Negicco、15年の歴史と愛を感じる新春公演で2018年のライブ初め

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Negiccoの単独公演「2018 Negicco 1st LIVE SHOW」が、1月13日に神奈川・Yokohama Bay Hallで開催された。

「2018 Negicco 1st LIVE SHOW~15 songs Anniversary~」の様子。

「2018 Negicco 1st LIVE SHOW~15 songs Anniversary~」の様子。

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「2018 Negicco 1st LIVE SHOW~15 songs Anniversary~」の様子。

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Negiccoにとって2018年のライブ初めとなった今回の単独公演。ライブは昼夜2部構成で行われ、15:30分スタートの昼公演「2018 Negicco 1st LIVE SHOW~あの人が好きなネギ~」は“ラジオDJ”の吉田豪とコンバットRECが読み上げる著名人からのリクエストをNegiccoがステージで生披露する構成、19:00スタートの夜公演「2018 Negicco 1st LIVE SHOW~15 songs Anniversary~」はファン投票上位曲を順に歌うカウントダウン形式と、それぞれ趣向を凝らした内容となった。また本公演は今年7月のグループ結成15周年に向けさらなるファン層の拡大を目的とした「お友達(ペア)チケット」が販売され、Negiccoのライブ初体験の観客も多く足を運んだ。

鏡割りで景気よく2018年の活動をスタートさせたNegicco。

鏡割りで景気よく2018年の活動をスタートさせたNegicco。[拡大]

「2018 Negicco 1st LIVE SHOW~あの人が好きなネギ~」の様子。

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昼公演「2018 Negicco 1st LIVE SHOW~あの人が好きなネギ~」は新年のライブ初めということで、ライブの前に鏡開きが行われた。Negiccoの3人は私立恵比寿中学と合同で行った昨年の新春特別公演「私立恵比寿中学×Negicco~当日までには仲良くなろうね~」で着用した和風の衣装で登場し、地元新潟の銘酒・朝日山の酒樽を木槌で豪快に叩き、景気よくアニバーサリーイヤーの幕を開けた。その後サブステージに組まれたラジオブースへと場面は転換し、吉田豪とコンバットRECによるラジオ「Negicco RADIO LIVE ~あの人が好きなネギ~ in Yokohama Bay Hall」がスタート。ここからはラジオDJの2人がサブステージでリクエスト曲を紹介し、メインステージでNegiccoがパフォーマンスするという形でライブは進行する。ラジオのトークにはNegiccoのメンバーも1人ずつゲストとして登場し、リクエスト曲や選曲者にまつわるエピソードを話した。選曲者は西寺郷太(NONA REEVES)、奥田修二(学天即)、堂島孝平、堀込高樹(KIRINJI)、私立恵比寿中学、嶺脇育夫(タワーレコード代表取締役)、田島貴男(ORIGINAL LOVE)、中島愛の8組。エビ中は真山りか、安本彩花の2名がラジオのゲストとしてサブステージに上がり、その場でリクエスト曲を発表した。

ラジオ収録が行われたサブステージの様子。

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エビ中の真山と安本はラジオ番組オリジナルTシャツを着てサブステージへ。安本は「Negiccoさんはおしとやかで上品で、お姉さまって感じ」と印象を語り、コンバットRECの「Negiccoはいい匂いがする」という発言を受けて「ホントにいい香りがする、ハンドクリームを塗ってる素敵なお姉さま。指の先まできれい。エビ中は基本汗臭いかも」と付け加える。真山も「ホントにいい匂いがする。さっき一緒に写真を撮ったときも多めに息を吸ってしまいました」と安本の意見に同意しつつ、「でもNao☆さんはわりとこちら側……」とNegicco最年長ながら“永遠に中学生”エビ中と波長が近いNao☆の天真爛漫ぶりを指摘。観客も納得といった空気の中、吉田は「確かにあの人(Nao☆)はおしとやかな部分はないですね。“永遠に小学生”ですから」と補足を加えた。エビ中からのリクエストは、真山が「ミュージックビデオがアイドル史上一番かわいい」と絶賛する2014冬のシングル「光のシュプール」。真山は「落ちサビでNao☆さんがウインクするんですけど、『すり抜ける』の『り』と『抜』のすんごーい微妙な間でウインクするんです。狙ってない感が最高なんですよ!」と細かすぎる魅力分析で熱弁をふるい、会場のNegiccoファンを唸らせた。

