2017年12月のワンマンライブ「
満員の観客が食事や酒に舌鼓を打ちながら、リラックスしたムードで開演を待つ中、メンバーが階段を降りて登場。今回はおなじみの矢野博康に加えて、渡辺シュンスケ(
田村玄一のペダルスチールと弓木英梨乃のバイオリンが効いている「きもだめし」に続けて、「春は引越しシーズンだから」と千ヶ崎学が提案したという、2008年発表のアルバム「7-seven-」に収録されている「この部屋に住む人へ」を演奏。この曲は同アルバムの発売記念ツアー以来初めてステージで披露したということで、ファンにはうれしいプレゼントとなった。メンバーの自己紹介をはさんで、Billboard Live公演では恒例となったカバー曲のコーナーに。彼らはこの時期にぴったりのバート・バカラック「エイプリル・フール」をカバーし、ミディアムテンポのアレンジで心地いい雰囲気を作り出した。
ステージ中盤には新曲「時間がない」を披露。この曲は昨年12月のワンマンライブでアンコールの最後に初披露されたが、歌詞がブラッシュアップされ、楠均のドラムと千ヶ崎のベースを中心とするバンドのグルーヴもタイトさを増していた。続けて、昨年堀込がアイドル育成ゲーム「アイドルマスター ステラステージ」のアルバム「THE IDOLM@STER MASTER PRIMAL POPPIN' YELLOW」に提供した「LEMONADE」を弓木のボーカルで演奏。RHYMESTERとのコラボ曲「The Great Journey」ではラップパートをメンバーが分担して披露した。
「Mr. BOOGIEMAN」ではメインボーカルを務める弓木が歌いながら客席を練り歩き、オーディエンスの盛り上がりも最高潮に。本編ラストナンバーは最新シングル「AIの逃避行」で、Charisma.comのいつかのラップパートを弓木が担当し、アウトロで渡辺がダイナミックなシンセサイザーソロを響かせた。アンコールはインスト曲「PDM」とミズノマリ(paris match)への提供曲「春の嵐」を披露。全編を通してバンド感を増したタイトな演奏で観客を楽しませた。
なおKIRINJIのオフィシャルサイトでは4月2日正午に何らかのニュースが発表されるとのこと。
「KIRINJI PREMIUM 2018 at Billboard Live TOKYO/OSAKA」2018年3月27日 Billboard Live TOKYO 2ndステージ セットリスト
01. 冬来たりなば
02. 進水式
03. 愛のCoda
04. きもだめし
05. この部屋に住む人へ
06. エイプリル・フール
07. 時間がない
08. LEMONADE
09. The Great Journey
10. Mr. BOOGIEMAN
11. AIの逃避行
<アンコール>
12. PDM
13. 春の嵐
リンク
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