこそ出来た経験や出会えた人達がいます。解散だからさよならじゃなくて心からありがとうと伝えたい。そしてこの決断を正解にしていきたい。
この10年間、指先ノハクを応援して下さって本当にありがとうございました。
そして良ければこれからも応援して頂ければ嬉しいです。
竹内裕美子(Dr, Cho)
10年間、この4人で音楽というものに触れ、指先ノハクを作って鳴らしてきました。
6月16日のライブが最後のライブになります。そして、その日をもって解散します。
話し合いの末、加奈は、バンドから離れる決断をしました。それは、周囲の環境、加奈自身の環境の変化、そして心境の変化があったから。
今年の11月で10周年を迎える予定でした。11年目は、フルアルバム作って、今回は海外ツアーもいいね!とか、先々のこと考えてた。夢しか、なかった。けれど、私たちは足下を見れていなかった。
加奈がいなくなることと、ボーカルが抜けることは同じ意味かもしれないけれど、加奈の代わりはいません。
わたしは、メンバーそれぞれの音楽性と個性があって、4人で作り上げる曲が大好きでした。一曲一曲愛してます。
過去のこと振り返ってみたら、苦しいことや悲しいこと、涙出る思い出もたくさんあったし
お酒飲みすぎて、メンバーが寝ちゃってわたしがお姫様抱っこしたこともあったり、思い出すだけで今笑えちゃうくらい、楽しい思い出もたくさんあったなー。
10年間同じ時間を過ごしてきて、今、一番3人のことが好きです。
わたしは20代のすべてを指先ノハクに懸けて、走ってきた。色んな経緯はあるけれど、指先ノハクはこの4人だから続けてこれた。だからこそ、ここで終わりと決めました。
ファンでいてくれたみんな、私たちと関わってくれたチームの皆さん、
家族、友達、色々な人に支えられて活動することができました。
解散をすることになり、裏切るような形になってしまい、本当に申し訳ないです。ごめんなさい。
謝罪で終わるのではなく、感謝を伝えたい。ありがとうって気持ちを最後のライブに懸けたい。最後まで全力でライブします。6月16日の下北沢SHELTER、私たちのぜんぶを見にきてほしい。
清水加奈はソロ活動を
木村順子、宮腰侑子、竹内裕美子は3人で活動していきます。
指先ノハクがいなくなっても、それぞれの活動の応援をして頂けたらと思います。
指先ノハクの曲はなくなりません。この先もずっと、愛してくれたらいいな。
これからもよろしくお願いいたします。
10年間、応援してくださった皆さん、本当に本当にありがとうございました。
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