息ぴったりな“永遠に小学生”Nao☆(左)と“永遠に中学生”真山りか(中央)、安本彩花(右)。

息ぴったりな“永遠に小学生”Nao☆(左)と“永遠に中学生”真山りか(中央)、安本彩花(右)。[拡大]

各選曲者によるリクエスト曲は新旧さまざまで、Negiccoの新潟公演に単身足を運ぶほどの大ファンである中島愛は、「何回でもリピートできるくらい好きすぎる曲です。この甘い切なさをぜひまたライブで!」と、2011年11月に発表されたT-Palette Records移籍第1弾シングル「恋のEXPRESS TRAIN」のカップリングナンバー「ニュートリノ・ラヴ」をチョイス。全8曲のリクエストに答えたNegiccoはさらにもう1曲、2月6日に発売されるニューシングル「カリプソ娘に花束を」を披露した。最後はゲストの真山と安本をメインステージに招いてのエンドトークへ。5人は2グループの親交を深めるきっかけとなった昨年の新春公演を振り返り、大のエビ中ファンであるMeguは「去年に続いて今年も初ライブはエビ中ちゃんと一緒だったので、絶対いい年になると思う!」と顔をほころばせた。

新曲「カリプソ娘に花束を」を披露するNegicco。

新曲「カリプソ娘に花束を」を披露するNegicco。[拡大]

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夜公演「2018 Negicco 1st LIVE SHOW~15 songs Anniversary~」は新曲「カリプソ娘に花束を」のパフォーマンスで幕を開け、その後は事前に集計された「ファンがライブで聴きたい曲」が15位から1位まで順に披露された。ステージには全15曲が書かれた掛け軸がずらりと設置され、メンバーはその場で順位を発表しながらライブを進めていく。15位にランクインしたのは、普段のライブではクライマックスに配置されることの多い代表曲「圧倒的なスタイル」。観客が一体となるおなじみのラインダンスがライブ冒頭で行われる意外な幕開けとなった。通常ライブのセットリストは全体の流れを考えて組まれるが、今回はランキング通りに並べられているため、ダンスが激しい楽曲が連発される場面では歌い慣れているはずの3人も悪戦苦闘。「For a long time」や「Falling Stars」といった初期の楽曲は最近のライブではアコースティックアレンジで歌われていたが、今回はひさびさにダンサブルなオリジナルトラックでのパフォーマンスとなり、3人は「昔の曲はダンスが激しいんですよ」大粒の汗をかきつつも「がむしゃらにやってた時代を思い出しますね。あの頃はこの激しさがちょうどよかったんだよね。15年もやってると……ね(笑)」「こういうライブは初めてなので私たちも楽しい。アドレナリンが出る!」と特別なステージを楽しんでいた。

Negicco

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ライブのサブタイトル「15 songs Anniversary」を「じゅうごソングスアニバーサリー」と呼んでしまい、Kaede(左)に15の読み方を確認するNao☆(中央)。

ライブのサブタイトル「15 songs Anniversary」を「じゅうごソングスアニバーサリー」と呼んでしまい、Kaede(左)に15の読み方を確認するNao☆(中央)。[拡大]

