CNBLUE、10万人動員のアリーナツアー完走「幸せです！」

CNBLUEが昨日12月1日に神奈川・横浜アリーナにてアリーナツアー「CNBLUE 2017 ARENA TOUR ～Starting Over～」のファイナル公演を開催した。

「CNBLUE 2017 ARENA TOUR ～Starting Over～」はCNBLUEが10月に発表したアルバム「STAY GOLD」を携え、11月より行ってきた6都市9公演にわたるアリーナツアー。東京・日本武道館での2DAYS公演を含む本ツアーでは約10万人を動員した。

彼らが横浜アリーナでライブを行うのは2015年4月に行われたツアー「CNBLUE SPRING LIVE 2015 “WHITE”」以来、2年7カ月ぶり。また横浜アリーナは2011年にインディーズ最後のライブを行い、メジャーデビュー曲「In My Head」を初披露した思い出の場所だ。4人は2011年のライブと同様にファンの目の前の通路をゆっくり歩きながらステージに登場し、「STAY GOLD」収録の「This is」でライブをスタートさせる。ジョン・ヨンファ（G, Vo）は歌うのが楽しくて仕方がないといった様子で、4曲目の「Face to face」まで一気に歌い上げ「今日はツアーファイナルだし、センターステージだし、皆さんの顔も全部見えるし、雰囲気も熱いし、僕の喉も今までで一番調子がいい。横浜アリーナは僕と同じ89年生まれだし、楽しくて、テンションがヤバいです。ファイナルだけど、終わりたくない。僕たちのすべてを皆さんに捧げます！ 今日は意気込みが違う！」と笑顔を見せた。ヨンファの発言に続いてカン・ミンヒョク（Dr）は「俺もいつもと違う！ テンションが上がるとテンポが速くなってヤバいけど、この気持ちで最後まで行きたい」とコメント。イ・ジョンシン（B）も「今日が2017年のツアーファイナル。皆さんの記憶に残る日にしたい」と意気込みを語った。

この日のライブは「STAY GOLD」の楽曲を中心に、韓国で発表したナンバーやインディーズ時代の楽曲も盛り込み、新旧の曲を織り交ぜたセットリストで進行。ヨンファが「最近は“ロック・ダンス・ポップ”のスタイルの曲が多いけど、横浜アリーナのステージに立つと、ロックな気持ちが蘇ります。今回は昔のロックもたくさん歌います。次のアルバムはまた、ロックでいきたい！」と次作について言及する一幕もあった。「Get Away」からのパートではイ・ジョンヒョン（G, Vo）のギターソロが映える日本デビューの頃のストレートなロックナンバーや美しいロックバラードを展開。切なくドラマチックなバラード「Y,Why」では「12月になるとこの曲を聴きたくなります。皆さんの1年をCNBLUEの曲が彩ることができれば幸せです」とジョンシンが言い、ヨンファは「昔、この曲を歌っていたときは、大きな会場で歌いたかった。今、こうやって横浜アリーナで歌えて幸せ。この曲を歌うときは、ドキドキするんです。昔からずっと。きっと50歳になってもドキドキするんじゃないかな？ その気持ちを忘れずにこれからも歌いたいです」と素直な気持ちをファンに伝えた。

終盤に披露された「YOU'RE SO FINE」のラストでは、ヨンファが韓国語で「そんなにかわいかったっけ？」と楽曲タイトルをセリフで決め、大歓声を浴びる。ラストは「STAY GOLD」のリード曲でツアータイトルにもなった「Starting Over」で締めくくられ、本編は幕引きとなった。

アンコールは「Glory Days」で幕開け。大阪公演からファンがサビで手を左右に振り始めたというこの曲についてヨンファは「僕のアイデアじゃないんです。大阪で初めて見たときすごく感動して、歌い終わってから皆さんに何度もやってもらっちゃって（笑）」とはにかむ。そして彼が手に持っているアコースティックギターで伴奏を始めると、横浜アリーナ全体が手を振りながら「Glory Days」のサビを大合唱し、その光景を見たヨンファとジョンシンが「トリハダ！」と大喜び。ヨンファは「ありがとうございます。この瞬間を忘れません。死ぬまで覚えています」と感動を伝えた。

横浜アリーナ公演のアンコールではこれまでの8公演で演奏していた「Wake Up」の代わりに「I’m Sorry」と「Radio」を披露。「Radio」でファンから大合唱を受けたCNBLUEは「終わらない。ずっとやりたい！ スタッフさんスミマセン。やりたいことやりたい！ 僕の喉、本編より調子いい！」とメンバーたちの判断で「Wake Up」も急きょ届け、ファンを喜ばせた。ヨンファは「今回のツアー、本当に皆さんに熱い気持ちをもらいました。もらった熱い気持ちを返したいです。ひさしぶりの横浜アリーナ、ひさしぶりのセンターステージ、ひさしぶりの曲をずっとそばにいてくれる皆さんと歌って……ほかの単語を知らないけど、これだけ……幸せです！ ツアーの最後に感じたのは、僕たちと皆さんが仲がいいってこと。これからも僕たちは皆さんを信じて、皆さんは僕たちの曲とライブを信じて、ずっと一緒に行きましょう。今年、僕たちはレベルアップできた。来年は今年よりがんばります」と話す。ジョンヒョンは「今までは僕たちががんばっていいライブを作って、皆さんにいい思い出を作ってあげたいと思っていました。でも最近は逆に皆さんに力をもらってる。皆さんがいるからがんばれるんです」と伝えたあと、「それにしても最近、ヨンファさん、日本語が上手くなりましたよね」と饒舌なヨンファにツッコんだ。

ヨンファが「皆さんのために勉強しました。お酒もやめたし、体調管理もして。全部皆さんのため、ライブのため。皆さんも体調管理して、ずっと熱いライブを作りましょう！ 皆さんと僕たちの本を作りました。1日1ページの本だけど、今日が最後のページじゃない。ずっと一緒だから、最後のページはありません。ずっとそばにいてください。僕たちもいい曲、いいライブで皆さんのそばにいます。約束します。今日も1ページを作ってくれて、ありがとう。もっと大きくなりましょう。本当に幸せでした」と語ったあと、バンドはラストナンバー「BOOK」を熱演し、ツアーを締めくくった。

ヨンファは12月20、21日には神奈川・パシフィコ横浜でソロコンサート「JUNG YONG HWA JAPAN CONCERT 2017 Summer Calling @Xmas」を開催。12月16、17日には千葉・幕張メッセで所属事務所FNC Entertainmentのアーティストが一同に介するイベント「2017 FNC KINGDOM IN JAPAN -MIDNIGHT CIRCUS-」が行われる。このイベントではCNBLUEとしてのライブだけでなく、ほかのグループのアーティストとのスペシャルコラボなども予定されている。年明けの1月24日にはジョンヒョンが2ndソロアルバム「METROPOLIS」をリリース。2月には神奈川と大阪でソロコンサート「LEE JONG HYUN Solo Concert in Japan -METROPOLIS-」を行う。