SHADOWS、満員&柵なしFEVERで大暴れした「PMAM」

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SHADOWSの主催ライブイベント「PMAM vol.4(Pit Me Against Myself)」が2月12日に東京・新代田FEVERにて開催された。

SHADOWS(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)

SHADOWS(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)

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ソールドアウトした新代田FEVERにて行われた4度目の「PMAM」。当日はフロア最前列の柵が外され、ファンとアーティストが入り混じる激しい1日となった。

HER NAME IN BLOOD(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)

HER NAME IN BLOOD(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)[拡大]

トップバッターのHER NAME IN BLOODは重厚なメタルコアナンバーを叩き込む。「Free Me」ではウォールオブデスが発生し、続く「BAKEMONO」ではファンが頭を振り回したりマイクジャックしたりと、オーディエンスも身体いっぱいに暴れ回っていた。MCではIkepy(Vo)が「こんなクソみたいな最高のイベントに呼んでくれてありがとう」と語り、さらにラストナンバー「GASOLINES」ではIkepyの周りに集まったDaiki(G)、TJ(G)、Makoto(B)が音を止めて楽器を裏返すと後ろに「PMAM」とイベント名が書かれているという、愛情たっぷりのパフォーマンスも見せた。

milkcow(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)

milkcow(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)[拡大]

milkcowはスペシャルゲストとしてドラマーにEiji(Dr / Joy Opposites、ex. FACT)、ベーシストにTOKU(ex. FC FIVE、STORM OF VOID)を迎えた編成で登場。この日ならではのメンバーで鳴らすハードコアナンバーに乗せてツル(Vo)はフロアタムをフロアに投げ入れたり、楽屋から椅子や脚立を次々とフロアに持ち込んだり、火を吹いたりと大暴れする。バンドは終始、予想のつかないダイナミックなアクトでオーディエンスの度肝を抜いた。

Northern19(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)

Northern19(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)[拡大]

「今日速い曲しかやらないから」と宣言したNorthern19はその言葉通り、メロディアスなパンクチューンを連投。モッシュやクラウドサーフが続々と発生するフロアを見てメンバーは笑顔を見せ、笠原健太郎(Vo, G)は「これがライブだよな!」と声を弾ませた。後半さらに場内は一体感を増し、「MESSAGE」「STAY YOUTH FOREVER」では盛大なシンガロングが場内に響き渡る。笠原は喜びを爆裂させるように最後にギターを置いてフロアへダイブしてライブを終えた。

「PMAM vol.4(Pit Me Against Myself)」でのSHADOWSの様子。(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)

「PMAM vol.4(Pit Me Against Myself)」でのSHADOWSの様子。(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)[拡大]

「PMAM vol.4(Pit Me Against Myself)」でのSHADOWSの様子。(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)

「PMAM vol.4(Pit Me Against Myself)」でのSHADOWSの様子。(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)[拡大]

この日の主役・SHADOWSのライブでは1曲目からステージダイブするファンが続出。ステージはメンバーとオーディエンスであふれかえり、Hiro(Vo)はうれしそうに彼らにマイクを向けていた。最初のMCではHiroが、盛り上がるフロアを見て思わず「ははは!」と笑い出す。そして「ハンパねーなー!」とうれしそうに声を弾ませ、「最高に幸せだ。ここにいるお前ら、最高にカッコいいよ!」とファンをたたえた。Hiroがこの日のフロアに柵がないことを改めて説明し「柵がない楽しみをしましょう! ここもお前らのステージだから」とステージを指差して焚き付けた後、バンドはライブを再開。Kazuki(G, Vo)とTakahiro(G, Vo)のシャウトが炸裂した「Freedom Is Yours」、Kazukiのメランコリックなギターに乗せシンガロングが広がった「Progress」などを次々と届けていった。

笠原健太郎(Northern19)とMakoto(HER NAME IN BLOOD)を迎えて「Tourette's」をプレイするSHADOWS。(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)

笠原健太郎(Northern19)とMakoto(HER NAME IN BLOOD)を迎えて「Tourette's」をプレイするSHADOWS。(Photo by Takashi "TAKA" Konuma)[拡大]

中盤のMCではHiroが現在、新作の制作期間中であることを明かしてファンを喜ばせる。彼は新作について「俺らなりのカッコいい曲を俺らなりの出し方で出したいと思ってる」と話した。続けて「俺らはゆっくり1歩ずつ前に進んでいってる。さらに登っていくためにはカッコいいお前らの力が必要なんですよ。一緒に高みに登って行きましょう。そしてライブハウス、パンクロックを流行らせていってください」とファンへメッセージを送った。さらにヒートアップした後半、彼らはゲストとしてベーシストにNorthern19の笠原、ボーカルにHER NAME IN BLOODのMakotoを迎えてNirvana「Tourette's」をカバーする。メンバーも思わず「やりすぎだよ」と笑うほど、ステージもフロアも大盛り上がりに。最後に「BEK」でオーディエンスを踊らせ、バンドは本編を終えた。

「好きだね、あんたらも」とうれしそうにアンコールに登場したHiro。彼は「ライブハウスは楽しいっす」と笑顔を見せる。またこの日、Eijiと競演したことに触れ、「(FACTの)最後に書いた曲で『交錯できるその日まで』ということを書いたんだけど、こういうことかと思います」と感慨深く語った。そしてバンドは「Fail」「Forest」をプレイ。場内をすさまじい熱気で満たしてイベントの幕を下ろした。

※記事初出時、本文に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。

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「PMAM vol.4(Pit Me Against Myself)」
2018年2月12日 新代田FEVER セットリスト

HER NAME IN BLOOD

01. Calling
02. White Lies
03. Free Me
04. BAKEMONO
05. Last Day
06. GASOLINES

milkcow

01. Evan Perks(※The Chariotカバー)
02. 37564
03. Loud Cheers
04. Upchuck
05. Fuck Bunny / F.B
06. Backdoor Trots
07. Balls-Naked
08. Lesbians

Northern19

01. AKASHIC RECORD
02. CRAVE YOU
03. BELIEVER
04. GO
05. THE DEPARTURE~HEARTBREAKER
06. I'M SORRY
07. SUMMER
08. MESSAGE
09. STAY YOUTH FOREVER

SHADOWS

01. All I Want
02. Senses
03. Into The Line
04. Freedom Is Yours
05. Fail
06. Progress
07. Chain Reaction
08. Tourette's(※Nirvanaカバー)
09. Further Away
10. BEK
<アンコール>
11. Fail
12. Forest

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CHIHIRO_ssi @ChihiroOkiyama

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