4月から5月にかけて放送されるNHK「みんなのうた」に
関取が書き下ろした「親知らず」は、思春期の子供が抱える両親への複雑な思いをつづったナンバー。彼女自身も感じたことのある忘れがたい葛藤や罪悪感などを親知らずの痛みに重ねて歌っている。
さかいは離れて暮らす父へ感謝の気持ちを表現した楽曲「父さんの汽笛」を提供。さかいの父がカツオの一本釣り漁師であったという実話をもとに描いたハートフルな作品となっている。
また薬師丸は松井五郎が作詞、松本俊明が作曲を手がけた楽曲「窓」の歌唱を担当する。
関取花 コメント
大人になると、皆言います。「若かったからね」「反抗期だったからね」と。でも、あの頃はあの頃なりに、そんな一言じゃ片付けられない葛藤やプライド、罪悪感など、色んな物を抱えて、そして戦っていたように思います。本当は話を聞いて欲しいのに、強がりが邪魔をして甘えることもできず、ありがとうもごめんねも言えませんでした。私自身、両親に心無い言葉を何度も放ちました。今となっては笑い話かもしれません。でも、やはりいくつになっても、あの頃の独特の痛みは、なんとなく忘れないでいたいのです。
この曲では、なんとかしなきゃとわかっているのに、抱え込んでどんどん大きくなって行った、そんなあの頃の葛藤を、親知らずに例えました。
今まさに親知らずが生えている人、かつて親知らずが生えていた人、そしてこれから親知らずが生えるであろう子供達、誰が聴いても、それぞれの形でそれぞれにズキンと響く、そんな曲ができたと思います。
リンク
- NHK みんなのうた
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たんく @tankobe
NHK「みんなのうた」に関取花、さかいゆう、薬師丸ひろ子が参加(コメントあり) - 音楽ナタリー https://t.co/4yLnC7bLed