ライブ終盤、リクエスト3位に選ばれたのは、昨年7月に発売されたベストアルバム「Negicco 2011~2017 -BEST- 2」に収録された堀込高樹のペンによる「愛は光」。Negiccoは目を閉じ感情を込めてこのバラードを歌い上げ、優しいハーモニーをフロアに響かせた。リクエスト2位と1位は同時に発表され、2位に選ばれた「ねぇバーディア」、1位に輝いた「さよならMusic」の2連発でライブは最高潮のうちに幕を下ろした。Kaedeが夜公演を振り返り「疲れましたけど、こういう挑戦ができたことはすごくうれしいです。懐かしい曲を復習したり、3人で昔を思い出しながらの作業はすごく楽しかったし、今日できたということは今後もできるかなって」と話すと場内は大盛り上がり。Meguは「ひさしぶりに昔の曲をやるので緊張していたんですけど、本番前にスタッフのみんなが拍手で送り出してくれて。本当にいいスタッフさんに恵まれているなあと思いました」と影で支えるスタッフを讃え、リーダーNao☆は「1カ月限定ユニットだったはずのNegiccoが、今年の7月で15周年を迎えます。たくさんの方に支えられて、Negiccoは今こうしてステージに立っています。今日のライブでは昔の記憶もよみがえってきて、いい刺激になりました。15周年に向かって楽しんで盛り上げていきますので、応援よろしくお願いします」と感謝の思いを伝えた。

なお昼公演「2018 Negicco 1st LIVE SHOW~あの人が好きなネギ~」の模様の一部は、1月28日(日)25:00よりラジオ日本にて、実際に60分のラジオ番組「Negicco RADIO LIVE ~あの人が好きなネギ~ in Yokohama Bay Hall」としてオンエアされる。またNegiccoはこのあと2月17日より、ニューシングル「カリプソ娘に花束を」を携えての全国ツアー「SPRING 2018 TOUR~あなたの街に花束を~」を行う。

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2018 Negicco 1st LIVE SHOW~あの人が好きなネギ~
2018年1月13日 Yokohama Bay Hall セットリスト

01. 西寺郷太(NONA REEVES)リクエスト:ときめきのヘッドライナー
02. 奥田修二(学天即)リクエスト:愛、かましたいの
03. 堂島孝平リクエスト:Falling Stars
04. 堀込高樹(KIRINJI)リクエスト:アイドルばかり聴かないで
05. 真山りか&安本彩花(私立恵比寿中学)リクエスト:光のシュプール
06. 嶺脇育夫(タワーレコード代表取締役)リクエスト:Summer Breeze
07. 田島貴男(ORIGINAL LOVE)リクエスト:クリームソーダLove
08. 中島愛リクエスト:ニュートリノ・ラヴ
09. カリプソ娘に花束を

2018 Negicco 1st LIVE SHOW~15 songs Anniversary~
2018年1月13日 Yokohama Bay Hall セットリスト

01. カリプソ娘に花束を
02. 15位:圧倒的なスタイル
03. 14位:ともだちがいない!
04. 13位:ライフ・イズ・キャンディ・トラベル
05. 12位:江南宵唄
06. 11位:For a long time
07. 10位:フェスティバルで会いましょう
08. 9位:トリプル!WONDERLAND
09. 8位:パーティについて。
10. 7位:ニュートリノ・ラヴ
11. 6位:Falling Stars
12. 5位:Do-De-Da ~Trimondo Negimina~ / Orland
13. 4位:あなたとPop With You!
14. 3位:愛は光
15. 2位:ねぇバーディア
16. 1位:さよならMusic

ラジオ日本「Negicco RADIO LIVE ~あの人が好きなネギ~ in Yokohama Bay Hall」

2018年1月28日(日)25:00~26:00

Negicco「SPRING 2018 TOUR~あなたの街に花束を~」

2018年2月17日(土)岡山県 CRAZYMAMA KINGDOM
<出演者>
Negicco

2018年2月18日(日)福岡県 DRUM Be-1
<出演者>
Negicco

2018年2月25日(日)大阪府 梅田CLUB QUATTRO
<出演者>
Negicco / Negicco&CRCK/LCKS

2018年3月3日(土)福島県 郡山HIP SHOT JAPAN
<出演者>
Negicco

2018年3月4日(日)栃木県 HEAVEN'S ROCK Utsunomiya VJ-2
<出演者>
Negicco

2018年3月18日(日)東京都 LIQUIDROOM
<出演者>
Negicco / Negicco&CRCK/LCKS(※ドラムのみサポート)

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吉田光雄 @WORLDJAPAN

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